スウェーデン放送合唱団のプロフィールは?創立100年の歩みと指揮者プトニンシュ|11月4日BSP4K|11/4 6:15
11月4日(水)午前6時15分からNHK BSプレミアム4Kで放送される「クラシック倶楽部」は、スウェーデン放送合唱団の演奏会です。1925年に創設された合唱団が2025年に迎えた創立100周年の節目に、日本で披露した公演の模様を楽しめます。
今回の主役は、32人のプロ歌手で構成されるスウェーデン放送合唱団と、2020年から首席指揮者を務めるカスパルス・プトニンシュです。団体の歴史と指揮者のプロフィールを知っておくと、演奏の背景もより立体的に感じられます。
11月4日「クラシック倶楽部」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月4日(水)午前6:15〜7:10 |
| 放送局 | NHK BSプレミアム4K |
| 番組 | クラシック倶楽部 スウェーデン放送合唱団 演奏会 |
| 出演 | スウェーデン放送合唱団 |
| 指揮 | カスパルス・プトニンシュ |
| 収録公演 | 2025年10月21日・東京オペラシティ コンサートホール |
放送情報では、2025年に創立100周年を迎えたスウェーデン放送合唱団の公演が紹介されています。今回のBSP4K放送は、2026年に新しく行われる演奏会ではなく、100周年の年に東京で行われたコンサートを収録したものです。
スウェーデン放送合唱団のプロフィール
スウェーデン放送合唱団は、1925年に創設されたスウェーデンのプロ合唱団です。スウェーデン放送がラジオ放送を始めた年に誕生し、同年5月に最初のコンサートを開きました。
本拠地は、スウェーデン放送のコンサートホールであるベルワルドホールです。公式プロフィールによると、現在の合唱団は32人のプロ歌手で構成され、国内のコンサートホールや海外ツアーを通じて幅広い聴衆に演奏を届けています。
合唱団の特徴は、古典的な合唱作品だけにとどまらず、新しい声楽作品や現代音楽にも積極的に取り組んできたことです。ベルワルドホールの紹介では、スウェーデンの合唱文化を発展させ、世界各地の合唱団にも影響を与えてきた存在として説明されています。
100年を超えて受け継がれる合唱団の歴史
創設後の歩みで大きな転機となったのが、1952年にエリック・エリクソンが首席指揮者に就任したことです。彼の指導によって合唱団は国際的な評価を高め、スウェーデン国内だけでなく、ヨーロッパや世界の音楽界でも知られるようになりました。
その後も、トヌ・カリユステやペーター・ダイクストラらが指揮者として合唱団を導いてきました。公演主催者のプロフィールでは、カリユステが1994年に首席指揮者に就任し、東欧圏の作品を含むレパートリーの拡充に貢献したこと、ダイクストラが2007年に音楽監督となり、2018年まで活動したことが紹介されています。
現在の合唱団は、こうした歴代指揮者の時代を経て、伝統的な合唱作品と現代作品の両方を演奏する団体として活動しています。100年という長い歴史は、単に古い団体という意味ではなく、時代ごとの音楽や作曲家と向き合いながら表現を更新してきた歩みでもあります。
32人のプロ歌手が生み出すアンサンブル
32人という人数は、大規模な合唱団と比べると一人ひとりの声の役割が見えやすい編成です。声部が重なる部分では全体の響きを作りながら、細かな音の動きや声の受け渡しでは各パートの働きが演奏の表情につながります。
ベルワルドホールの公式プロフィールは、合唱団を「ひとつの独自でダイナミックな楽器」のように表現しています。歌い手それぞれの声を合わせるだけでなく、全体をひとつの音響として形づくることが、プロの合唱団としての大きな特徴です。
また、活動の場は本拠地のベルワルドホールに限られません。スウェーデン国内のコンサートホールや海外ツアーに加え、スウェーデン放送P2やベルワルドホール・プレイ、欧州放送連合を通じて、国内外の聴き手に演奏を届けています。
指揮者カスパルス・プトニンシュのプロフィール
カスパルス・プトニンシュは、ラトビア出身の合唱指揮者です。2020年からスウェーデン放送合唱団の首席指揮者を務め、ラトビア放送合唱団とも30年以上にわたって関わってきました。
2014年から2021年までは、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団の首席指揮者を務めています。ベルワルドホールの公式プロフィールでは、ルネサンス期のポリフォニーからロマン派の作品まで幅広いレパートリーを扱う一方、キャリアを通じて特に現代合唱音楽に力を注いできた指揮者として紹介されています。
プトニンシュは、バルト地域や北欧の作曲家たちと関係を築き、新しい合唱作品の紹介にも取り組んできました。若い歌手や指揮者の育成にも携わり、2013年から2017年まではTenso Europe Chamber Choirの芸術監督を務めています。
受賞歴とスウェーデン放送合唱団との録音
プトニンシュは、ラトビアの音楽大賞と文化・科学分野の功績に対する閣僚会議賞を受賞しています。2018年にはエストニア・フィルハーモニー室内合唱団と録音した作品が、グラモフォン賞とディアパソン・ドールを受賞しました。
スウェーデン放送合唱団とは、2023年秋にシューマンの「ミサ・サクラ」などを収録したアルバムを発表しています。合唱団の公式紹介によると、オルガン奏者ヨハン・ハンマルストロームと共に録音した作品で、プトニンシュと合唱団の継続的な音楽づくりを知る手がかりになります。
合唱団の首席指揮者としてだけでなく、現代の合唱作品を積極的に取り上げる指揮者としての活動も、今回の演奏会を聴く際に注目したい点です。
100周年の日本公演はどんな演奏会?
今回の放送で紹介されるのは、2025年10月21日に東京オペラシティ コンサートホールで行われた公演です。主催者のパシフィック・コンサート・マネジメントは、出演者をカスパルス・プトニンシュとスウェーデン放送合唱団として案内しています。
公演は《レターズ・オブ・ラブ》と題された無伴奏プログラムで、祈りや愛をテーマにした作品、ペルトやリゲティ、R.シュトラウス、スウェーデンの現代作曲家による作品などが並びました。合唱団が得意とする現代作品と、時代を超えて歌われてきたレパートリーの両方に触れられる構成です。
ららら♪クラブの公演紹介によると、この来日公演は6年ぶりの日本公演でした。創立100周年の節目に、現在の首席指揮者プトニンシュと日本の聴衆が初めて共演の形で出会う機会となったことも、公演の背景として紹介されています。
番組で紹介される演奏の聴きどころ
番組表に記載された曲目には、アルヴォ・ペルトの「ヌンク・ディミティス」、リヒャルト・シュトラウスの「夕べ」、リゲティの「ヘルダーリンによる3つの幻想曲」、スヴェン=ダヴィッド・サンドストレムの「4つの愛の歌」、ビーストレムの「グローリア」などがあります。
作曲家や時代の異なる作品が並ぶため、合唱団がどのように声の質感や響きの重なりを変えていくかが聴きどころです。現代作品を得意とするプトニンシュの指揮のもと、各作品の個性と合唱団全体のまとまりを味わえます。
クラシック倶楽部で注目したい出演者の関係
今回の出演者は、合唱団と指揮者という組み合わせです。スウェーデン放送合唱団は長い歴史を持つ一方、現在も新しい合唱作品を取り上げる姿勢を保っています。
プトニンシュはその方向性を担う指揮者で、北欧やバルト地域の作曲家とのつながりを演奏活動に反映させてきました。
合唱団には、歌い手の声をひとつの響きにまとめる力と、作品ごとに音色や表現を変える柔軟さが求められます。32人のプロ歌手によるアンサンブルを、現代合唱音楽を得意とする指揮者がどのように導くかを意識すると、演奏の細部にも耳を向けやすくなります。
同じ「クラシック倶楽部」で合唱団やアンサンブルの出演回を見たい方は、東京オペラシンガーズの出演回を紹介した記事もあわせてご覧ください。団体ごとの編成や響きの違いを比べるきっかけになります。
前回(11月3日放送)のクラシック倶楽部
前日の11月3日(火)には、森野美咲さんとヘルムート・ドイチュさんの演奏回がNHK BSとBSプレミアム4Kで予定されています。11月4日はスウェーデン放送合唱団の公演で、ソロ歌手とピアニストの回から、合唱団全体のアンサンブルを味わう内容へと変わります。
参考にした情報
- Berwaldhallen「The Swedish Radio Choir biography」
- Berwaldhallen「Kaspars Putniņš, Chief Conductor」
- Pacific Concert Management「スウェーデン放送合唱団」公演情報・プロフィール
- Berwaldhallen「The Swedish Radio Choir’s anniversary year」
- ららら♪クラブ「NHKクラシック倶楽部 スウェーデン放送合唱団 演奏会」
- NHK BS 11月4日番組表
- ぶらあぼONLINE「100年の歴史を誇るスウェーデン放送合唱団が東京でオール・アカペラ公演」
よくある質問
スウェーデン放送合唱団はいつ創設されましたか?
1925年です。スウェーデン放送がラジオ放送を始めた年に創設され、2025年に100周年を迎えました。
スウェーデン放送合唱団は何人で構成されていますか?
Berwaldhallenの公式プロフィールでは、32人のプロ歌手で構成されると紹介されています。
指揮者のカスパルス・プトニンシュはどこの出身ですか?
ラトビアのリガ出身です。2020年からスウェーデン放送合唱団の首席指揮者を務めています。
まとめ
11月4日の「クラシック倶楽部」では、1925年創設のスウェーデン放送合唱団と、首席指揮者カスパルス・プトニンシュによる2025年の日本公演を楽しめます。32人のプロ歌手が築いてきた100年の歴史と、現代合唱音楽を重視する指揮者の経歴が、今回の演奏会を知る手がかりです。
団体の歩みをたどると、伝統を受け継ぎながら新しい作品にも挑戦してきた姿が見えてきます。創立100周年の節目に行われた東京公演を、合唱団と指揮者それぞれのプロフィールを思い浮かべながら味わってみてください。

