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ルーブル美術館500年(3)10月13日|カナの婚礼はなぜルーブルに残った?ナポレオンの戴冠とエジプト美術も|10/13 14:30

10月13日(火)14時30分からNHK BSP4Kで「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(3)『革命とナポレオンのルーブル』」が放送されます。

第3集の中心になるのは、フランス革命で王宮だったルーブルが公の美術館へ変わり、さらにナポレオンの時代に世界各地の作品が集められていった大きな転換期です。なかでも注目したいのが、ヴェロネーゼの「カナの婚礼」、ジャック=ルイ・ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠」、そしてエジプト遠征をきっかけに関心が高まった古代エジプト美術です。

今回は、すでに掲載している同シリーズの記事とは角度を変え、「カナの婚礼はなぜルーブルに残ったのか」「巨大な戴冠画は何を表しているのか」「エジプト美術へどうつながるのか」という3点を中心に、視聴前に知っておきたい背景を整理します。

10月13日の放送日時と今回のテーマ

項目内容
放送日時2026年10月13日(火)14:30〜15:29
放送局NHK BSP4K
番組ルーブル美術館 美の殿堂の500年(3)「革命とナポレオンのルーブル」
主な時代18世紀末〜19世紀初頭
主なテーマフランス革命、ナポレオン、ルーブルの美術館化、戦利品として集められた美術品、エジプト美術

J:COMの番組表では、10月13日14時30分から15時29分までNHK BSP4Kで放送される予定が掲載されています。番組紹介では、フランス革命によって王宮ルーブルが初めて美術館となり、その後ナポレオンが「カナの婚礼」を持ち帰り、「ナポレオンの戴冠」を描かせた流れが紹介されています。

NHKとNTTインターコミュニケーション・センターが2023年に共同で発表した資料にも、本シリーズ第3集の題名として「革命とナポレオンのルーブル」が掲載されています。NHK出版系の番組紹介では、第3集が18世紀末から19世紀初頭を扱い、ナポレオンの時代にルーブルが世界的な美術館へ変貌していく内容であることが説明されています。

同シリーズの流れや「革命で王宮が美術館になった」という基本部分を先に押さえたい場合は、10月12日放送回の記事もあわせて読むと、今回の作品に集中しやすくなります。

「カナの婚礼」はなぜルーブルにある?

第3集で特に印象に残る作品の一つが、ヴェロネーゼの「カナの婚礼」です。ルーブル美術館の公式解説によると、この作品は縦6メートルを超え、横は約10メートルに及ぶ巨大な絵画で、ルーブルにある絵画の中でも最大級です。

もともとはヴェネツィアのサン・ジョルジョ・マッジョーレ島にある修道院の食堂を飾るために制作された作品でした。聖書の「カナの婚礼」を題材にしながら、画面では豪華なヴェネツィアの宴会のような世界が広がり、多数の人物が描き込まれています。

ナポレオン軍が1797年に持ち去った

ルーブル美術館公式の案内では、1797年にナポレオン軍がこの作品を没収し、巨大な画布を巻いてパリへ運んだと説明されています。番組紹介でも、ナポレオンが「カナの婚礼」を戦利品として持ち帰ったことが、第3集の重要な出来事として扱われています。

ここで注目したいのは、美術館のコレクションが「購入」や「王家からの継承」だけで増えたわけではない点です。革命と戦争の時代には、軍事的な勝利と美術品の移動が結びつき、ルーブルの収蔵品の成り立ちにも大きな影響を与えました。

ナポレオン失脚後も返還されなかった理由

ルーブル美術館の公式説明によると、1815年に帝政が終わると、多くの没収作品はイタリアへ返還されました。しかし「カナの婚礼」は巨大すぎるため、再び移動させると損傷するおそれがあると判断され、返還されずに残りました。その代わりとして、シャルル・ルブランの作品が引き渡されたとされています。

つまり「カナの婚礼」が現在もルーブルにある背景には、ナポレオン軍による持ち込みだけでなく、作品の圧倒的な大きさと移送上の問題も関係しています。番組を見るときは、絵そのものの美しさに加えて、「なぜこの作品が今ここにあるのか」という移動の歴史にも注目すると、第3集のテーマがより分かりやすくなります。

「ナポレオンの戴冠」はどれほど大きい?

もう一つの中心作品が、ジャック=ルイ・ダヴィッドによる「ナポレオンの戴冠」です。ルーブル美術館の公式情報では、高さ約6.21メートル、幅約9.79メートルという巨大な作品で、1804年12月2日にノートルダム大聖堂で行われた皇帝ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠を描いています。

ダヴィッドはフランス新古典主義を代表する画家で、革命期からナポレオン時代にかけて政治と深く結びついた作品を残しました。ルーブル美術館は、ダヴィッドの作品がフランス革命やナポレオン帝政を今日の私たちが思い浮かべる際の視覚的なイメージに大きな影響を与えていると紹介しています。

皇帝の姿を歴史に残す「見せる絵」

「ナポレオンの戴冠」は単なる記録画ではありません。ナポレオンの依頼を受けたダヴィッドが、式典の華やかさと政治的・象徴的な意味を一枚の大画面にまとめた作品です。

番組紹介では、ナポレオンが「自らの姿を大作『ナポレオンの戴冠』に描かせて展示」したと説明されています。ここから見えてくるのは、ルーブルが作品を保管するだけの場所ではなく、権力者が自分の時代をどう見せるかにも関わる舞台だったという点です。

第3集を見るときは、画面に誰がどのように配置されているか、豪華な衣装や儀式の空間がどれほど大きく描かれているかに注目すると、ナポレオンが求めた「皇帝のイメージ」が伝わりやすくなります。

10月6日放送回の記事では、「カナの婚礼」と「ナポレオンの戴冠」を8Kで見るポイントを中心にまとめています。作品そのものの映像的な見どころを知りたい方はこちらも参考になります。

エジプト遠征とルーブルの古代エジプト美術

第3集ではナポレオンのエジプト遠征も取り上げられます。NHK出版系の番組紹介では、この遠征が古代エジプトの至宝がルーブルにもたらされる端緒を開いた出来事として説明されています。

ただし、現在ルーブルにあるすべてのエジプト美術品がナポレオンの遠征で直接持ち帰られた、という単純な話ではありません。番組を楽しむうえでは、「ナポレオンの時代にエジプトへの強い関心が高まり、その後の研究や収集へつながっていった」という大きな流れとして捉えるのが分かりやすいでしょう。

「書記座像」はどんな作品?

NHK出版系の記事では、第3集に関連する主な作品として古代エジプトの「書記座像」も紹介されています。ルーブル美術館公式の解説では、足を組んで座り、書く姿勢をとる人物像で、目には水晶が使われ、非常に生き生きとした視線が特徴です。

ルーブルの公式案内によると、この像は1850年にフランス人考古学者オーギュスト・マリエットによってサッカラで発見され、1854年以降ルーブルに収蔵されています。発見時期はナポレオンの遠征より後ですが、古代エジプトへの関心と研究が19世紀に広がっていったことを考えるうえで象徴的な作品です。

こうした作品まで視野に入れると、第3集は「ナポレオンが美術品を集めた」という話だけではなく、戦争・政治・学術・考古学が絡み合いながらルーブルのコレクションが形づくられた時代をたどる回だと分かります。

前回までのシリーズから見る第3集の位置づけ

「ルーブル美術館 美の殿堂の500年」は全4集で、ルーブルの歩みを時代ごとに追うシリーズです。第1集ではフランソワ1世とレオナルド・ダ・ヴィンチ、第2集ではルイ14世の時代が中心となり、第3集でフランス革命とナポレオンへ進みます。

前の時代までは王や王室のコレクションとして集められてきた美術品が、革命を経て「公に開かれた美術館」の収蔵品へ性格を変えていくところが大きな節目です。そこにナポレオンの征服戦争と文化政策が重なり、ルーブルの規模や存在感が急速に拡大していきます。

そのため第3集は、全4集の中でも「王の美術」から「国家と市民の美術館」へ変わる途中を描く回として見ると理解しやすいです。第4集へ続く近代美術館としての発展を考えるうえでも、重要な橋渡しになります。

4K放送で注目したい見どころ

今回の放送はNHK BSP4Kです。もともと本シリーズは8K映像を生かして制作され、NHK出版系の関連書籍も番組の高精細映像をもとに、作品の細部やコレクション形成の歴史を紹介しています。

「カナの婚礼」は多数の人物と豪華な建築・衣装が画面いっぱいに描かれています。「ナポレオンの戴冠」もまた巨大な画面の中に大勢の人物が配される作品です。こうした大作は、全体構図だけでなく人物の表情、衣装、装飾など細部を見ることで印象が大きく変わります。

さらに「書記座像」のような立体作品では、目に使われた水晶や顔の造形など、静止画だけでは分かりにくい質感も見どころになります。歴史の解説を聞きながら、作品が「どのように作られ、どのようにルーブルに来たのか」を映像で確かめると楽しみやすいでしょう。

参考にした情報

よくある質問

10月13日の「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(3)」は何時からですか?

2026年10月13日(火)14時30分から15時29分まで、NHK BSP4Kで放送予定です。

「カナの婚礼」はなぜルーブル美術館にあるのですか?

1797年にナポレオン軍がヴェネツィアから持ち去ってパリへ運びました。1815年に多くの作品が返還された際も、巨大な作品を再移送すると損傷するおそれがあるとしてルーブルに残されました。

第3集で注目したい作品は何ですか?

「カナの婚礼」「ナポレオンの戴冠」に加え、古代エジプト美術の「書記座像」などに注目すると、ナポレオン時代から19世紀へ続くルーブルのコレクション形成が見えやすくなります。

まとめ

10月13日14時30分からの「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(3)」は、フランス革命とナポレオンの時代を通して、ルーブルが王宮から世界的な美術館へ変わっていく過程をたどる回です。

特に押さえておきたいのは、「カナの婚礼」がナポレオン軍によってパリへ運ばれ、巨大さゆえに返還されず残った経緯、そして皇帝のイメージを大画面に刻んだ「ナポレオンの戴冠」です。さらにエジプト遠征から古代エジプトへの関心が広がる流れまで見ると、作品の美しさだけでなく「ルーブルのコレクションはどのように作られたのか」という第3集の核心が見えてきます。

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