相棒24第17話「惡の芽」ネタバレ|犯人は湯田?亀山襲撃と南井十の影を解説【10月12日】|10/12 14:48
10月12日(月)14時48分からHTB1で再放送される「相棒 season24」第17話は、「惡の芽」です。漫画原作者の不可解な死から始まり、亀山薫への襲撃、作品をめぐる欲望、さらに右京のかつての宿敵を思わせる不気味な伏線へつながります。
事件そのものの犯人は終盤で明らかになりますが、「なぜ亀山まで狙われたのか」「最後に出てくる南井十の名前は何を意味するのか」という部分には、通常の一話完結では終わらない仕掛けがあります。ここでは公式ストーリーを土台に、犯人・共犯関係・伏線をネタバレ込みで整理します。
相棒24第17話「惡の芽」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 再放送日 | 2026年10月12日(月) |
| 放送時間 | 14:48〜15:45 |
| 放送局 | HTB1 |
| サブタイトル | 第17話「惡の芽」 |
| 杉下右京 | 水谷豊 |
| 亀山薫 | 寺脇康文 |
| ゲスト | オラキオ、福本伸一、松本享恭、水野智則ほか |
| 脚本 | 徳永富彦 |
| 監督 | 田村孝蔵 |
HTB公式週間番組表でも10月12日14時48分からの放送が確認できます。テレビ朝日の公式ストーリーでは、亡くなった漫画原作者の弔問に訪れた薫が、帰路で頭部に衝撃を受けて意識を失うところから事件が動き始めます。
原作者の死は一見すると自殺の条件がそろっていました。毒物は本人が用意し、自筆の遺書まで残されていたからです。しかし、右京は薫への襲撃も含め、偶然で片づけるには不自然だと見ます。
「惡の芽」のあらすじを時系列で整理
1. 漫画原作者・倉石治郎が死亡する
人気漫画「九十九神」の原作者・倉石治郎が亡くなります。現場には自筆の遺書があり、使用された毒物も倉石本人が入手したものでした。
警察が自殺と見る条件はそろっていましたが、作品の周辺には不穏な事情がありました。連載には打ち切りの話が出ており、編集長の小森壌は裏表が激しいと評判。作画担当の明智増夫も、倉石と揉めていたという話が出てきます。
一方、倉石の原作を手伝っていた藤作均は、作品の著作権をめぐって自分にも権利があると主張していました。倉石が亡くなれば、作品を続けるうえで誰が「原作」を担うのかという利害が一気に表面化します。
2. 弔問帰りの亀山薫がハンマーで襲われる
薫は「九十九神」のファンだったことから倉石家を弔問します。そこで担当編集者の湯田圭一から事情を聞き、亡くなった倉石を惜しみます。
その帰り道、薫の頭上からハンマーが落ち、薫は意識を失います。偶然の事故にも見えますが、現場を確認した右京は故意に狙われた可能性を考えます。
この出来事によって、倉石の死と薫への襲撃が別々の事件ではなくなる可能性が出てきます。右京と薫は、漫画制作に関わる人物たちの証言とアリバイを一つずつ洗い直していきます。
3. 怪しい人物には全員アリバイがある
編集長の小森、作画担当の明智、原作協力者の藤作。それぞれに倉石の死から利益を得る理由や、倉石と揉める事情が見えます。
ところが、直接犯行に及んだと考えるとアリバイが壁になります。さらに毒物も遺書も倉石本人のものです。つまり「誰かが外から強引に殺した」という単純な殺人では説明がつきません。
この回の面白さは、犯人が一つの偽装だけでなく、複数人の役割分担によって「自殺だった」と思わせる状況を作っている点です。
惡の芽の犯人は湯田圭一|明智と藤作も共犯
事件を主導していたのは、オラキオさん演じる担当編集者の湯田圭一です。湯田は倉石を慕っているように振る舞い、薫にも協力的に接していましたが、その立場こそが最大のミスリードでした。
湯田は作画担当の明智と、原作協力者の藤作を巻き込みます。倉石が亡くなった後も「九十九神」を続け、自分たちが望む形で作品を支配するためです。
明智は長年作画を担当し、藤作は原作執筆を手伝っていました。二人とも作品に深く関わっているのに、表向きの権利や評価は原作者・倉石に集中します。その不満に湯田がつけ込み、三人の共犯関係が生まれました。
倉石殺害はどうやって自殺に見せた?
ポイントは、毒物と遺書が「倉石本人のもの」だったことです。犯人たちは何もかも偽造したのではなく、本人が触れたものや本人が用意したものを利用しながら、自殺に見える条件を組み合わせました。
藤作は遺書の偽装に関わり、明智も湯田の指示で計画に加担します。複数人が別々の工程を担うことで、一人のアリバイだけでは全体像が見えにくくなっていました。
右京たちは原稿や人物関係をたどり、三人がすでに倉石抜きで先の原稿まで進めていたことに迫ります。倉石の死は突発的なものではなく、作品を乗っ取るために前から準備された計画だったことが分かります。
亀山薫を襲ったのは誰?
薫への襲撃にも明智と藤作が関わり、指示を出していた中心には湯田がいました。つまり、倉石殺害と亀山への攻撃は同じグループにつながります。
ただし、ここで新たな疑問が残ります。倉石の死を自殺に見せたいだけなら、なぜ刑事である薫をわざわざ襲う必要があったのかという点です。
薫は漫画のファンとして弔問に来ただけで、当初は事件を本格的に捜査していたわけではありません。むしろ薫を襲えば、右京が不審に思って捜査を始める可能性が高まります。犯人側にとっては不合理にも見える行動です。
この「余計な一手」こそ、事件の背後に別の意思が存在することを示す伏線になります。
湯田・明智・藤作の動機は何だったのか
三人の中心にあるのは、「九十九神」という人気作品を自分たちのものにしたいという欲望です。
湯田は編集者として作品を自分の思う方向へ動かしたい。明智は長年作画を担ってきた自負がある。藤作は原作を手伝いながら、自分の貢献が正当に扱われていないという不満を抱く。立場は違っても、倉石を取り除けば自分たちが作品の主導権を握れるという方向で利害が一致しました。
しかし、右京が突きつけるのは、創作への不満や承認への渇望が殺人を正当化することはないという現実です。作品を愛しているように語りながら、その作品を生み出した人を排除して名前と実績を利用しようとした矛盾が、この事件の後味の悪さにつながっています。
「惡の芽」ラストの南井十とは?
事件が解決したあと、右京にはまだ違和感が残ります。決定的なのは、薫が襲われる直前に受けた美和子からの電話です。
調べると、その時間に美和子が薫へ電話をかけた履歴がありませんでした。何者かが発信元を偽装し、薫を特定の場所・タイミングに立ち止まらせるために電話を使った可能性が浮かびます。
つまり、湯田たちは薫を襲った実行側ではあっても、さらに外側から彼らの行動を誘導した人物がいるかもしれないのです。
「惡の種」から「惡の芽」へ
この不気味な構図は、season22第12話「惡の種」へつながります。そこでは右京の過去に深く関わる南井十を想起させる事件が描かれていました。
南井は右京がイギリス研修時代に関わった人物で、人の心に働きかけ、本人たちに犯罪を起こさせるような恐ろしさを持つ存在として描かれてきました。
「惡の芽」では、目の前の犯人を逮捕して事件が終わったように見えながら、その犯人たち自身が誰かに利用されていたのではないかという疑念が残ります。終盤に南井の名が浮かぶことで、タイトルの「芽」は、過去にまかれた「種」が再び育ち始めたことを思わせます。
南井本人が黒幕なの?
この回だけで「南井本人が今回の黒幕だった」と断定はできません。むしろ重要なのは、南井のやり方を受け継ぐ何者かの存在を右京が意識し始めたことです。
ラストでは南井とのつながりを思わせる人物の影が示され、完全解決ではなく次の事件へ続く不安を残します。通常の一話完結を見たつもりが、シリーズをまたぐ大きな伏線だったと分かるのが「惡の芽」の大きな見どころです。
伏線と証拠はどこにあった?
重要なのは、薫を立ち止まらせた偽装電話、三人の共通利害、自殺に見える証拠が不自然なほどそろっていたことです。これらを合わせると、目の前の共犯事件と、その外側にある別の意図が見えてきます。
薫への電話が不自然
襲撃の直前に都合よく薫を立ち止まらせた電話は、後から見ると大きな違和感です。美和子本人の発信ではないと判明したことで、犯人グループの外側にいる人物の存在が強くなります。
三人とも作品の将来に利害がある
湯田、明智、藤作は立場こそ違いますが、倉石がいなくなった後の「九十九神」に深く関わる人物でした。それぞれ単独では決め手に欠けても、三人を一組として見ると、作品を継続し主導権を握るという共通目的が浮かびます。
「自殺の証拠」がそろいすぎている
毒物も遺書も本人由来であることは、一見すると自殺を強く裏づけます。しかし右京にとっては、条件がきれいにそろっていること自体が検証対象になります。誰かが本人の行動を利用すれば、「本人が用意した証拠」を殺人の偽装に使えるからです。
ウェブの声で目立ったのは「犯人への怒り」とラストの不気味さ
放送後の反応では、倉石の作品を奪おうとした犯人たちの身勝手さに厳しい声が目立ちました。自分たちの才能や貢献への不満を理由に、人を排除して作品だけを手に入れようとする姿勢への反発です。
一方で、事件解決後の南井を思わせる展開には、「一話で終わらない怖さがある」「最後で一気に空気が変わった」という受け止めも多く、ラストの余韻が強い回として語られています。
10月21日から相棒season25がスタート
HTBの番組表にもある通り、10月21日(水)21時から新シーズンが始まります。テレビ朝日公式では、season25初回拡大スペシャル「PMクライシス」で、右京と薫が現職総理と国家規模の事件に迫ることが発表されています。
最新シーズンの基本情報は相棒 season25はいつから何時?で整理しています。season24の終盤に残された不穏な伏線を振り返っておくと、新シーズンを見る楽しみも増えます。
相棒24の別事件では、第13話「信用できない語手」の浦神鹿と放火事件や、第12話「特調係 陣川公平」の3億円ヴァイオリン事件も紹介しています。
参考にした情報
- テレビ朝日「相棒 season24」第17話『惡の芽』公式ストーリー
- HTB週間番組表
- シネマトゥデイ「相棒24」第17話ラストのネタバレ解説
- ORICON NEWS「相棒24」第17話紹介
- テレビ朝日「相棒 season25」第1話公式ストーリー
よくある質問
相棒24第17話「惡の芽」の犯人は誰ですか?
事件を主導したのは担当編集者の湯田圭一で、作画担当の明智増夫と原作協力者の藤作均も計画に加担していました。三人は「九十九神」を自分たちのものにするため、原作者・倉石治郎の死を自殺に見せかけました。
亀山薫を襲ったのは誰ですか?
襲撃には明智と藤作が関わり、湯田の指示がありました。ただし薫をその場に誘導した電話には別の人物の介入が疑われ、事件の外側にさらに大きな存在がいる可能性が残ります。
ラストの南井十は今回の黒幕ですか?
第17話だけで南井本人が黒幕だったとは断定できません。右京は、犯人たちを操る手口に南井を思わせるものを感じ、南井の影響を受けた何者かの存在を疑い始めます。
まとめ
「相棒 season24」第17話「惡の芽」は、漫画原作者・倉石治郎の死をめぐり、担当編集者の湯田圭一、作画担当の明智増夫、原作協力者の藤作均が共犯関係にあった事件です。
ただし本当の怖さは、三人を逮捕しても終わらない点にあります。薫への偽装電話という不自然な痕跡から、右京は南井十を思わせる「人を操る存在」の影を感じ取ります。目の前の殺人事件とシリーズをまたぐ伏線が重なった、season24終盤の重要回です。

