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相棒season20第16話「ある晴れた日の殺人」ネタバレ|犯人がいない真相とTのハンカチ・謎の男の正体|10/19 14:42

2026年10月19日(月)14時42分からABCテレビ1で再放送される「相棒 season20」第16話は、「ある晴れた日の殺人」です。

この回は、ビル屋上で刺殺されたように見える会社員をめぐり、出世争い、左遷、不倫、内部告発と、誰にでも動機がありそうな材料が重なっていきます。しかし、杉下右京がたどり着く答えは、通常の「犯人当て」とは大きく異なります。

ここからは結末まで触れます。謎の男の正体、Tのハンカチ、ハサミに残っていたはずの指紋、そして「誰が中松を殺したのか」を、放送の流れに沿って整理します。

相棒season20第16話の放送日時と主な出演者

項目内容
放送日時2026年10月19日(月)14:42〜
放送局ABCテレビ1
サブタイトル第16話「ある晴れた日の殺人」
杉下右京水谷豊
冠城亘反町隆史
中松誠高橋和也
脚本徳永富彦
監督橋本一

テレビ朝日公式では、オフィスビルの屋上で広告会社社員・中松誠の刺殺遺体が見つかり、凶器のハサミと「T」の文字が入ったハンカチが残されていたことが示されています。ABCの公式番組表でも、今回の再放送は「特命係VS完全犯罪の男」「絶対に捕まらない“謎の男”」という見せ方になっています。

season20は杉下右京と冠城亘が組む最後のシーズンです。シリーズ内の別事件と見比べたい方は、相棒season20第12話「お宝探し」のネタバレ解説もあわせて読むと、同じシーズンでも事件の組み立て方がかなり違うことが分かります。

第16話「ある晴れた日の殺人」のあらすじを時系列で整理

1. 屋上で中松誠の「刺殺体」が見つかる

事件はオフィスビルの屋上から始まります。広告会社「ネオスペック」に勤める中松誠が、腹部をハサミで複数回刺された状態で死亡していました。

現場にあったハサミからは指紋が拭き取られ、その近くには「T」のイニシャル入りハンカチが残されています。いかにも「犯人が証拠を消したあと」のように見える状況です。

さらに捜査の様子を遠くから見つめる謎の男が現れます。男はまるで自分が中松を殺したかのような意識をのぞかせ、視聴者には最初から「この人物が犯人なのでは」と思わせる配置になっています。

2. 出世争いに勝った田川へ疑いが向く

中松はかつて仕事のできるクリエイターでしたが、同期の田川浩が部長になってから、事実上の追い出し部屋のような部署へ回されていました。

しかも中松は、会社の取引をめぐる不正に気づいていました。空撮映像をめぐって、発注側には高額な撮影費を求めながら、実際には安価な既存映像を使うという水増し請求の疑いです。

中松がこの件を告発しようとしていたなら、田川には強い動機が生まれます。捜査一課が田川を疑うのは自然な流れでした。

ところが右京は、中松が持っていた企画書の状態に注目します。告発を決意していた人物の行動としては不自然な点があり、中松自身が途中で告発を取りやめた可能性が浮かびます。ここで「田川が口封じのために殺した」という分かりやすい筋書きが崩れます。

3. 山村にも「殺したい」と思う理由があった

次に疑われるのが、中松と同じ部署の山村拓也です。山村は中松の影響で不遇な部署に置かれており、同僚に不満を漏らしていました。

しかも凶器として残されたハサミは、山村が新聞記事のスクラップ作業に使っていたものです。事件当日の行動にも一見すると不審な点があり、田川に続いて山村も有力な容疑者に見えてきます。

ただし右京は、山村が毎日続けている新聞スクラップの痕跡から、山村の「早退」が虚偽ではないと考えます。凶器の持ち主であることと、殺人を実行したことは同じではないという切り分けです。

4. 妻・陽子と不倫相手にも疑惑が広がる

中松の妻・陽子には不倫相手がいました。中松は妻の不倫を疑い、夫婦関係も壊れかけていました。

さらに陽子の旧姓が「高木」であることから、現場のハンカチに入っていた「T」と結びつきます。陽子と交際相手が「中松がいなくなれば」という趣旨の話をしていたことも重なり、今度は妻側に疑いが向きます。

田川、山村、陽子と不倫相手。中松の周囲には、彼を邪魔に感じたり、消えてほしいと思ったりする人物が複数いました。だからこそ「誰が刺したのか」という一点に意識が集中します。

犯人は誰?結論は「殺人ではなく中松の自死」

この事件に、中松を刺して殺した犯人はいません。

右京が導いた真相は、中松自身がハサミで自らを刺し、命を絶ったというものです。遺体の状態だけを見れば殺人事件に見えますが、実際には第三者による刺殺ではありませんでした。

では、なぜハサミの指紋は拭かれ、Tのハンカチが落ちていたのでしょうか。ここが、この回の最大の伏線回収です。

Tのハンカチは犯人の遺留品ではなかった

「T」は妻・陽子の旧姓「高木」を連想させますが、ハンカチ自体は結婚前に陽子から中松へ贈られたものでした。つまり、ハンカチは中松自身の持ち物だったのです。

中松は自分を刺したハサミが山村の仕事道具であることを知っていました。そこに山村の指紋が残っていれば、山村が殺人犯として疑われるかもしれません。そのため、中松は死ぬ前にハンカチでハサミを拭ったと考えられます。

皮肉なのは、その行動がかえって「犯人が証拠隠滅をした殺人事件」に見せてしまったことです。右京は遺留品を単なる犯人の痕跡ではなく、中松が最後に他人へ向けた配慮の痕跡として読み直します。

謎の男の正体は誰?高橋和也が演じる中松自身

番組冒頭から特命係の捜査を追い続ける“謎の男”は、別人の殺人犯ではありません。高橋和也が演じる中松誠そのものです。

物語は、中松が死後に自分の事件を見届けているような演出で進みます。そのため、謎の男が「自分が殺した」と考えている場面も、実際には「自分が自分を殺した」という意味へ反転します。

この仕掛けによって、視聴者が探していた「絶対に捕まらない犯人」は、警察が逮捕できない幽霊のような存在ではなく、すでに亡くなった被害者本人だったと分かります。

伏線と証拠はどこにあった?右京が見抜いたポイント

ハサミは山村のものでも、山村が使ったとは限らない

凶器の所有者と実行者を同一視すると、山村が最も怪しく見えます。しかし、右京は新聞スクラップという山村の日常行動を確認し、事件当日の動きを丁寧に分けて考えます。

この「持ち主=犯人ではない」という基本が、終盤の真相へつながります。

Tの文字は「容疑者を示す記号」ではなく贈り物の履歴

Tという一文字は、田川、あるいは旧姓・高木など、複数の人物を疑わせるための強いミスリードです。

しかしハンカチの来歴をたどると、それは中松の手元にあって不自然ではない品でした。イニシャルだけで人物を断定せず、「誰がいつから所有していたのか」を見るのが右京らしい推理です。

中松は本当に周囲の全員から憎まれていたのか

田川には不正告発への恐れ、山村には左遷への不満、陽子には壊れた夫婦関係がありました。それぞれに「中松がいなければ」と思う理由があるように見えます。

しかし、捜査を進めるほど、誰か一人が強い殺意を持って実行した証拠は消えていきます。むしろ浮かぶのは、中松が周囲との関係を自分なりに気にかけ、最後まで他人を完全には切り捨てていなかった姿です。

「ある晴れた日の殺人」という題名の意味

題名だけを見ると、晴れた日に起きた殺人事件を指すように思えます。ところが結末を知ると、中松が自分自身を「殺した」日という意味が重なります。

穏やかな晴天と、中松の内面の絶望が対照的なのも印象的です。天気が良く、気分が晴れたことが逆に死を実行する力につながってしまったという構図は、この回の後味を重くしています。

右京は真相を暴いて事件を解決するだけでは終わりません。中松が本当は周囲の人々と幸せに生きたかったのではないかと受け止め、もっと早く出会えていれば違う結末があったかもしれないという余韻を残します。

この回が「犯人を捕まえて終わる話」になっていないのは、そのためです。

ウェブの声で多いのは「途中で気づいてもラストが重い」という反応

放送内容を振り返る記事や感想では、謎の男が周囲の人物と直接かかわらないことから、比較的早い段階で「中松本人なのでは」と気づいたという声があります。

一方で、仕掛けが分かっても、最後に明かされる中松の孤独や右京との対話が強く残ったという反応も見られます。トリックの難しさより、「殺人に見えた自死」をどう受け止めるかが評価の分かれ目になった回といえます。

再放送のあとに続く相棒season20と最新season25

ABCの番組表では、「ある晴れた日の殺人」に続いてseason20の後半エピソードが編成されています。第17話以降は、米沢守の再登場や冠城亘の卒業へ向かう流れにつながっていきます。

またテレビ朝日では、2026年10月21日(水)21時から「相棒 season25」がスタートします。season20で右京の相棒だった冠城亘の時代と、現在の亀山薫とのコンビを見比べると、右京の捜査の進め方が変わらなくても、相棒との会話や事件への入り方に違いが見えてきます。

参考にした情報

よくある質問

相棒season20第16話「ある晴れた日の殺人」の犯人は誰ですか?

中松誠を殺した第三者の犯人はいません。真相は、中松自身がハサミで自らを刺して亡くなったというものでした。

謎の男の正体は誰ですか?

高橋和也が演じる中松誠です。捜査を見つめていた謎の男は別人の犯人ではなく、亡くなった中松本人を示す演出でした。

Tのハンカチは誰のものですか?

妻・陽子が旧姓「高木」だったころ、結婚前に中松へ贈ったハンカチで、中松自身の持ち物です。中松は山村のハサミに残った指紋を拭うために使ったと考えられます。

10月19日のABC再放送は何時からですか?

2026年10月19日(月)14時42分からABCテレビ1で放送予定です。

まとめ

「相棒 season20」第16話「ある晴れた日の殺人」は、殺人事件のように見えた現場から、実は中松誠の自死だったという真相へ反転するエピソードです。

田川の不正、山村の不満、妻・陽子の不倫という複数の動機候補が並びますが、どれも決定的な殺人にはつながりません。Tのハンカチとハサミの指紋も、犯人を示す証拠ではなく、中松が他人を巻き込みたくないと考えた末の行動でした。

そして謎の男の正体が中松本人だと分かることで、「俺が殺した」という言葉の意味も変わります。犯人当ての意外性だけでなく、右京が中松の孤独に向き合うラストまで含めて、season20の中でも異色の一話です。

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