日本のチカラ「僕のヒロシマ」HBC10月18日|川中だいじが被爆者取材で向き合う“聞くこと”|10/18 5:45
2026年10月18日(日)5時45分からHBC北海道放送で「日本のチカラ 僕のヒロシマ〜15歳の取材記〜」が放送されます。主人公は、大阪に暮らす高校1年生の川中だいじさんです。
川中さんは「日本中学生新聞」の記者として政治家や社会問題を取材してきましたが、この回で中心になるのは肩書きやフォロワー数ではありません。小学生の修学旅行で聞いた被爆者の証言、初めて被爆者を取材したときの戸惑い、そして高校1年生になった2026年8月6日に再び広島へ向かった理由が描かれます。
日本のチカラ「僕のヒロシマ」HBCの放送日時
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組 | 日本のチカラ #487「僕のヒロシマ〜15歳の取材記〜」 |
| 放送局 | HBC北海道放送 |
| 放送日時 | 2026年10月18日(日)5:45〜6:15 |
| 制作 | 中国放送 |
| 主人公 | 川中だいじ |
| ナレーション | 橋本莉奈(中国放送アナウンサー) |
民間放送教育協会の公式ページには、北海道放送で10月18日5時45分〜6時15分に放送されることが明記されています。「日本のチカラ」は全国の民放局で放送日が異なるため、テレビ朝日で10月3日に放送された#487を、北海道では10月18日朝に見る形です。
HBCでは前週の10月11日にも「日本のチカラ」が同じ5時45分から放送されていました。10月11日の「父と子の綱取り」HBC放送記事と同じ時間帯なので、毎週見ている方は続けて視聴しやすい編成です。
川中だいじさんはどんな高校生記者?
川中だいじさんは2010年大阪市生まれで、2023年に「日本中学生新聞」を創刊した記者です。柏書房の公式プロフィールによると、小学3年生のころから政治に関心を持ち、選挙、大阪・関西万博、IRカジノ、森友学園問題などを取材してきました。
2026年3月には初の著書『こちら日本中学生新聞』も刊行されています。国立国会図書館サーチにも同書の書誌情報が掲載され、著者紹介では「日本中学生新聞」記者として現場に立ってきた経歴が確認できます。
番組公式ページでは、Xのフォロワーが4万人を超え、総理大臣経験者などにも臆せず取材する姿が紹介されています。政治家に質問する高校生というだけでも目を引きますが、「僕のヒロシマ」はその活動のもっと手前にある、なぜ人の話を聞き、伝えようとするのかに迫る内容です。
川中さんの活動や「日本中学生新聞」の概要を中心に知りたい場合は、10月3日放送向けの「川中だいじは誰?」記事で詳しくまとめています。
「僕のヒロシマ」の原点は小学校の修学旅行
民教協公式ページによると、川中さんと広島の最初の大きな接点は、小学校の修学旅行で被爆者の証言を聞いたことでした。
政治や社会問題を扱う記者活動とは別に、広島で聞いた戦争と原爆の記憶が川中さんの中に残り続けます。そして2025年8月6日、初めて自分で被爆者を取材する機会を持ちました。
しかし、その取材は自信を得る経験ではなく、むしろ「どうやって話を聞けばいいのか」と戸惑う時間になりました。公式ページには、川中さんが自分はまだ話を聞ける段階ではないと感じたことが紹介されています。
この挫折に近い感覚が、今回の番組を理解するうえで重要です。大物政治家に質問できる度胸があっても、被爆体験という重い記憶を前にすると同じようにはいきません。「質問する力」だけでなく、相手の記憶を受け止める「聞く力」が問われるからです。
2026年8月6日、なぜ再び広島へ向かった?
高校1年生になった2026年8月6日、川中さんは再び広島へ向かいます。民教協公式は、前年の戸惑いを経て、今度は覚悟を持って広島を訪れたと紹介しています。
夜も明けない時間から被爆者を取材し、その後、川中さんが記者へ歩み始めるきっかけになった被爆者の近藤康子さんを訪ねます。近藤さんと一緒に原爆被害の記憶をたどることが、この回の大きな軸です。
日本海テレビの公式番組表では、出演者として川中さんのほか、被爆者の盆子原国彦さん、岩井史博さん、近藤康子さん、ジャーナリストの金平茂紀さん、川中さんの友人らが掲載されています。番組は一人の若い記者だけを映すのではなく、複数の証言や対話を通じて「伝える側」と「託す側」の関係を描く構成になっています。
近藤さんは、自分たちが経験した被爆の実相を知り、広めてほしいという願いを川中さんへ託します。15歳の川中さんにとって、それは取材対象から情報を得るというだけでなく、次の世代へ渡される記憶を受け取ることでもあります。
「最後の世代」という言葉が意味するもの
公式ページで印象的なのが、川中さんの「僕らは戦争体験者、被爆体験者の話が聞ける最後の世代」という趣旨の言葉です。
戦後から長い年月が過ぎ、体験者から直接話を聞ける機会は少なくなっています。川中さん自身は戦争を知らない世代ですが、だからこそ「知らないままにしないために聞く」という役割を強く意識していることが伝わります。
この番組の見どころは、川中さんが正しい答えを出せるかどうかではありません。取材に慣れた高校生でも、目の前の証言を前に迷い、戸惑いながら聞き方を探す。その過程そのものが描かれます。
政治家への質問では短い時間の中で端的に問いを投げる力が目立ちますが、被爆者取材では沈黙や迷いも含めて相手の言葉と向き合う必要があります。同じ「取材」でも求められる姿勢が違うことが、川中さんの変化を通して見えてきます。
「日本中学生新聞」と広島はどうつながっている?
川中さんの活動名は現在も「日本中学生新聞」です。高校生になった後もこの名前を掲げて活動を続けています。
柏書房の『こちら日本中学生新聞』の目次には「G7広島サミットと初現場」という章があり、広島が川中さんの取材活動に早い段階から関わっていたことが分かります。選挙や万博、IRといった政治・社会のテーマだけでなく、広島での経験も彼の記者活動の基盤の一つです。
今回の「僕のヒロシマ」は、そのつながりをさらに個人的なところまで掘り下げます。ニュースになる出来事を追うだけでなく、自分が以前に聞いた言葉へ戻り、時間を置いてもう一度向き合う姿が描かれるからです。
その意味で、この回は川中さんの活動紹介というより、一人の若い記者が取材の意味を考え直す30分として見ると内容がつかみやすくなります。
ナレーションと制作は?
「僕のヒロシマ〜15歳の取材記〜」は中国放送制作で、ナレーションは中国放送アナウンサーの橋本莉奈さんです。民間放送教育協会が企画し、全国の加盟局で順次放送されています。
「日本のチカラ」は、地域で生きる人の姿や日常、葛藤を通して、生き方や次世代への継承を描く教育ドキュメンタリーです。今回の#487も、著名人の実績を並べる番組ではなく、川中さんが出会った人の言葉をどう受け取るのかに焦点があります。
北海道での放送は10月18日ですが、制作地の広島と、主人公が暮らす大阪、視聴地の北海道が一本の番組でつながります。全国各地で放送日が違う「日本のチカラ」らしい広がりのある回です。
番組に登場する人々と、それぞれの立場
日本海テレビの公式番組表では、川中だいじさんのほかに、被爆者の盆子原国彦さん、岩井史博さん、近藤康子さん、ジャーナリストの金平茂紀さん、川中さんの友人として蒼太さん・隆之亮さん、さらに岸田文雄元総理大臣の名前が出演者欄に記載されています。
この顔ぶれからも、番組が川中さん一人の活動紹介だけで終わらないことが分かります。被爆体験を語る人、取材する人、同世代の友人、報道の現場を知るジャーナリストなど、異なる立場の人との接点を通して、15歳の記者が何を見て何を受け取るのかを描いています。
特に近藤康子さんは、民教協の公式ページでも重要な存在として紹介されています。川中さんが記者として歩むきっかけになった人物であり、今回の広島再訪では一緒に原爆被害の記憶をたどります。そこで託されるのは、出来事を知識として覚えるだけではなく、体験者の言葉を次の世代へどう渡していくかという課題です。
一方、金平茂紀さんの名前が出演者欄にあることで、若い記者の行動をより広い報道の文脈から考える視点も加わります。川中さんが現場へ足を運び、自分の言葉で問いを投げる姿と、長く報道に携わってきた人の視点が同じ番組内に置かれる点も見どころです。
「日本のチカラ」はどんな番組?
民間放送教育協会の公式サイトによると、「日本のチカラ」は2025年に10周年を迎えた教育ドキュメンタリーです。地域で暮らす人のリアルな姿、日常の喜びや葛藤を描きながら、命、家族、地域、次世代へ何をつなぐのかといったテーマを扱っています。
#487「僕のヒロシマ」は、その番組姿勢がよく表れた回です。大きな歴史を説明するだけではなく、被爆者の記憶を直接聞ける世代にいる一人の高校生が、実際に会いに行き、迷いながら言葉を受け取る姿を中心に据えています。戦争を経験していない世代が過去とどう向き合うかを、川中さんの取材を通して具体的に見せる構成です。
参考にした情報
- 民間放送教育協会「日本のチカラ #487 僕のヒロシマ〜15歳の取材記〜」
- 民間放送教育協会「日本のチカラ」番組公式
- 日本海テレビ 番組表「日本のチカラ 僕のヒロシマ15歳の取材記」
- 柏書房『こちら日本中学生新聞』
- 国立国会図書館サーチ『こちら日本中学生新聞』
よくある質問
HBCで「僕のヒロシマ」は何時から放送されますか?
2026年10月18日(日)5時45分から6時15分までです。民間放送教育協会の公式放送スケジュールで確認できます。
川中だいじさんは誰ですか?
大阪に暮らす高校1年生の記者で、「日本中学生新聞」を創刊し、政治や社会問題を取材して発信している人物です。
「僕のヒロシマ」はどんな内容ですか?
川中さんが初めての被爆者取材で感じた戸惑いを経て、2026年8月6日に再び広島を訪れ、近藤康子さんら被爆者の言葉と向き合う過程を追うドキュメンタリーです。
制作局はHBCですか?
制作は中国放送です。「日本のチカラ」は民間放送教育協会の番組で、各地域の加盟局が異なる日時に放送します。
まとめ
HBCで2026年10月18日5時45分から放送される「日本のチカラ 僕のヒロシマ〜15歳の取材記〜」は、高校1年生の記者・川中だいじさんが被爆者の記憶と向き合う回です。
政治家への取材で知られる川中さんが、被爆者の話を前に一度は戸惑い、1年後に再び広島へ向かうところに大きな意味があります。近藤康子さんらの言葉を受け取り、戦争体験を直接聞ける世代として何を伝えていくのか。その過程を見つめる30分です。

