にっぽん百名山「立山から薬師岳へ」案内人・飯田肇とは?氷河と立山カルデラの見どころ|10/14 12:00
10月14日(水)12時からNHK BSで放送される「にっぽん百名山 いつか行きたい稜(りょう)線〜立山から薬師岳へ〜」は、北アルプスの立山から薬師岳へ続く長い稜線を2泊3日でたどる回です。
この回で案内役を務めるのは、立山カルデラ砂防博物館で雪氷・気象を研究してきた飯田肇さん。山頂を目指すだけでなく、氷河や火山活動によって形づくられた北アルプスの地形をどう見るかが大きなポイントです。
すでに当サイトには立山から薬師岳へ向かう稜線ルートを扱った記事があるため、今回は「飯田肇さんはどんな人?」「立山カルデラやカールは何に注目すればいい?」という視点で番組を見ていきます。
10月14日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月14日(水)12:00〜12:30 |
| 放送局 | NHK BS |
| 番組 | にっぽん百名山 いつか行きたい稜(りょう)線〜立山から薬師岳へ〜 |
| 出演・案内 | 飯田肇 |
| 語り | 鈴木麻里子 |
| 主な行程 | 浄土山から立山カルデラを望み、薬師岳へ向かう2泊3日の稜線歩き |
番組表.Gガイドでは、10月14日12時からNHK BSで30分枠として放送予定と案内されています。NHKオンデマンドの公式ページでは、この回は2024年11月25日に放送された番組で、飯田肇さんが案内役、鈴木麻里子さんが語りを担当しています。
2026年10月14日の放送は同内容の再放送として見るのが自然です。新規撮影や追加パートについては、確認できた公式ページには記載がありません。
案内人・飯田肇さんはどんな人?
飯田肇さんは、富山県の立山カルデラ砂防博物館で立山地域の自然を調べてきた研究者です。同館の公式「学芸員の部屋」では、専門分野を「水圏科学(雪氷・気象)」とし、立山地域の積雪、氷河、雪崩、気象を継続して調査していると紹介されています。
今回の番組で飯田さんが案内役なのは、単に登山経験が豊富だからというだけではありません。立山周辺の「氷の山」「火の山」としての性格を、長年の観測や研究を背景に説明できる人物だからこそ、この稜線の景色を地形の成り立ちと結び付けて見せられるわけです。
氷河研究の視点が番組の見方を変える
北アルプスの稜線を映す番組では、美しい山並みや険しい岩場に目が向きがちです。しかし飯田さんが専門にする雪氷の視点を意識すると、「なぜここに大きな谷があるのか」「なぜ斜面がえぐれたような形なのか」といった疑問が見えてきます。
NHKオンデマンドの公式説明でも、最終日にカール群を眺めながら薬師岳へ向かうことが明記されています。カールは氷河による浸食でつくられた椀状の地形として知られ、今回の山旅では自然の造形そのものが大きな見どころになります。
立山カルデラは何がすごい?
1日目の重要ポイントとして番組に登場するのが立山カルデラです。立山三山の一つ、浄土山(2,831m)から薬師岳方面への稜線歩きが始まり、その途中で巨大なカルデラ地形を目にします。
立山カルデラ砂防博物館の公式案内では、立山の自然を「上昇する山、氷の山、火の山、水の山」と表現しています。その中でも立山カルデラは「知られざるもうひとつの立山」と位置づけられ、自然の魅力だけでなく、崩壊や土砂災害の歴史とも深く結びついた場所です。
火山活動と崩壊の歴史を重ねて見る
番組紹介では、立山カルデラについて「かつては3000m近い火山があった」と説明されています。現在見えている凹地だけを見るのではなく、大きな火山体が存在した過去を想像すると、景観の印象が大きく変わります。
博物館の公式説明では、1858年の飛越地震で大鳶山・小鳶山が大崩壊し、大量の土砂が下流域に大きな影響を与えた歴史も紹介されています。番組でカルデラを遠望する場面は、美しい山岳景観と自然災害の厳しさが同じ場所に存在していることを感じられる場面です。
2泊3日の行程はどこが厳しい?
NHKオンデマンドの公式説明によると、旅は2泊3日です。1日目に浄土山へ上がって薬師岳へ続く稜線に入り、2日目は人けの少ない厳しい道でアップダウンを繰り返し、3日目にカール群を眺めながら薬師岳(2,926m)へ向かいます。
この行程で注目したいのは、単純な標高差だけではありません。長い稜線を進むため、登っては下る動きが何度も続きます。番組紹介でも2日目を「このルートの真骨頂」と位置づけており、山深さと長い行程の厳しさが伝わるパートになっています。
1日目は浄土山から立山カルデラへ
最初の目的地である浄土山は標高2,831m。ここから薬師岳へ向けた縦走が本格的に始まります。立山カルデラを望む場面では、飯田さんの専門である雪氷・気象だけでなく、火山活動や地質の話にも注目です。
2日目は人けのない稜線のアップダウン
2日目は、観光地として知られる立山周辺とは違う山の表情が中心です。公式紹介では「人けのない厳しい道」とされ、きついアップダウンを繰り返すとあります。
テレビで見る場合も、登山者の足取りだけでなく、稜線の左右にどのような谷が落ちているか、植生がどこで変わるか、天候によって景色がどう変わるかを見ると、このルートの長さがより実感しやすくなります。
3日目はカール群から薬師岳へ
最終日は、氷河地形を象徴するカール群を眺めながら薬師岳へ。今回の記事の視点では、ここが最も飯田さんの案内を意識して見たい場面です。
薬師岳の山頂到達だけをゴールとして見るのではなく、氷が削った地形の痕跡をたどりながら歩くことで、北アルプスの長い時間の積み重なりを感じられます。
以前の放送はいつ?
NHKオンデマンドでは、この「いつか行きたい稜線〜立山から薬師岳へ〜」を2024年11月25日放送として掲載しています。制作会社ヴィジュアルフォークロアの案内でも、2024年11月にNHK BSプレミアム4KとNHK BSで放送されたことが確認できます。
そのため10月14日の放送を初めて見る方も、過去回の再放送として内容を把握できます。すでに一度見た方は、今回は飯田さんの解説と地形に注目すると、前回とは違った見方ができます。
番組を見る前に知っておきたい立山カルデラ砂防博物館
飯田さんが所属する立山カルデラ砂防博物館は、立山や立山カルデラの自然・歴史、砂防事業を紹介する富山県の博物館です。1998年に開館し、立山カルデラを含む常願寺川流域を「野外ゾーン」として位置づけています。
番組を見て立山カルデラや氷河に興味を持った場合、山に登らなくても展示を通して地形や災害史を学べる場所です。富山県の公式施設案内では、富山地方鉄道の立山駅から徒歩1分と案内されています。
参考にした情報
- NHKオンデマンド「にっぽん百名山 いつか行きたい稜線〜立山から薬師岳へ〜」
- 立山カルデラ砂防博物館「学芸員の部屋」
- 立山カルデラ砂防博物館「博物館のご紹介」
- 番組表.Gガイド「にっぽん百名山 いつか行きたい稜線〜立山から薬師岳へ〜」
- ヴィジュアルフォークロア「にっぽん百名山 いつか行きたい稜線〜立山から薬師岳へ〜 放送のご案内」
よくある質問
10月14日の「にっぽん百名山」は何時からですか?
2026年10月14日(水)12時から12時30分まで、NHK BSで放送予定です。
案内人の飯田肇さんはどんな人ですか?
立山カルデラ砂防博物館で雪氷・気象を専門とし、立山地域の積雪、氷河、雪崩、気象を継続して調査している研究者です。
番組ではどこを歩きますか?
浄土山から薬師岳方面へ入り、立山カルデラを望みながら長い稜線を進み、最終日にカール群を眺めつつ薬師岳へ向かう2泊3日の行程です。
まとめ
10月14日の「にっぽん百名山 いつか行きたい稜線〜立山から薬師岳へ〜」は、立山と薬師岳を結ぶ厳しい縦走路を紹介するだけでなく、氷河と火山活動がつくった北アルプスの地形を味わえる回です。
案内人の飯田肇さんは雪氷・気象の研究者。立山カルデラ、長い稜線のアップダウン、薬師岳のカール群を「なぜこの形になったのか」という視点で見ると、山旅の映像がより立体的に感じられます。

