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『八月の声を運ぶ男』イタリア賞最優秀賞!本木雅弘主演ドラマの評価・受賞歴・原案を解説

本木雅弘さん主演の戦後80年ドラマ『八月の声を運ぶ男』が、第78回イタリア賞のテレビ・ドラマ部門で部門最優秀賞を受賞しました。授賞式は2026年10月2日(現地時間)、イタリア・ラクイラで行われています。

NHKの公式発表によると、本作は世界52の国と地域、83の放送機関から集まった226作品が競った2026年のイタリア賞で最高評価を獲得しました。この記事では、受賞理由、本木雅弘さんのコメント、作品の内容、原案となった伊藤明彦さんの活動、これまでの受賞歴まで整理します。

『八月の声を運ぶ男』が第78回イタリア賞を受賞

『八月の声を運ぶ男』は、イタリアの公共放送RAIが主催する国際コンクール「イタリア賞」で、テレビ・ドラマ部門の部門最優秀賞に選ばれました。RAIの公式動画ページでも、NHKの作品「The Man Who Carried the Voices of August」が2026年のTV Drama部門を受賞したことが確認できます。

イタリア賞は1948年に創設された歴史ある国際コンクールです。NHKの発表では、第78回となる2026年はテレビ、ラジオ&ポッドキャスト、デジタルなどの部門に計226作品が出品されました。

受賞作品戦後80年ドラマ『八月の声を運ぶ男』
受賞第78回イタリア賞 テレビ・ドラマ部門 最優秀賞
授賞式2026年10月2日(現地時間)
開催地イタリア・ラクイラ
初回放送2025年8月13日 午後10時~ NHK総合
放送時間89分
制作NHK/WOWOW

イタリア賞の審査員は何を評価した?

審査講評では、本作が人間に共通する普遍的な本質を描き、沈黙に耳を傾けながら過去を忘れないよう促す作品である点が評価されています。ジャーナリストの歩みと被爆者の証言を通して、原子爆弾が人間に与えた影響を見つめたことも高く評価されました。

さらに、核の脅威が現在も世界に存在するなかで、その結果について視聴者にあらためて考えさせる力を持つ作品だと位置付けられています。日本の戦争体験を扱いながら、国や文化を超えて共有できるテーマとして届いたことが今回の受賞につながったと考えられます。

本木雅弘のコメントは?「国境を越えて通じ合う」

主演の本木雅弘さんは受賞について、イタリアから届いた知らせを喜び、ドラマが国境を越えて人の心に語りかけ、通じ合えたことに「救い」と「温もり」を感じるという趣旨のコメントを寄せています。

作品が国内だけで評価されるのではなく、被爆者の証言や記憶を扱った物語として海外でも受け止められたことへの感慨が伝わるコメントです。演出の柴田岳志さんも、被爆者をめぐる物語が世界に届いたことへの感謝と、戦争が続く時代だからこそ多くの人に届いてほしいという思いを公式発表で語っています。

『八月の声を運ぶ男』はどんなドラマ?

『八月の声を運ぶ男』は、1970年代の日本を舞台に、被爆者の「声」を記録し続けたジャーナリストの歩みを描くヒューマンドラマです。主人公の辻原保を本木雅弘さんが演じています。

長崎の放送局を退職した辻原は、重い録音機材を抱えて全国を巡り、被爆者の証言を録音していきます。周囲から活動への理解を得られず孤独を抱えながらも、一人の被爆者・九野和平との出会いをきっかけに、「声」を未来へ残す意味と向き合っていきます。

九野和平役は阿部サダヲさん。ほかに石橋静河さん、伊東蒼さん、国広富之さん、尾野真千子さん、田中哲司さんが出演しています。脚本は池端俊策さん、音楽は清水靖晃さん、演出は柴田岳志さんです。

原案の伊藤明彦とは?被爆者の肉声を記録したジャーナリスト

物語の原案となったのは、ジャーナリスト・伊藤明彦さんの著書『未来からの遺言―ある被爆者体験の伝記』です。伊藤さんは長崎に暮らしながら日本各地を訪ね、被爆者の体験を録音によって残す活動を続けました。

NHKとWOWOWの公式説明では、作品は伊藤さんの実話を基に構成されています。ドラマでは主人公名を「辻原保」とし、証言を残す行為そのものだけでなく、その声をどう受け止め、後世へ手渡すのかという葛藤も描いています。

ユーザー提供のニュース記事では伊藤さんが2000人以上の被爆者を訪ねたとされています。一方、NHK・WOWOWの2026年公式資料では「千人を超える被爆者の声」と表現されているため、本記事では公式発表に合わせて「千人を超える」としています。

『八月の声を運ぶ男』の受賞歴がすごい

『八月の声を運ぶ男』は、今回のイタリア賞だけでなく、国内外で複数の賞を受賞しています。NHKの2026年10月5日発表で確認できる主な受賞歴は次の通りです。

  • 第63回ギャラクシー賞 テレビ部門大賞
  • 第34回橋田賞
  • 第52回放送文化基金賞 ドラマ部門奨励賞
  • 2026年ベネチアテレビ賞 テレビ映画部門最優秀賞
  • 第78回イタリア賞 テレビ・ドラマ部門最優秀賞

また、演出を担当した柴田岳志さんは第76回芸術選奨・放送部門文部科学大臣賞を受賞しています。国内で高く評価された作品が、ベネチアテレビ賞、そしてイタリア賞と海外でも評価を広げた形です。

2026年には劇場版も公開

WOWOWは放送版に未使用映像を加え、登場人物の内面をより深く描く形で再編集した劇場版『八月の声を運ぶ男』を2026年8月21日から公開しました。映画版は5.1chサラウンド仕様となり、テレビドラマから映画へと展開しています。

WOWOWの公式サイトでは、劇場版についても伊藤明彦さんの実話に基づく作品であること、本木雅弘さんをはじめとする主要キャスト、受賞歴などが紹介されています。テレビ放送から約1年後に映画館へ広がり、その直後にイタリア賞を受賞したことで、作品への注目はさらに高まりそうです。

『八月の声を運ぶ男』はどこで見られる?

NHKとWOWOWの公式発表では、ドラマ版はNHKオンデマンドで配信中と案内されています。初回放送は2025年8月13日午後10時からNHK総合で、全1回・89分の作品です。

一方、2026年8月21日からは劇場版が全国のTOHOシネマズなどで公開されました。視聴方法や上映状況は時期や地域によって変わるため、利用前にNHKオンデマンドや映画公式サイトの最新案内を確認するのが確実です。

FAQ

『八月の声を運ぶ男』は何の賞を受賞した?

2026年の第78回イタリア賞で、テレビ・ドラマ部門の部門最優秀賞を受賞しました。RAIの公式ページでもNHK作品として受賞が確認されています。

本木雅弘は誰を演じている?

本木雅弘さんは、実在のジャーナリスト伊藤明彦さんをモデルとする主人公・辻原保を演じています。全国を巡り、被爆者の声を録音して未来へ残そうとする人物です。

ドラマはいつ放送された?

初回放送は2025年8月13日午後10時からNHK総合で、89分の全1回ドラマとして放送されました。

原案は何?

伊藤明彦さんの著書『未来からの遺言―ある被爆者体験の伝記』が原案です。伊藤さんが被爆者の声を記録した実話を基にドラマ化されています。

まとめ

本木雅弘さん主演の『八月の声を運ぶ男』は、第78回イタリア賞のテレビ・ドラマ部門で最優秀賞を受賞しました。被爆者の証言を未来へ残そうとしたジャーナリストの物語が、国境を越えて普遍的なテーマとして評価された受賞です。

作品は2025年8月13日にNHK総合で放送され、ギャラクシー賞テレビ部門大賞や橋田賞、放送文化基金賞、ベネチアテレビ賞なども受賞。2026年には劇場版も公開されました。本木雅弘さんが語ったように、作品を通して人と人が国境を越えて「通じ合う」ことの意味が、あらためて注目されています。

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