新日本風土記「富士晩夏」雪冠を脱いだ富士山は何が違う?信仰と樹海をたどる【11月3日20時】|11/3 20:00
2026年11月3日(火・祝)20時からNHK BSで放送される「新日本風土記」は、「富士晩夏」を取り上げます。
今回の軸になるのは、雪の冠を脱いだ晩夏の富士山です。見慣れた白い山頂とは違い、火山としての荒々しい姿が前に出る季節に、富士山が見えない土地にまで広がった信仰、野鳥が集まる五合目、苔むす樹海の森などをたどります。
「なぜ日本人は富士山にこれほど心を引かれるのか」という問いを、景色だけではなく、人の祈りと自然の営みから見つめる回です。
新日本風土記「富士晩夏」の番組概要
制作会社ドキュメンタリージャパンの番組情報では、「富士晩夏」は2026年11月3日20:00〜20:59、NHK BSで放送されます。
番組紹介では、夏の富士山が雪冠を脱いで「火山の本性」を見せる季節として描かれ、富士を遠くから思う人々、五合目に集まる鳥たち、暗く苔むした樹海の森などを訪ねる構成が示されています。
富士山を眺めるだけの紀行ではなく、信仰・火山・森・生き物をつなげながら、富士山が持つ独特の存在感を探る内容です。
11月3日の放送日時と語り
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年11月3日(火・祝) |
| 放送時間 | 20:00〜20:59 |
| 放送局 | NHK BS |
| 番組 | 新日本風土記「富士晩夏」 |
| 語り | 松たか子 |
| ナレーション | 渡邊佐和子、井上二郎 |
ドキュメンタリージャパンの制作番組一覧では、11月3日のNHK BS放送に加え、語りの松たか子さん、ナレーションの渡邊佐和子さんと井上二郎さんが掲載されています。
Gガイドでも11月3日20時から21時の枠として掲載され、出演欄に松たか子さん、井上二郎さん、渡邊佐和子さんが案内されています。
「富士晩夏」は何を描く?
今回のテーマは、雪冠を脱いだ夏から秋の富士山です。
冬や春の富士山は、白い雪を頂いた姿が象徴的です。一方、晩夏は雪が少なくなり、黒っぽい山肌や火山らしい地形が目立ちます。番組紹介も、夏の富士がより火山の本性を表す季節だと説明しています。
そこから番組は、富士山そのものの姿だけでなく、富士をめぐる人々の信仰や自然へ視線を広げていきます。
富士山が見えない地域にも信仰が残る
番組紹介で特に気になるのが、富士山が見えない地域でも行われる富士信仰の行事です。
富士山は、山梨県や静岡県から眺める山というだけではありません。文化庁の文化遺産オンラインでは、富士山は古くから噴火を繰り返したことで霊山として畏敬され、山麓の浅間神社、修験、近世の富士講などへ信仰が広がったと説明されています。
江戸とその周辺では富士講が組織され、多くの人々が富士登拝を行いました。つまり、富士山への信仰は「日常的に山が見える人だけのもの」ではなく、離れた土地に暮らす人々にも共有されてきた歴史があります。
「富士晩夏」は、その広がりが今どのような形で残っているのかを、人々の行事や祈りを通して見せる回と考えると分かりやすいです。
五合目に野鳥が集まる理由にも注目
番組案内には、鳥たちが集まる五合目の庭が登場します。
富士山の五合目付近は、山麓の森と高山帯の境界に近い場所です。文化遺産オンラインでも、五合目付近の標高約2500メートルが森林限界として説明され、その上はかつて信仰の上でも特別な領域として捉えられてきたとされています。
今回の放送では、そこに集まる野鳥の姿を通して、信仰の山としてだけでなく、生き物が季節ごとに利用する自然環境としての富士山も描かれます。
放送前情報では具体的な野鳥の種名までは確認できません。どの鳥が登場するかを断定せず、五合目という標高帯でどのような生き物の動きが見えるのかに注目したいところです。
樹海は「暗い森」だけではない
もう一つの大きな舞台が、青木ヶ原樹海を含む富士山麓の森です。
山梨県の文化財資料では、青木ヶ原樹海は864年から866年の貞観噴火で流れ出した大量の溶岩の上に形成された森林と説明されています。富士山原始林と青木ヶ原樹海は、富士山麓に残る貴重な自然林として国の天然記念物に指定されています。
この背景を知ると、番組で描かれる苔むした森は、単に神秘的な景色というだけではありません。噴火で生まれた溶岩地形の上に長い時間をかけて植物が広がり、現在の森ができたことが分かります。
晩夏の富士山が「火山の本性」を表すという番組の視点と、火山の噴火から生まれた樹海の森はつながっています。山頂の荒々しい地形と、山麓の深い森を一つの火山の時間として見るのが、この回の大きな見どころです。
富士山はなぜ「信仰の対象」になった?
文化庁の資料では、富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されています。
その背景には、古くから繰り返した噴火があります。美しい山容を持ちながら火を噴く山でもあったため、人々は富士山に畏れと敬いの両方を抱いてきました。
古代の遙拝から、修験者による登拝、一般の人々の登山、さらに江戸時代の富士講へと信仰の形は広がっていきました。番組で扱われる「富士山が見えない地域の行事」も、こうした長い信仰の広がりの延長に置いて見ると理解しやすくなります。
また、富士山は信仰だけでなく、絵画や文学の題材にもなってきました。文化庁は葛飾北斎の「富嶽三十六景」や和歌などを挙げ、富士山が日本文化の中で特別な意味を持ってきたことを説明しています。
前回の放送はいつ?
「富士晩夏」は11月3日のNHK BS放送より前に、NHK BSP4Kで10月19日22時に放送されています。制作会社の番組情報では、10月19日のBSP4Kと11月3日のNHK BSの両方が案内されています。
また、番組情報サイトでは10月30日朝にBSP4Kでの再放送も確認できます。11月3日のNHK BSは、4K環境がない方でも見やすい放送機会としてチェックしやすい回です。
内容の中心は同じ「富士晩夏」なので、今回の記事では既存の10月放送記事と同じ要素を並べるだけでなく、晩夏の富士山が見せる火山性と、その周囲に広がる信仰・森の関係に焦点を当てました。
視聴方法
11月3日の「新日本風土記『富士晩夏』」は、NHK BSで20時から放送されます。
BS放送を受信できる環境で視聴できます。今回確認できた番組情報では、放送時間は20:00〜20:59です。
NHK公式の当該番組ページは今回の調査環境ではrobots制限により本文を取得できませんでした。そのため、放送日時・語り・制作情報は制作会社ドキュメンタリージャパンとGガイドの掲載内容で照合しています。
参考にした情報
- ドキュメンタリージャパン「新日本風土記『富士晩夏』」
- ドキュメンタリージャパン「制作番組」
- Gガイド「新日本風土記『富士晩夏』」
- 文化庁 文化遺産オンライン「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」
- 山梨県「富士山原始林及び青木ヶ原樹海」
よくある質問
新日本風土記「富士晩夏」は11月3日の何時からですか?
2026年11月3日(火・祝)20:00〜20:59、NHK BSで放送されます。
「富士晩夏」の語りは誰ですか?
制作会社の番組情報では、松たか子さんが語り、渡邊佐和子さんと井上二郎さんがナレーションとして掲載されています。
今回の見どころは何ですか?
雪冠を脱いで火山らしい姿を見せる晩夏の富士山を軸に、富士山が見えない地域にも広がった信仰、五合目の野鳥、青木ヶ原樹海などを通して、人々が富士山に引きつけられてきた理由を見つめる点です。
まとめ
11月3日20時からNHK BSで放送される「新日本風土記『富士晩夏』」は、雪のない晩夏の富士山だからこそ見えてくる火山の姿が大きなテーマです。
富士山が見えない土地にまで受け継がれた信仰、五合目に集まる鳥、噴火の溶岩の上に育った樹海の森をたどることで、富士山を「美しい山」として眺めるだけでは分からない歴史と自然が浮かび上がります。
放送は2026年11月3日(火・祝)20:00〜20:59。語りは松たか子さん、ナレーションは渡邊佐和子さんと井上二郎さんです。

