開運!なんでも鑑定団11月3日|芝山細工・板谷波山・世界三大希少石とは?鑑定品を予習|11/3 20:54
11月3日(火)20時54分からテレ東で放送される「開運!なんでも鑑定団」には、明治時代の芝山細工、板谷波山の絵かもしれない額、父が遺した青い石という、ジャンルの異なる三つのお宝が登場します。
放送前に気になるのは、「芝山細工とは何?」「板谷波山はどんな人物?」「世界三大希少石ってどの宝石?」という点ではないでしょうか。今回は鑑定額を先回りして予想するのではなく、番組公式で発表されている内容をもとに、それぞれのお宝の背景を分かりやすく整理します。
11月3日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月3日(火)20:54〜21:55 |
| 放送局 | テレ東 |
| MC | 今田耕司、福澤朗、菅井友香 |
| ゲスト | かが屋 |
| 出張鑑定 | 岩手県二戸市 |
| 出張MC | 小田井涼平 |
| 出張アシスタント | 北川彩 |
| ナレーター | 銀河万丈、冨永みーな |
テレ東公式ページでは、今回の主な見どころとして、150万円で購入した明治時代の芝山細工、880円で買った額に入っていた板谷波山の絵の可能性、父が遺した青い石が世界三大希少石かもしれないという依頼が紹介されています。
MCの今田耕司さんについては今田耕司さんのプロフィール記事、福澤朗さんは福澤朗さんのプロフィール記事、菅井友香さんは菅井友香さんのプロフィール記事で詳しく紹介しています。ゲストのかが屋についてもかが屋のプロフィール記事があります。
150万円で購入した「芝山細工」とは?
最初に注目したいのが、宮大工の依頼人が約40年前に150万円で購入した明治時代の超絶技巧の置物です。テレ東公式では、このお宝を「芝山細工」として紹介しています。
東京富士美術館の収蔵品解説によると、芝山細工は、上総国芝山村の小野木専蔵が江戸に出て小間物商に奉公しながら始めた螺鈿・象嵌細工です。同館は、芝山細工の製品が将軍家御用品にもなったと説明しています。
螺鈿は貝殻などの光沢ある素材を用いる装飾技法で、象嵌は異なる素材をはめ込んで文様を表す技法です。芝山細工では、こうした細かな装飾が組み合わされ、立体感や華やかさを生み出します。
今回の依頼人は、この道60年の現役宮大工。公式説明では、これまで200以上の寺社仏閣に携わってきた人物で、亡き父が骨董好きだったとされています。父が馴染みの骨董商から持ち込まれた品を見て、親子で「これはすごい」と感心し、父の勧めで150万円を支払って購入したのが今回のお宝です。
つまり、今回の芝山細工は「たまたま安く買った品」ではなく、当時から高価だと認識したうえで購入した品です。40年ほど前の150万円という購入額に対し、現在の鑑定ではどのような評価になるのかが大きな見どころです。
芝山細工はなぜ「明治の超絶技巧」と呼ばれる?
番組が「明治時代の超絶技巧」と強く打ち出しているのは、芝山細工が細部まで素材を組み合わせる精密な装飾工芸だからです。東京富士美術館には、明治時代の「松鷹杜若水鶏蒔絵芝山象嵌印籠」や「花籠農耕蒔絵芝山象嵌印籠」が所蔵されています。
美術品として見るときは、単に「古いから価値がある」のではなく、素材の使い方、細工の精密さ、保存状態、作者や工房を示す銘、作品としての完成度など複数の要素が関係します。今回の番組では、古美術鑑定家の中島誠之助さんをはじめとする鑑定士軍団が出演予定です。
放送前の段階では最終的な評価ポイントは公表されていませんが、芝山細工という名称だけでなく、どの部分にどの素材が使われ、どのような意匠が施されているのかを見ると、鑑定の解説をより楽しめそうです。
880円で買った額は板谷波山の絵?
もう一つ気になるのが、880円で購入した額に「巨匠・板谷波山」の絵が入っているのではないかというお宝です。公式ページでは疑問符付きで紹介されており、放送前の時点で本人作と確定しているわけではありません。
板谷波山は1872年生まれ、1963年没の陶芸家です。筑西市の公式情報によると、東京美術学校の彫刻科で学び、石川県工業学校で教鞭をとりながら陶芸を研究。31歳で陶芸家として立つことを決め、東京・田端に窯を築きました。
特に知られるのが、薄絹をかけたようなマット調の「葆光釉」です。筑西市は、板谷波山が1953年に陶芸家として初めて文化勲章を受章したこと、作品「葆光彩磁珍果文花瓶」が近現代作品で初の重要文化財指定を受けたことを紹介しています。
ここで面白いのは、波山が「陶芸家」として知られる人物である一方、今回のお宝は「絵」として紹介されていることです。本人が手掛けたものなのか、何らかの関係資料なのか、あるいは別人の作なのか。880円という購入価格と、板谷波山という大きな名前の落差が鑑定のポイントになります。
板谷波山はどんな人物?
板谷波山は茨城県真壁郡下館、現在の筑西市に生まれました。しもだて美術館の公式紹介では、東京美術学校で岡倉天心や高村光雲に学び、彫刻を基礎にしながら陶芸へ進んだ経歴が紹介されています。
波山の作品は、形そのものだけでなく、表面の文様や釉薬、全体の調和まで細かく設計されたことで知られます。陶芸家として初の文化勲章受章者であることからも、近代日本陶芸を代表する人物の一人であることが分かります。
今回の額が本当に波山に関係するものなら、陶芸作品とは違う角度からその表現に触れられる珍しい機会になります。一方で、番組公式はあくまで「板谷波山の絵!?」と紹介している段階なので、真贋は鑑定結果が出るまで未確定です。
父が遺した「青い石」は世界三大希少石?
三つ目の注目品は、父が遺した青い石です。番組公式は「世界三大希少石!?」と予告していますが、放送前の公式ページでは宝石の正式名称までは明かされていません。
一般に「世界三大希少石」と呼ばれることが多いのは、アレキサンドライト、パライバトルマリン、パパラチアサファイアの三種です。宝石商・和光の解説でも、この三つを世界三大希少石として紹介しています。
この中で青系の色で知られるのはパライバトルマリンですが、公式が「青い石」としか発表していない以上、色だけで種類を決めつけることはできません。鑑定では、色味だけでなく鉱物としての性質や内包物、光学的特徴などを確認して種類が判断されます。
今回の鑑定士には岐阜聖徳学園大学教授の川上紳一さんも名を連ねています。鉱物分野のお宝が登場する回では、見た目の印象だけでは分からない石の正体や成り立ちに注目です。
世界三大希少石3種類の特徴
アレキサンドライト
GIAによると、アレキサンドライトは鉱物クリソベリルの希少な変種です。日光や蛍光灯の下では緑色系、白熱光の下では赤や紫がかった色に変化する変色性が大きな特徴です。
「昼はエメラルド、夜はルビー」と表現されることもあり、色の変化が鮮明なほど評価されやすいとされています。6月の誕生石でもあります。
パライバトルマリン
パライバトルマリンは、鮮やかなネオンブルーやブルーグリーンで知られる宝石です。和光の解説では、ブラジルのパライバ州で発見されたことが名前の由来で、産出量が非常に少ない希少石として紹介されています。
今回の予告に「青い石」とあるため気になる存在ですが、番組公式は石の種類をまだ公表していません。青いという一点だけでパライバトルマリンと断定しないことが大切です。
パパラチアサファイア
パパラチアサファイアは、ピンクとオレンジの中間のような繊細な色を持つサファイアです。和光は、蓮の花のような色合いを持ち、非常に狭い色域だけがパパラチアと呼ばれるため希少だと説明しています。
青い石という今回の予告とは色の印象が異なりますが、「世界三大希少石」という言葉そのものを理解するためには、三種類をまとめて知っておくと分かりやすいです。
前回10月27日は切手・コイン鑑定大会
番組公式サイトでは、前回の2026年10月27日放送分として「第17回 切手コイン鑑定大会」を案内しています。スタジオのお宝には、はっぴいえんどのサイン入りアルバム3点、寺山修司作ミュージカル「海王星」の原稿、荒川豊蔵の茶碗などが掲載されています。
11月3日は、明治工芸、近代陶芸家に関係する絵、希少石とジャンルが大きく分かれています。前回の切手・コイン中心の回とは違い、工芸・美術・宝石を横断して鑑定する回として楽しめそうです。
なんでも鑑定団で宝石が登場した過去回は、アレキサンドライトの天然・合成を扱った記事も参考になります。
11月3日の見どころは「買値」と「正体」の落差
今回のお宝は、購入価格や入手経緯の振れ幅が大きいのが特徴です。芝山細工は約40年前に150万円で購入した高価な品、一方で板谷波山の可能性がある額は880円で購入したものです。
さらに、青い石は父から遺された品で、そもそも何の宝石なのかが焦点になっています。つまり今回は、高く買った品がどこまで評価されるか、安く買った品に大きな価値があるか、正体不明の石が本当に希少石なのかという三方向の楽しみ方があります。
鑑定額だけを見るのではなく、「なぜその価格になるのか」「どの特徴が本物らしさを示すのか」という鑑定士の説明にも注目すると、それぞれの品の背景がより分かりやすくなります。
参考にした情報
- テレ東公式「開運!なんでも鑑定団」11月3日番組情報
- テレ東公式「開運!なんでも鑑定団」
- 東京富士美術館「芝山」
- 筑西市公式 しもだて美術館「主な所蔵作家たち」
- 宝石商 和光「三大希少石」
- GIA「アレキサンドライトについて」
よくある質問
11月3日の「なんでも鑑定団」は何時からですか?
2026年11月3日(火)20時54分から21時55分まで、テレ東で放送予定です。
芝山細工とは何ですか?
螺鈿や象嵌などを用いた精密な装飾工芸です。東京富士美術館は、上総国芝山村の小野木専蔵が始めた技法として紹介しています。
父が遺した青い石はパライバトルマリンですか?
放送前のテレ東公式ページでは、「世界三大希少石!?」という予告までで、宝石名は公表されていません。青い色だけでパライバトルマリンと断定することはできません。
板谷波山は何で有名な人物ですか?
近代日本を代表する陶芸家で、筑西市によると陶芸家として初めて文化勲章を受章しました。独自の「葆光釉」でも知られています。
まとめ
11月3日の「開運!なんでも鑑定団」は、150万円で購入した明治の芝山細工、880円の額に入った板谷波山の絵の可能性、父が遺した世界三大希少石かもしれない青い石が大きな見どころです。
芝山細工は精密な螺鈿・象嵌で知られる工芸、板谷波山は陶芸家として初の文化勲章受章者、世界三大希少石は一般にアレキサンドライト・パライバトルマリン・パパラチアサファイアを指します。ただし、今回の絵の真贋、青い石の正式名称、各お宝の最終鑑定額は放送前には確定していません。背景を知ったうえで鑑定士の説明を見ると、結果だけでなく「なぜその評価になるのか」まで楽しめる回です。

