刑事コロンボ(63)「4時02分の銃声」あらすじ・キャスト|車載電話トリックと決め手【11月2日】|11/2 16:20
11月2日(月)16時20分からNHK BSP4Kで放送される「刑事コロンボ(63)『4時02分の銃声』」は、ラジオ界の有名人が作ったアリバイにコロンボが挑む一編です。
今回の犯人は、ウィリアム・シャトナー演じるフィールディング・チェイス。養女ビクトリアを自分のそばに置き続けたいという強い執着から、彼女の独立を後押しするジェリー・ウィンターズを殺害します。
この記事では、事件の発端から犯行、コロンボの捜査、最後にアリバイが崩れるまでを時系列で整理し、主要キャストと見どころをまとめます。結末の決め手にも触れるため、未視聴の方はネタバレにご注意ください。
11月2日の放送日時と主要キャスト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月2日(月)16:20〜17:52 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| エピソード | 刑事コロンボ(63)「4時02分の銃声」 |
| 原題 | Butterfly in Shades of Grey |
| 脚本 | ピーター・S・フィッシャー |
| 演出 | デニス・デューガン |
J:COMテレビ番組表とGガイドでは、ピーター・フォーク演じるコロンボの吹き替えが石田太郎、フィールディング・チェイス役のウィリアム・シャトナーが矢島正明、ビクトリア役のモリー・ヘイガンが佐々木優子、ジェリー役のジャック・ローファーが堀内賢雄と案内されています。
ウィリアム・シャトナーは「刑事コロンボ」では「ルーサン警部の犯罪」に続く出演です。今回はテレビ俳優ではなく、社会に影響力を持つラジオ・コメンテーターという役柄で、コロンボと正面から駆け引きを繰り広げます。
「4時02分の銃声」のあらすじを時系列で整理
1. チェイスは養女ビクトリアの独立を恐れる
フィールディング・チェイスは、辛口の発言で知られる人気ラジオ・コメンテーターです。一方で家庭では、養女のビクトリア・チェイスを強く支配し、彼女が自分の手元から離れることを極端に嫌っています。
ビクトリアは小説家として自立することを望んでおり、チェイスの部下で友人でもあるジェリー・ウィンターズがその夢を後押ししていました。ジェリーは出版につながる道を用意し、ビクトリアがニューヨークへ進む可能性を作ります。
チェイスにとって、ジェリーは単なる部下ではなく、ビクトリアを自分から引き離す存在になっていきます。事件はこの親子関係のゆがみから始まります。
2. ジェリーを電話に誘導し、録音を利用したアリバイを作る
チェイスはジェリーを殺すだけでなく、自分が犯行現場にいなかったように見せる仕掛けを準備します。
ジェリーには決められた時刻に電話をかけさせます。その時間、チェイスは自宅にいるように装いますが、実際にはジェリーの家へ入り込み、電話のやり取りを利用して遠隔地にいるかのような状況を作ります。
ジェリーがチェイス宅へ電話すると、留守番電話が応答します。チェイスはジェリー宅側の電話を使って会話を成立させ、その記録を残すことで「事件発生時、チェイスは自宅でジェリーと話していた」という印象を作ろうとします。
3. 電話中のジェリーを射殺し、犯行時刻を印象づける
会話が続く中、チェイスはジェリーを銃撃します。電話の向こうで銃声が聞こえたような記録が残るため、後から見ればチェイス自身が事件の“耳撃者”のように振る舞える構図です。
番組表のあらすじでも、ジェリーが自宅で電話中に射殺された状況をチェイスが作り上げることが紹介されています。タイトルの「4時02分の銃声」は、時間と録音がアリバイの中心にあることを象徴する言葉です。
さらにチェイスは、ジェリーの周辺人物へ疑いが向くような状況も作ろうとします。スーパー!ドラマTVの各話紹介では、現場に残されたハンカチをきっかけに捜査が別方向へ向かう場面があることも示されています。
コロンボはどこからチェイスを疑う?
コロンボが向き合うのは、犯行そのものよりも出来すぎたアリバイです。ジェリーが電話中に殺され、その会話が録音されているなら、チェイスは現場にいなかったように見えます。
ところが、コロンボは電話の記録やチェイスの説明を一つずつ確認していきます。犯人が用意した物語をそのまま受け入れず、「その時、本当にその場所から電話できたのか」という物理的な条件へ焦点を移していくのが見どころです。
また、チェイスは自信に満ちた人物で、コロンボを軽く見る態度を取ります。相手の社会的地位や話術に惑わされず、曖昧な部分を何度も確かめるコロンボとの対比が、この回の緊張感を支えています。
決め手は車載電話|チェイスのアリバイが崩れる理由
チェイスの説明には「車から911へ電話した」という部分がある
チェイスは、ジェリーとの通話中に銃声を聞いたあと、車で現場へ向かい、その途中で車載電話から911へ通報したと説明します。
この説明が正しければ、事件直後のチェイスは自宅近くの山道を走っていたことになります。しかしコロンボは、その山間部では携帯・車載電話の電波が届かず、通話できないことに気づきます。
通話できない場所から通報したことになっている矛盾
終盤、チェイスの車が山道で止まり、電話を使おうとしてもつながらない状況が作られます。コロンボ自身も同様に電話を試し、周辺で電波が入らないことを確かめています。
つまり、チェイスが主張した時刻と場所では911へ電話できません。事件直後に通報が成立している以上、チェイスは自宅近くの山道ではなく、電波が届く別の場所にいたことになります。
その別の場所こそ、ジェリーの家の近辺だったのではないか。車載電話という当時の新しい機器が、完璧に見えたアリバイを逆に崩す証拠になるのが、この回最大の仕掛けです。
主要キャストと役名
ピーター・フォーク/コロンボ
ロサンゼルス市警の警部。よれたコートと穏やかな話し方で相手の警戒を解きながら、細かな矛盾を積み重ねて犯人を追い詰めます。日本語吹き替えは石田太郎です。
ウィリアム・シャトナー/フィールディング・チェイス
ラジオ番組で大きな影響力を持つコメンテーター。養女ビクトリアへの愛情が支配欲へ変わり、彼女の独立を助けるジェリーを排除しようとします。
シャトナーは「ルーサン警部の犯罪」に続くシリーズ再出演で、今回もコロンボと対峙する側を演じます。吹き替えの矢島正明は「スター・トレック」のカーク船長役でも知られ、NHK BSP4Kの番組紹介でもその点が見どころとして案内されています。
モリー・ヘイガン/ビクトリア・チェイス
チェイスの養女で、父の仕事を手伝いながら小説家として自立する道を探しています。ジェリーの助けで新しい人生へ進もうとすることが、事件の直接的な引き金になります。
ジャック・ローファー/ジェリー・ウィンターズ
チェイスの部下で、ビクトリアの才能を認めて独立を後押しする人物です。チェイスにとっては、ビクトリアを自分の支配下から連れ出す脅威となり、殺害の標的にされます。
この回の見どころは「録音」と「電波」の二重構造
「4時02分の銃声」は、電話を使って作ったアリバイを、別の電話の性質が崩す構造になっています。前半では留守番電話の録音がチェイスを守る材料に見え、後半では車載電話の電波状況がチェイスを追い詰めます。
道具そのものは当時の通信機器ですが、見どころは現在でも分かりやすいものです。「記録が残っているから正しい」と考えず、その記録がどこで、どのように作られたのかをコロンボが検証していきます。
また、犯人が最初から明かされる倒叙形式なので、視聴者は「誰が犯人か」ではなく、コロンボがどの矛盾を拾い、どの証拠で逃げ道を塞ぐかを追うことになります。チェイスの尊大さと、コロンボの控えめな態度の落差も印象的です。
刑事コロンボの別エピソードでは、「かみさんよ、安らかに」の犯人と結末や、「死者のギャンブル」の真犯人と決め手も紹介しています。
参考にした情報
よくある質問
「4時02分の銃声」の犯人は誰ですか?
犯人は、ウィリアム・シャトナー演じるラジオ・コメンテーターのフィールディング・チェイスです。養女ビクトリアの独立を阻止するため、彼女を支援するジェリーを殺害します。
チェイスのアリバイを崩す決め手は何ですか?
車載電話の電波状況です。チェイスは自宅近くの山道から911へ電話したと説明しますが、その周辺では電話がつながらず、説明した場所にいなかったことが示されます。
11月2日の放送時間は何時ですか?
2026年11月2日(月)16時20分から17時52分まで、NHK BSP4Kで放送予定です。
まとめ
「刑事コロンボ(63)『4時02分の銃声』」は、フィールディング・チェイスが養女ビクトリアの独立を阻止するためジェリーを殺し、電話の録音を利用してアリバイを作る物語です。
しかし、チェイスが事件直後に車載電話から911へ通報したという説明と、山道では電波が届かないという事実が食い違います。犯人を守るはずだった電話が、最後には犯人を追い詰めるという反転が、この回の大きな見どころです。

