相棒23第7話「復讐者は笑わない」ネタバレ|押見を刺した犯人と恒川の10年間を時系列解説|10/14 14:42
10月14日(水)14時42分からメ〜テレで再放送される「相棒23」第7話は、「復讐者は笑わない」です。元捜査一課の三浦信輔が久々に登場し、29年前の殺人事件と、現在起きた刺殺事件をつなぐ一本になっています。
結論から言うと、押見博樹を刺した直接の人物は、29年前の被害者・里穂の父でも、婚約者だった恒川圭一郎でもありません。事件の核心は、恒川が押見を10年間監禁していた事実と、押見をめぐる別の人物の思い込みが衝突したことにあります。
ここから先は犯人・結末を含むネタバレがあります。放送を見てから真相を整理したい方にも分かるように、時系列でまとめます。
相棒23第7話の放送日時・出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月14日(水)14:42〜 |
| 放送局 | メ〜テレ |
| 話数 | season23 第7話 |
| サブタイトル | 復讐者は笑わない |
| 主な出演 | 水谷豊、寺脇康文、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子ほか |
| ゲスト | 大谷亮介、神尾佑ほか |
テレビ朝日公式では、八王子の公園で刺殺された男が、29年前に元交際相手を殺害した容疑で指名手配されていた押見だと判明するところから物語が始まります。三浦は当時の遺族対応を担当しており、里穂の婚約者だった恒川が復讐したのではないかと心配し、特命係に相談します。
杉下右京を演じる水谷豊さんについては、水谷豊さんのプロフィール記事でも経歴や「相棒」での歩みを紹介しています。
第7話のあらすじを時系列で整理
29年前、里穂が殺され押見が逃亡
29年前、女子大生の板倉里穂は元交際相手の押見博樹に殺害され、押見は指名手配されます。里穂の父・正継は犯人への怒りを抱き続け、当時里穂と交際していた恒川圭一郎も押見を探し続けていました。
三浦は当時の担当刑事として遺族たちに寄り添っていました。そのため、押見が殺された現在の事件を知ったとき、恒川か正継が長年の恨みを晴らした可能性を疑います。
現在、押見が八王子の公園で刺される
現在になって押見は八王子の公園で刺され、やがて死亡します。ところが、押見は救急車を呼ぼうとした通行人を拒むような態度を見せていました。
右京たちが調べると、押見は事件後に国外へ出ていた期間がありました。そのため、当時「時効になった」と考えられていた殺人事件は、国外逃亡中の期間を考慮すると単純には終わっていなかったことが浮かびます。この点は、押見が警察との接触を極端に避けた理由を考えるうえで重要です。
恒川の「10年前から」が不自然な手がかりに
三浦が気にしていた恒川は、押見を探すためにサッカーの試合へ通っていました。しかし、恒川は約10年前から突然スタジアムへ行かなくなり、同じころ八王子へ移っています。
さらに恒川の家には、防音対策を施した不自然な小屋がありました。右京は、恒川が押見を探さなくなった時期と転居時期が重なることに注目します。
この「10年前」が、第7話最大の伏線です。
真相|恒川は押見を10年間監禁していた
恒川は10年前、押見が熱狂的に応援していたサッカークラブの重要な試合で、ついに押見を発見していました。尾行の末にもみ合いとなり、恒川は押見を気絶させます。
しかし、恒川はその場で押見を殺すことができませんでした。しかも自分では事件はすでに時効を迎えたと思い込んでいたため、警察へ突き出しても里穂殺害の罪では裁けないと考えます。
そこで恒川が選んだのが、押見を自宅の小屋に閉じ込め続けるという行為でした。防音された小屋と鉄格子の存在が、その10年間を裏付けます。
恒川は押見に職場から持ち帰った弁当を与え、直接会話することも避けながら生活を続けます。押見の10年を奪うことで私的に罰を与えようとした一方、恒川自身もまた、その10年間を押見に縛られて生きることになりました。
押見を刺した犯人は誰?
押見を直接刺したのは、友繁沙也加の元夫・庄島優です。
沙也加は恒川と親しくなっていましたが、DVが原因で別れた元夫の庄島が再び彼女の前に現れて復縁を迫っていました。沙也加はとっさに「新しい恋人がいる」と話しており、その言葉が庄島の嫉妬を強めます。
一方、監禁から解放された押見は、毎日食べていた弁当や、恒川の家で耳にした鈴の音を手がかりに恒川へたどり着こうとします。その過程で沙也加の勤務先に現れ、店の外で様子をうかがっていました。
庄島はその押見を見て、沙也加の「新しい男」だと勘違いします。公園で両者がぶつかり、押見が包丁を出したことで激しいもみ合いとなり、最終的にその包丁が押見の腹に刺さりました。
つまり、長年の復讐劇の果てに見える押見の死は、里穂の遺族による計画的な復讐殺人ではなく、別の男女関係をめぐる誤解と衝突が引き金でした。
伏線と証拠を整理
「10年前にスタジアム通いをやめた」
恒川が押見を探し続けていたのに、10年前を境に突然やめたことが最も大きな違和感です。その時期に押見の生活記録が途切れ、恒川も八王子へ移っていました。
この二つの空白が重なったことで、右京は「恒川が押見の居場所を知っていたのではないか」と考えます。
防音された小屋
周囲の状況から防音が必須とは思えない小屋に、なぜ大がかりな対策が必要だったのか。実際には押見の声や物音を外へ漏らさないためでした。
単なる怪しい設備ではなく、10年間の監禁を具体的に示す物証として機能します。
スーパーの弁当と鈴の音
押見は監禁中、同じスーパーの弁当を食べ続けていました。さらに沙也加が恒川宅を訪れた際、バッグについた鈴の音を押見が聞いていました。
解放後の押見は、その二つの記憶を頼りに恒川の生活圏へ近づきます。何げない生活音と弁当が、監禁場所から現在の人物関係へつながる手がかりになっています。
公園の土と凶器
押見の指や爪に公園の土が残っていたことも重要です。押見は刺された後、凶器を隠そうとしたと考えられます。
見つかった包丁から押見の血と庄島につながる痕跡が出たことで、「恒川が復讐で刺した」という最初の見立てから事件は大きく外れていきます。
三浦元刑事の再登場が意味するもの
第7話は事件だけでなく、三浦信輔の再登場も大きな見どころです。テレビ朝日の公式ニュースでも、三浦は約9年ぶりの登場として紹介されました。
三浦は自分が過去に恒川へかけた言葉が、復讐を後押ししたのではないかと責任を感じています。しかし真相が明らかになると、恒川の苦しみは「復讐を果たした人物」のものではなく、復讐心から抜け出せず、罪まで重ねてしまった人物の苦しみだったと分かります。
恒川は押見を殺せなかった一方で、10年間監禁した責任から逃げることはできません。右京が恒川に罪を償うよう促し、その先に再び笑うことを否定しない結末が、タイトル「復讐者は笑わない」の意味を反転させています。
同じseason23の事件を続けて読みたい場合は、第5話「幽霊ホテル」のネタバレ解説もあわせてどうぞ。
第8話への引きはある?
第7話の押見事件そのものは、この回の中で真相まで明らかになります。第8話へ直接続く連続事件ではありません。
そのため、次回への引きよりも、三浦の再登場と、恒川が長年抱えてきた罪悪感に決着をつける一話完結型の余韻が強い回です。season23の次回は別の事件「瞳の中のあなた」へ進みます。
参考にした情報
よくある質問
相棒23第7話で押見を刺した犯人は誰ですか?
押見を直接刺したのは友繁沙也加の元夫・庄島優です。沙也加の新しい交際相手だと押見を誤解し、公園で衝突した末に刺傷へつながりました。
恒川は押見に何をしていたのですか?
恒川は約10年前に押見を見つけ、八王子の自宅敷地内にある防音した小屋へ監禁していました。押見はそこで約10年間を過ごしていました。
第7話の「10年間の空白」とは何ですか?
押見の生活記録が途切れ、恒川がサッカー場通いをやめて八王子へ移った時期がほぼ重なります。この空白が監禁の真相へつながる重要な伏線です。
まとめ
「相棒23」第7話「復讐者は笑わない」は、29年前の殺人事件への復讐がそのまま現在の刺殺事件を生んだように見せながら、実際には恒川による10年間の監禁と、庄島の思い込みによる衝突が重なった事件でした。
押見を刺したのは庄島で、恒川は押見殺害の犯人ではありません。しかし恒川にも監禁という重大な罪が残ります。三浦の再登場を通じて、復讐に縛られた人間が失った時間と、その先で再び笑うことの意味まで描く回になっています。

