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相棒15第17話「ラストワーク」ネタバレ|犯人は誰?大屋の死と動画の時系列トリックを解説【10月28日広島】|10/28 15:43

10月28日(水)15時43分から広島ホームテレビで再放送される「相棒15」第17話は、「ラストワーク」です。杉下右京と冠城亘が、殺人予告にも見えるネット動画の真偽を追うエピソードです。

結論から言うと、動画投稿者の中鴨昌行が大屋嗣治を殺害したという単純な事件ではありません。映像そのものは大屋と中鴨が作ったフィクションで、核心は「映像の中の出来事が実際の順番どおりに撮影されていなかったこと」と、その作品を完成させるために大屋が自らの死まで組み込んだ点にあります。

この記事は結末まで触れます。再放送を初見で楽しみたい場合は、視聴後に読むのがおすすめです。

10月28日の再放送と出演者

項目内容
放送日時2026年10月28日(水)15:43〜16:40
放送局広島ホームテレビ
シリーズ相棒 season15
話数第17話
サブタイトルラストワーク
初回放送2017年3月1日 21:00〜21:54
脚本森下直
監督内片輝

主要人物は杉下右京役の水谷豊、冠城亘役の反町隆史です。ゲストは、大屋嗣治を演じる渡辺哲、中鴨昌行を演じる尾上寛之、川地祥子を演じる西山繭子です。

同じ「相棒15」の再放送記事では、第15話「パスワード」のあらすじと見どころも紹介しています。

「ラストワーク」のあらすじを時系列で整理

物語の入口は、“スガチー1888”を名乗る動画クリエイターが投稿した不気味な映像です。初老の男性が拳銃を向けられ、恐怖におびえながらステーキを食べる姿が映っています。

1. 犯罪動画かフィクションか分からない映像が拡散

動画は演出にも見えますが、本当に監禁されているようにも見えます。警察がすぐに事件として扱えば表現活動への介入になりかねず、逆に放置して本物の事件だった場合も問題になります。

そこで、正式な捜査ではなく「調査」という形で特命係が動きます。右京と亘は、投稿者が中鴨昌行という動画クリエイターだと突き止めます。

2. 第2弾動画が公開され危険性が一気に高まる

中鴨を探している最中に第2弾が投稿されます。そこでは、初老の男性がクロロホルムをかがされ、意識を失うような映像が映ります。

これで「悪趣味な作品」ではなく、本当に人の命が危ないのではないかという疑いが強くなります。特命係は映像の背景や撮影場所を手がかりに、映っている男性の足取りを追います。

3. 初老の男性は大屋嗣治だった

調査の中で、動画に登場していた男性が大屋嗣治であることが分かります。大屋には映像制作に関わった過去があり、かつて映画監督を目指して自主映画を作っていました。

しかし作品は評価されず、人生は思い描いた方向には進みませんでした。右京が大屋の過去と映像を結び付けたことで、単なる被害者という見方が崩れ始めます。

4. 大屋が遺体で見つかり中鴨への疑いが決定的になる

動画の展開と重なるように、大屋は死亡して発見されます。映像では拳銃や薬品、湖など死を連想させる要素が積み上げられていたため、投稿者の中鴨が犯人ではないかと疑うのが自然な流れです。

ところが右京は、映像の細部に不自然な点を見つけます。それが事件の最大の伏線でした。

犯人は中鴨?「ラストワーク」の真相

中鴨は大屋を殺害した犯人ではありません。 二人は、犯罪動画に見えるフェイクドキュメンタリーを共同で作っていました。

中鴨が使った拳銃やクロロホルムは、少なくとも撮影上は本当に大屋を殺すための道具ではなく、映像を本物の犯罪に見せるための演出でした。右京が見抜いたのは、動画の公開順と実際の撮影順が同じではないことです。

決め手はステーキソースの染み

重要な手がかりの一つが、大屋の服の袖についたステーキソースです。

最初の映像では大屋がステーキを食べ、その際に袖口へソースが付着します。ところが、物語上ではその後に起きたように見える別の映像で、袖にその染みがありません。

もし動画の出来事が本当に公開された順番で起きていたなら、後の映像でも染みが残っているはずです。この矛盾から、右京は「後の出来事に見える場面を先に撮影していた」と見抜きます。

動画は事件の記録ではなく編集された作品だった

ここで意味が反転します。視聴者や警察は、連続して投稿される動画を「進行中の犯罪の記録」と受け取っていました。

しかし実際には、先に複数の場面を撮影し、公開順を組み替えて一本のストーリーにしていました。

つまり最大のトリックは、拳銃やクロロホルムそのものではなく、映像には時間を並べ替える力があることです。「投稿された順番=現実に起きた順番」という思い込みが利用されていました。

大屋嗣治はなぜ死んだ?

真相をさらに重くするのが、大屋が実際に死亡していることです。

中鴨は大屋を殺していません。大屋は撮影を終えた後も生きており、その様子を示す映像も残されていました。

右京たちの検証では、中鴨にはアリバイにつながる事情もあり、動画で描かれた殺人がそのまま現実に行われたわけではないことが分かります。

大屋は自分の死まで「最後の作品」にした

大屋は末期がんを患い、自分に残された時間が長くないことを知っていました。そして、かつて果たせなかった映画制作への思いを、自分の命を素材にする形で完結させようとします。

その結果、「ラストワーク」は単なるフェイク動画ではなく、大屋嗣治という男が人生の最後に作った作品という意味を持ちます。映像の中の死は演技でも、現実の大屋の死まで含めることで、虚構と現実の境界を意図的に壊したのです。

この発想こそが第17話の最も衝撃的な部分です。犯人を捕まえて終わる典型的な刑事ドラマではなく、「人は作品のためにどこまで自分を使ってよいのか」「それを手伝った人間はどこまで責任を負うのか」という後味の悪い問いが残ります。

川地祥子は誰?父娘の関係が結末を変える

西山繭子が演じる川地祥子は、大屋の人生を読み解くうえで重要な人物です。

大屋は映画への夢を追う一方で、家族との関係を失っていました。祥子との間にも長い空白があり、「ラストワーク」は世間を驚かせるためだけでなく、自分の存在と最後の思いを残す意味も帯びていきます。

ここで大屋の行為を美談だけにすると、この回の苦さが消えてしまいます。作品に命を懸けたことと、長年家族と離れていたことは別問題です。

相棒らしいのは、奇抜なトリックの解明だけでなく、その人物が背負ってきた選択の代償まで残す点です。

伏線と証拠はどこにあった?

「ラストワーク」は、結末を知ってから見ると前半の映像の意味が変わります。

伏線1:映像が完成されすぎている

本当に突発的な犯罪を撮った映像にしては、場面ごとの見せ方が強く演出されています。中鴨が動画制作に慣れている人物として描かれていることも、「犯行を撮った」のではなく「作品を作った」という真相につながります。

伏線2:大屋の過去が映画制作と結び付く

被害者に見えた大屋が、実は自主映画を作っていた人物だと判明することで、動画に積極的に関与する動機が生まれます。

右京が過去の作品に触れたことで、それまで別々だった「中鴨の動画」と「大屋の人生」が一つにつながります。

伏線3:服の状態が時系列と一致しない

袖口の汚れは小さな違和感ですが、映像の撮影順が入れ替えられていることを示す物証になります。

右京は大げさな演出よりも、画面の隅にある生活上の痕跡を重視します。この「小さな事実から大きな構造を崩す」推理が、第17話の気持ちよさです。

伏線4:中鴨が大屋の死後も動画を公開する

普通に考えれば、これほど中鴨を怪しく見せる行為はありません。しかし真相を知ると、彼は大屋から託された作品を完成させようとしていたことが分かります。

もちろん、警察や世間を巻き込み、本物の犯罪と誤認させる方法には問題があります。それでも「なぜ危険を冒して公開を続けるのか」という疑問には、大屋との共同制作という答えが用意されていました。

右京と冠城が暴いたのは「犯人」より映像の嘘

この回で特命係が壊したのは、犯人のアリバイだけではありません。動画が見せる時間そのものへの思い込みです。

映像は現実を記録しているようで、編集によって順番も意味も変えられます。右京は「映っているもの」だけでなく、「いつ撮られたのか」「前後の状態と矛盾しないか」を確認しました。

2017年の放送当時からネット動画を題材にした回でしたが、動画の切り抜きや編集が日常化した今見ると、さらに分かりやすいテーマです。目の前の映像が本物でも、その並び方が真実とは限らないという点が、第17話の古びない部分です。

今夜21時は相棒season25第2話「PMクライシス」

10月28日は再放送のあと、21時からテレビ朝日系で「相棒 season25」第2話「PMクライシス」が放送予定です。

第2話は初回から続く事件で、総理の秘密をリークしようとした大学研究室助手・光屋の行方や、総理補佐官殺害事件の容疑者の供述をめぐって右京と亀山薫が動きます。番組表では21時から22時09分までの拡大枠です。

初回の内容は、相棒season25初回「PMクライシス」のあらすじでも整理しています。15時台は右京×冠城、21時からは右京×薫と、一日で異なる時代の「相棒」を見比べられる日です。

参考にした情報

よくある質問

相棒15第17話「ラストワーク」の犯人は中鴨ですか?

中鴨が大屋を殺害した犯人という結末ではありません。犯罪に見えた動画は大屋と中鴨が作った作品で、大屋の現実の死には本人の計画が関わっていました。

右京が動画の嘘を見抜いた決め手は何ですか?

大屋の袖についたステーキソースなど、場面ごとの状態が公開順の時系列と合わない点です。そこから、動画が実際の撮影順を並べ替えて作られていると見抜きます。

10月28日の広島ホームテレビでは何時から放送ですか?

相棒15第17話は15時43分から16時40分までの予定です。同日21時からは「相棒 season25」第2話「PMクライシス」がテレビ朝日系で放送予定です。

まとめ

「相棒15」第17話「ラストワーク」は、中鴨が老人を殺す犯罪動画に見せかけて、実は大屋嗣治自身が人生最後の作品として組み立てたフェイクドキュメンタリーだった、という反転が核心です。

右京が見抜いたのは、ステーキソースの染みなどから分かる撮影順の矛盾でした。投稿順と現実の時間が同じだと思わせることで、視聴者も警察も「進行中の殺人」を見ているように錯覚させられます。

犯人当てだけで終わらず、映像の真実性、創作への執念、家族との断絶まで残すのが「ラストワーク」の特徴です。10月28日は15時43分の再放送で右京×冠城のこの異色回を見たあと、21時から右京×薫のseason25第2話へつなげて楽しめます。

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