インターステラー聖地巡礼|アルバータの学校・野球場・砂嵐の街とアイスランド氷河【10月10日4K】|10/10 21:00
10月10日(土)21時からNHK BSP4Kで、「シネマ4K『インターステラー 4K版』」が放送されます。クリストファー・ノーラン監督が2014年に発表したSF大作で、マシュー・マコノヒー演じるクーパーが、人類の新たな居住地を探すため宇宙へ旅立つ物語です。
宇宙や異星の場面が多い作品ですが、実際の撮影ではCGだけに頼らず、カナダ・アルバータ州、アイスランド、ロサンゼルスなどの実景が使われました。地球の農村、砂嵐の町、氷の惑星は、それぞれ実在の土地を土台にしています。
すでにキニナルにはインターステラーのロケ地をアイスランド・カナダの広域でまとめた記事があります。今回はそこから一歩踏み込み、旅行者が場所を特定しやすいロングビューの学校、オコトクスの野球場、フォートマクラウドの街路、スヴィーナフェルスヨークトル氷河を中心に、どの場面で使われたのかと訪問時のポイントをまとめます。
10月10日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月10日(土)21:00〜23:50 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 作品 | インターステラー 4K版 |
| 監督 | クリストファー・ノーラン |
| 出演 | マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケイン |
| 制作 | 2014年 アメリカ・イギリス |
Gガイドの公式番組情報データでは、地球環境の変化で人類滅亡の危機が迫る近未来を舞台に、元エンジニアのクーパーが居住可能な惑星を探すミッションへ参加する物語として紹介されています。クーパーは娘マーフに「必ず帰る」と約束し、家族と離れて未知の宇宙へ向かいます。
本作はアカデミー視覚効果賞を受賞していますが、見どころは宇宙映像だけではありません。現実の大地や氷河を使った撮影が、物語の「地球」と「異星」に手触りを与えています。
インターステラーの撮影はアルバータから始まった
Paramount PicturesとWarner Bros. Picturesは2013年8月、カナダ・アルバータ州で主要撮影が始まったと公式発表しました。Travel Albertaも、本作がアルバータ、アイスランド、ロサンゼルスを背景に撮影され、南アルバータではNanton、Longview、Lethbridgeなど複数の地域が使われたと紹介しています。
作品前半の農村風景は、未来の地球でありながら、どこか20世紀のアメリカ中西部を思わせます。その空気を作っているのがアルバータの広い平原です。聖地巡礼を考えるなら、まずカルガリーを拠点に南へ移動するルートが分かりやすいです。
ロングビュー|マーフたちの学校のロケ地
アルバータ州Longview(ロングビュー)は、クーパー一家の生活圏を形づくった撮影地の一つです。ロングビューには実在する学校があり、映画ではクーパーが子どもたちの進路について教師と話す学校場面のロケ地として知られています。
街自体はカルガリーの南西に位置する小さなコミュニティです。映画で見ると荒涼とした未来の農村に感じられますが、現地はロッキー山脈の東側に広がる牧草地帯で、車での周遊に向いた地域です。
学校は現在も地域の施設として使われているため、聖地巡礼では敷地へ無断で立ち入らず、公道側から周辺の景観を確認するのが基本です。映画のカットを再現することより、平原と低い建物が作る空気感を味わう場所として考えるとよいでしょう。
オコトクス|砂嵐で中断される野球場の舞台
映画序盤で印象に残るのが、野球の試合が砂嵐によって中断される場面です。この地球の日常が崩れていく感覚を強くする場面の一部は、アルバータ州Okotoks(オコトクス)で撮影されました。
オコトクスはカルガリーの南にあり、アルバータ州内の周遊では比較的立ち寄りやすい場所です。野球場周辺は作品の「農業中心の社会」とスポーツが共存する生活感を支えています。
映画を見直すと、宇宙へ向かう壮大な物語の直前に、家族でスポーツを見るという日常が置かれていることに気づきます。聖地巡礼では、宇宙船やNASAの場面だけでなく、こうした地球側のロケ地を回ると作品の対比がより分かりやすくなります。
フォートマクラウド|町を飲み込む砂嵐の街路
クーパー一家が車で走る中、巨大な砂埃が町を覆っていく場面は、アルバータ州Fort Macleod(フォートマクラウド)で撮影されました。地元紙の当時の記事でも、大型ファンなどを使って街路に砂嵐の効果を作った撮影が紹介されています。
フォートマクラウドは歴史的な建物が残る街で、映画撮影に使われることが多い地域です。インターステラーでは未来のアメリカの町として映るため、看板や美術が加わることで実際の街とは印象が変わっています。
ここは学校のような現役施設と比べると、街路を歩きながら雰囲気を感じやすいロケ地です。ただし車道や店舗前での撮影時は、交通や営業の妨げにならないよう注意したいところです。
アイスランド|異星の風景を作ったスヴィーナフェルスヨークトル氷河
宇宙へ出た後の世界では、アイスランドの自然が大きな役割を果たします。ParamountのBlu-ray公式リリースには、特典映像として「Shooting in Iceland: Miller’s Planet/Mann’s Planet」が収録され、アイスランドで二つの異なる惑星を作り上げた撮影が紹介されています。
Visit Icelandも、クリストファー・ノーランが「インターステラー」を南アイスランドで撮影したことを公式観光サイトで紹介しています。中でもよく知られているのが、ヴァトナヨークトル氷河周辺のSvínafellsjökull(スヴィーナフェルスヨークトル)です。
この氷河の荒々しい氷と黒い岩の景観は、地球から遠く離れた冷たい惑星を表現する背景として使われました。映画の画面では宇宙服や宇宙船が置かれることで完全に異世界に見えますが、実際にはアイスランド南部の氷河景観です。
スヴィーナフェルスヨークトルへ行くときの注意
氷河は見た目以上に危険な場所です。割れ目や崩落、天候の急変があるため、映画の撮影地点を正確にたどろうとして氷河上へ個人で立ち入るのは避けるべきです。
現地で氷河を楽しむ場合は、国立公園や観光事業者の最新情報を確認し、必要に応じてガイド付きツアーを利用するのが現実的です。映画と同じ景観を眺めるだけでも、平地のアルバータとはまったく異なる「別の惑星」の感じが分かります。
ミラーの惑星の水の風景もアイスランド
インターステラーでは、見渡す限り浅い水が広がり、巨大な波が迫ってくる「ミラーの惑星」も強烈な印象を残します。アイスランド撮影では氷の惑星だけでなく、水に覆われた惑星の場面も現地で作られました。
このことはParamountの公式特典案内でも、アイスランドでMiller’s PlanetとMann’s Planetという二つの異なる世界を撮影したと明記されています。ノーラン作品らしい実景重視の姿勢が分かる部分です。
映画を見ながら「これはCGで作った背景だろう」と思う場面でも、地形や水面そのものは実在の場所が土台になっています。4K版では地表の質感や水、氷の細部が見えやすいため、ロケ地を知ってから見ると実写と視覚効果の組み合わせにも注目できます。
ロケ地巡りはカルガリー周辺と南アイスランドを分けて考える
インターステラーの主要ロケ地は国をまたいでいるため、すべてを一度の旅行で回る必要はありません。アルバータ編はカルガリーを拠点にロングビュー、オコトクス、フォートマクラウドなどを車で巡る形が組みやすく、地球パートの景観を追いやすいです。
一方のアイスランド編はレイキャビクから南海岸方面へ進み、氷河や黒い大地の景観を楽しむ旅になります。アルバータが「乾いた平原と農村」、アイスランドが「氷と水の異星」という対照的な役割を持つため、別々に旅行しても映画の世界を十分に体感できます。
より広い撮影地全体を先に整理したい場合は、インターステラーのロケ地はどこ?アイスランド・カナダ撮影地を解説も参考になります。また、字幕版の放送情報やキャストを見たい方は、インターステラー9月26日BS10|字幕・171分・キャストと実物大宇宙船の撮影にまとめています。
4K版でロケ地を見るなら注目したい場面
今回のNHK BSP4K放送では、アルバータの乾いた大地、砂埃、アイスランドの氷河と水面など、自然の質感が見どころになります。宇宙船の内部だけでなく、屋外ロケの細かな背景を見ておくと、場所ごとの役割が分かりやすいです。
特に作品前半では、クーパー一家の日常と土地の広がりを意識して見ると、後半の宇宙空間との対比が強く感じられます。ロケ地を知ったうえで視聴すると、「宇宙へ行く映画なのに、なぜ地球の農村風景がこれほど長く丁寧に描かれているのか」という作品設計も見えてきます。
参考にした情報
- Gガイド「シネマ4K」インターステラー 4K版
- Paramount Pictures「INTERSTELLAR」主要撮影開始プレスリリース
- Travel Alberta「Must-See Blockbusters & TV Shows Filmed in Alberta」
- Visit Iceland「To Hollywood’s favorite glacier: Famous film sights in Iceland」
- Paramount Pictures「INTERSTELLAR」Blu-rayリリース
よくある質問
インターステラーの地球の農村はどこで撮影されましたか?
主にカナダ・アルバータ州で撮影されました。南アルバータのLongview、Nanton、Lethbridge、Okotoksなど複数の地域が使われています。
氷の惑星のロケ地はどこですか?
アイスランドのヴァトナヨークトル氷河周辺が撮影地の一つです。スヴィーナフェルスヨークトルはインターステラーの撮影で知られる氷河景観です。
ロケ地は一般の旅行者でも訪れられますか?
街や公道から見られる場所はありますが、学校などの現役施設や氷河には注意が必要です。私有地や施設へ無断で入らず、氷河では最新の安全情報やガイドツアーを利用してください。
まとめ
10月10日21時からNHK BSP4Kで放送される「インターステラー 4K版」は、宇宙を描くSFでありながら、現実のロケ地を大胆に使った作品です。地球パートはカナダ・アルバータ州、異星の風景はアイスランドが大きな舞台になりました。
聖地巡礼では、ロングビューの学校、オコトクス周辺、フォートマクラウドの街路、スヴィーナフェルスヨークトル氷河などを場面と結び付けて見ると楽しみやすくなります。4K放送では、実景の土や砂、氷、水の質感にも注目すると、ノーラン監督が実際の風景を使った理由がより伝わってきます。

