TV

  • HOME
  • ブログ
  • TV
  • 体感!グレートネイチャー崑崙10月28日|白銀の嶺・紅白の山・火口列とオアシス誕生の謎|10/28 15:30

体感!グレートネイチャー崑崙10月28日|白銀の嶺・紅白の山・火口列とオアシス誕生の謎|10/28 15:30

10月28日(水)15時30分からNHK BSP4Kで再放送される「体感!グレートネイチャー シルクロード!恵みの山 崑崙」は、中国・新疆ウイグル自治区に連なる崑崙山脈を舞台にした回です。

番組表で示されている見どころは、輝く白銀の嶺、砂漠の中に現れる紅白の山、謎めいた火口列です。これらを眺めるだけでなく、巨大な山脈がなぜ乾燥地帯のオアシスを生み、シルクロードの往来を支えたのかという「山と人の暮らしのつながり」までたどるのが今回の核になっています。

10月28日の放送日時と番組内容

項目内容
放送日時2026年10月28日(水)15:30〜17:00
放送局NHK BSP4K
番組体感!グレートネイチャー シルクロード!恵みの山 崑崙
主な舞台中国・新疆ウイグル自治区、崑崙山脈周辺
主な見どころ白銀の嶺、紅白の山、火口列、オアシス誕生の秘密
語り浅野里香

10月26日にもBSP4Kで放送され、10月28日は15時30分からの再放送として案内されています。番組表では、シルクロードにそびえる崑崙山脈の絶景を訪ね、東西交易を支えたオアシス誕生の秘密に迫る内容とされています。

崑崙山脈の絶景を順番に見ると何が分かる?

今回の番組はドラマのような「犯人」や「黒幕」がいる内容ではありません。その代わり、絶景の一つ一つが、崑崙という巨大山脈がどう形づくられ、周辺の乾燥地に水や土砂を送り出してきたのかを読み解く手がかりになります。

1. 白銀の嶺は崑崙の高さと水の源を示す

最初に注目したいのが、番組表でも強く打ち出されている白銀に輝く高峰群です。崑崙山脈には高い山々が連なり、雪や氷河を抱えています。

乾燥したタクラマカン砂漠の南側でオアシスが成り立つには、山から流れ下る水が欠かせません。ホータン周辺では降水量が少なく、山地の雪や氷が融けて生まれる河川が重要な水源になってきました。

そのため、白い山並みは単なる風景ではなく、砂漠の縁に人が暮らせる場所を生む「水の貯蔵庫」として見ると番組の意図が分かりやすくなります。

2. 砂漠の中の紅白の山は大地の履歴を見せる

次の鍵が、砂漠の中に現れる紅白の山です。色の違う地層や岩体は、同じ場所が一度にできたのではなく、異なる時代・異なる環境でできた物質が長い時間の中で押し上げられ、削られて地表に現れたことを想像させます。

番組の紹介では、崑崙の形成を約5億年という大きな時間スケールで追い、複数回の陸塊の衝突を手がかりにする構成が示されています。現在見えている色の違いは、そうした長大な地質史を視覚的に感じられるポイントです。

3. 謎の火口列は地下の活動を考える手がかり

さらに異質なのが火口列です。雪山や砂漠とは違い、地下からの活動を連想させる地形が並ぶことで、崑崙が単純に地面を押し上げただけの山脈ではないことが見えてきます。

中国科学院が2025年に紹介した研究では、西崑崙の急速な隆起について、インド側からの衝突が深部に及び、隆起とマグマ活動が関係していた可能性が示されています。番組が火口列をどの地質イベントと結び付けるかは放送で確かめたいところですが、「高い山」「色の異なる地層」「火山性を思わせる地形」が別々の景色ではなく、一つの大地の歴史としてつながっていく点が見どころです。

なぜ崑崙はシルクロードの「恵みの山」なの?

答えは、山から流れ出す水が砂漠の南縁にオアシスをつくったからです。

崑崙山脈の北側にはタクラマカン砂漠が広がっています。雨が少ない地域で長く人が暮らすには、山地からの河川が運ぶ水が生命線になります。山から流れる水は飲み水だけでなく、農耕や町の維持にも使われ、交易路上の拠点を支えてきました。

ホータンは山の水が育てたオアシス

ホータンは崑崙山脈の北麓とタクラマカン砂漠の間に位置します。Encyclopaedia Iranicaによると、この地域は非常に乾燥しており、農業用水は崑崙から流れる河川にほぼ依存しています。

代表的なのが、カラカシュ川とユルンカシュ川です。山の雪解け水を受けた二つの川はオアシスを潤し、さらに北へ流れてホータン川となります。砂漠の中で水が得られる場所が点々と続くことが、人や物資が移動する道を成り立たせました。

玉の産地だったことも交易を後押しした

ホータンは玉の産地としても知られてきました。山から流れる河川が玉を含む堆積物を運び、その資源が東西の往来を引きつけました。

つまり「恵み」は水だけではありません。崑崙の高地で生まれる水、山から運ばれる土砂や鉱物、そしてそれらによって維持されるオアシスが重なって、シルクロード南道の重要な拠点を育てたと考えると、番組タイトルの意味がつながります。

カシュガルとホータンを見るとシルクロードが立体的になる

番組紹介では、玉の産地として知られるホータンに加え、民族や交易の交差点として知られるカシュガルも重要な拠点として挙げられています。

地図で見ると、崑崙山脈はタクラマカン砂漠の南側に長く連なります。単に山を登る紀行ではなく、山脈の北側に沿って人が移動してきた歴史と、山からの水によって点在するオアシスを結び付けて見ることで、シルクロードが「砂漠を一直線に横切る道」ではなく、自然条件に合わせて形成された交通網だったことが分かります。

「3度の陸塊衝突」は何を意味する?

番組案内では、崑崙の成り立ちを約5億年の地史の中で追い、複数回の陸塊衝突が重要な鍵として示されています。

現在の崑崙山脈の隆起については、インドとアジアの衝突に伴うチベット高原の形成と深く関係します。一方で、崑崙を構成する岩体には、それよりはるか昔の地質イベントの痕跡も含まれます。

ここで大事なのは「一度の大きな衝突で今の山が一気にできた」と単純化しないことです。古い地殻の形成や衝突、後の隆起や侵食が何段階も重なり、現在の地形として見えているという視点で見ると、紅白の山や火口列の意味がより理解しやすくなります。

今回の見どころは「絶景の答え合わせ」

この回は、白銀の高峰を見て終わる紀行ではありません。山の色、火口のような地形、氷雪、川、砂漠、オアシスという一見ばらばらの風景を、崑崙山脈の形成史とシルクロードの暮らしという一本の線で結び直すところに面白さがあります。

「なぜ砂漠のそばに大きな町があるのか」「なぜここが交易路になったのか」「なぜ玉の産地として知られたのか」という疑問に対して、地形そのものが答えを示していく構成です。

参考にした情報

よくある質問

体感!グレートネイチャー「崑崙」は10月28日の何時から?

2026年10月28日(水)15時30分から17時まで、NHK BSP4Kで放送予定です。

今回の主な舞台はどこですか?

中国・新疆ウイグル自治区の崑崙山脈と、その北側に広がるシルクロード南道のオアシス地帯です。ホータンなど、山の水と深く結び付いた地域が重要な手がかりになります。

崑崙山脈はなぜ「恵みの山」と呼べるのですか?

雪や氷河を抱える高山から流れ出す水が乾燥地のオアシスを潤し、農耕や町、交易を支えてきたためです。玉などの資源も地域の交流を後押ししました。

まとめ

10月28日の「体感!グレートネイチャー シルクロード!恵みの山 崑崙」は、白銀の嶺、紅白の山、火口列という強烈な絶景を手がかりに、崑崙山脈の長い地史とシルクロードのオアシス誕生をつなげて見る回です。

山が高いから美しいだけではなく、その山が水を生み、川が砂漠の縁に暮らしをつくり、ホータンなどの交易拠点を支えてきたことまで見えてくると、「恵みの山」という題名の意味がはっきりします。

このテーマの関連記事はこちら