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テミスの剣ネタバレ|真犯人は誰?楠木の冤罪・迫水と恩田の真相を時系列解説【上川隆也】|10/11 9:00

2026年10月11日(日)9時からWOWOWプラスで、上川隆也さん主演のスペシャルドラマ「テミスの剣」が放送されます。

本作は中山七里さんの同名小説を映像化した社会派ミステリーです。物語の中心は、若手刑事だった渡瀬が関わった楠木明大の冤罪事件と、その20年以上後にまで続く「正義」の代償です。

ここからは結末まで触れます。誰が最初の事件を起こしたのか、なぜ楠木が犯人にされてしまったのか、そして最後に浮かび上がる恩田嗣彦の闇まで、時系列で整理します。

10月11日の放送日時・出演者

項目内容
放送日時2026年10月11日(日)9:00〜10:50
放送局WOWOWプラス
作品テミスの剣
原作中山七里『テミスの剣』(文春文庫)
主演上川隆也
監督星護
脚本伴一彦

WOWOWプラス公式では、10月11日に「上川隆也出演ドラマ一挙放送」の先頭作品として放送されます。続いて「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」「連続ドラマW 真犯人」「バンカケ〜警視庁自動車警ら隊」が編成されています。

主な出演者は、渡瀬役の上川隆也さん、鳴海健児役の高橋克実さん、田口今日子役の前田敦子さん、楠木明大役の中村倫也さん、楠木辰也役の伊東四朗さん、恩田嗣彦役の船越英一郎さんです。

上川隆也さんの別のミステリー作品については、「金田一耕助ファイル2 獄門島」犯人・真相ネタバレでも事件の構造を詳しくまとめています。

テミスの剣のあらすじを時系列で整理

テレビ東京公式ストーリーでは、物語が1993年、1995年、1997年、そして2017年へと大きく時間を移しながら進みます。最初に起きた一件の誤りが、何人もの人生と組織の判断を長く縛っていく構成です。

1993年|不動産屋夫婦殺害事件と楠木明大の逮捕

1993年12月、若手刑事の渡瀬は、教育係のベテラン刑事・鳴海とともに不動産屋夫婦殺害事件を担当します。被害者の久留間兵衛は違法な高利貸しを行っており、捜査線上に複数の債務者が浮かびます。

その中でアリバイが曖昧だったのが楠木明大でした。楠木は犯行を否認しますが、鳴海は暴力も辞さない厳しい取り調べを続け、両親との面会も十分に認めません。

やがて楠木の犯行を示すとされた物証も見つかり、精神的に追い詰められた楠木は自白します。ここが最初の大きな分岐点です。

1995年|楠木は無実を訴えるが死刑が確定

楠木は裁判で自白を翻し、警察の不当な取り調べを訴えます。しかし死刑判決は覆りません。

渡瀬は鳴海の捜査方法に疑問を抱きながらも、当時は決定的に流れを変えることができませんでした。検事の恩田嗣彦は、そんな渡瀬に「疑問を持つこと」の大切さを示す人物として登場します。

この時点では恩田は渡瀬の理解者に見えます。この印象が、最終盤の反転を強くする伏線になっています。

1997年|迫水二郎の事件から過去の冤罪が崩れ始める

2年後、渡瀬は別の一家殺害事件を担当します。容疑者として浮上するのが迫水二郎です。

渡瀬は犯行の手口や凶器などに、1993年の不動産屋夫婦殺害事件との共通点を感じます。公式ストーリーでも、渡瀬が独断で捜査を始め、それが警察の信用を揺るがす大事件に発展するとされています。

ここから渡瀬は、「楠木が犯人」という前提そのものを疑い始めます。

真犯人は誰?1993年の夫婦殺害は迫水二郎の犯行

物語上の最初の核心は、1993年の不動産屋夫婦殺害事件の真犯人が迫水二郎だったことです。

迫水は別事件で追及される中、過去の夫婦殺害についても自分の犯行だったと認めます。これによって、すでに死刑判決を受けていた楠木が冤罪だったことが決定的になります。

渡瀬にとっては、自分が捜査に加わった事件で無実の人間を犯人にしてしまった事実と向き合う瞬間です。しかも、単なる見込み違いではなく、強引な取り調べと証拠の扱いに問題があったことまで浮上します。

楠木を有罪にした「証拠」は何だった?

楠木逮捕を後押ししたのは、自白だけではありません。楠木が犯人だと印象づける物証が存在しました。

しかし後の捜査で、その証拠には鳴海による捏造が関わっていたことが明らかになります。鳴海は自分が見込んだ容疑者を有罪にする方向へ捜査を進め、渡瀬も当時はその流れを止められませんでした。

「自白がある」「物証がある」という一見強固な構図が、実は取調べと証拠の作り方によって組み立てられていたことが本作の怖さです。

楠木明大の冤罪で警察はどうなった?

迫水の自白によって楠木事件が冤罪だったことが表面化すると、警察組織は重大な責任問題に直面します。

渡瀬が真実を明らかにしようとするほど、組織側には「過去の失敗を公にしたくない」という圧力が働きます。テレビ東京公式がイントロダクションで掲げる「敵は県警全員」という言葉は、渡瀬が犯罪者だけでなく組織防衛とも戦う構図を示しています。

この段階では、鳴海の強引な捜査と証拠捏造が最大の問題に見えます。しかし物語はそこで終わりません。さらに20年後、当時は渡瀬の味方に見えた人物に疑いが向きます。

2017年|迫水の死と田口今日子の登場

時代は2017年へ移り、渡瀬は埼玉県警の警部になっています。そこへ週刊誌記者の田口今日子が現れ、過去の楠木事件について執拗に取材を求めます。

一方、過去の真犯人だった迫水をめぐって新たな事件が起きます。渡瀬は「誰が迫水を狙ったのか」「なぜ今なのか」を追い始め、20年前の事件と現在が再びつながっていきます。

田口も単なる記者ではなく、過去の事件と深い接点を持つ人物です。彼女の存在によって、鳴海のしたことと、その後に残された人々の傷が改めて突きつけられます。

最後の黒幕は恩田嗣彦|なぜ渡瀬を助けていた人物が?

最終盤で最大の反転になるのが、船越英一郎さん演じる恩田嗣彦です。

恩田は長年、渡瀬に理解を示す検事として描かれます。楠木の冤罪が明らかになる過程でも、渡瀬にとって頼れる存在に見えました。

しかし結末では、恩田が過去の事件について重要な事実を知りながら、自分の立場を守るために真実を明かさなかったことが浮かび上がります。さらに、迫水の出所情報が恨みを持つ側へ届くよう仕向けたのも恩田でした。

迫水を直接殺したのは誰?

迫水を直接手にかけたのは、冤罪で人生を壊された楠木明大の父・楠木辰也です。

ただし、辰也が迫水へたどり着くきっかけを作った人物として恩田が位置づけられます。つまり、直接の実行犯と、事件を誘導した人物が別にいる構造です。

この二重構造が「犯人は誰?」という疑問を複雑にしています。1993年の夫婦殺害の犯人は迫水、迫水殺害の実行犯は楠木辰也、そして20年を通じた隠蔽と誘導の中心に恩田がいた、という整理になります。

恩田はなぜ真実を隠した?伏線を整理

恩田の動機の中心にあるのは自己保身です。彼は過去に迫水と接点があり、楠木が犯人ではない可能性につながる事情を知りながら、それを表に出しませんでした。

序盤から恩田は「良識ある検事」「渡瀬の理解者」として配置されています。だからこそ、観る側は鳴海や警察組織の暴走に注意を向けやすく、恩田への警戒が薄くなります。

また、本作では「正義を語る立場の人間ほど正しいとは限らない」という反転が繰り返されます。鳴海は捜査への確信を正義と思い込み、組織は信用維持を優先し、恩田は法を扱う立場にいながら自分を守ります。

タイトルの「テミス」は正義と法を象徴する女神です。最後まで見ると、この題名は「誰が正義を語れるのか」という問いそのものだと分かります。

上川隆也演じる渡瀬の見どころ

上川隆也さんは、若手刑事の時代から20年以上後の警部まで、一人の人物の長い時間を演じます。

テレビ東京公式キャストページで上川さんは、渡瀬が抱え続ける「心の傷」を役作りの基準にしたと語っています。渡瀬は完全な正義の人ではなく、自分自身も冤罪を生んだ捜査の一員だったという負い目を背負っています。

そのため終盤の捜査は、単なる犯人探しではありません。過去の自分と組織の誤りを認め、それでも真実を公にするのかという選択になっています。

WOWOWプラスでの見どころと視聴導線

10月11日は本作の後も上川隆也さん主演作が連続して編成されています。「テミスの剣」が扱うのは警察・検察・裁判の正義ですが、その後の作品でも報道や未解決事件、警察捜査など異なる角度のサスペンスを楽しめます。

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「テミスの剣」は111分の単発ドラマなので、連続ドラマのような「次回」はありません。結末まで一度に描かれ、その後の時間帯は別の上川隆也主演作品へ切り替わります。

参考にした情報

よくある質問

テミスの剣の真犯人は誰ですか?

1993年の不動産屋夫婦殺害事件の真犯人は迫水二郎です。楠木明大は冤罪でした。さらに20年後の事件では、迫水殺害の実行犯は楠木の父・辰也で、その復讐を誘導する形で恩田嗣彦が関わっていたことが明らかになります。

楠木明大はなぜ犯人にされたのですか?

アリバイの弱さから疑われ、鳴海による強引な取り調べで自白に追い込まれました。さらに犯行を裏づけるように見えた証拠にも問題があり、後に冤罪だったことが判明します。

テミスの剣は連続ドラマですか?

2017年にテレビ東京で放送された単発のスペシャルドラマです。WOWOWプラスでは2026年10月11日9時から10時50分まで放送されます。

まとめ

「テミスの剣」の最初の事件では、迫水二郎が真犯人で、楠木明大は強引な捜査によって冤罪に追い込まれます。

ところが物語の本当の恐ろしさは、その誤りが判明した後です。警察は組織を守ろうとし、渡瀬が信頼していた検事・恩田にも自己保身のために隠していた真実がありました。そして迫水殺害では楠木辰也が実行犯となり、その背後で恩田の誘導が働きます。

「犯人を捕まえること」と「正義を貫くこと」は同じなのか。渡瀬が20年以上抱えた後悔を通して、司法と組織、人間の弱さを最後まで突きつける作品です。

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