狩矢父娘19「京都・どうぶつツアー殺人事件」犯人と結末ネタバレ|ゴリラの予告状と7年前の真相|10/26 13:54
10月26日(月)13時54分から長野朝日放送「午後のワイド劇場」で放送される『山村美紗サスペンス 狩矢父娘(19)京都・どうぶつツアー殺人事件』は、京都市動物園で起きた毒殺事件から、7年前の事故と二人の女性の復讐にたどり着くサスペンスです。
最初に結論を整理すると、橘優子を殺害した中心人物は如月ユリカで、メイク担当の吉崎塔子が協力する共犯関係でした。怪しいヒゲの男として疑われるゴリラ研究者・星田晃は真犯人ではなく、事件を追ううえで重要な目撃者に近い立場です。
ここからは、放送を見ながら「誰が何をしたのか」が分かるよう、事件を時系列で整理し、ゴリラ名義の予告状、7年前の事故、犯人たちの動機、和美が真相に迫った決め手までネタバレありで解説します。
10月26日の放送情報と主な出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月26日(月)13:54〜 |
| 放送局 | 長野朝日放送 |
| 番組枠 | 午後のワイド劇場 |
| 作品 | 山村美紗サスペンス 狩矢父娘シリーズ(19)京都・どうぶつツアー殺人事件 |
| 主演 | 藤谷美紀 |
| 主な出演 | 原田龍二、山村紅葉、田村亮、東風万智子、林泰文、大寶智子、菊池麻衣子ほか |
| 原作 | 山村美紗 |
| 脚本 | 谷慶子 |
| 監督 | 近藤一彦 |
物語の中心となるのは、京都府警の狩矢警部を父に持つ記者兼カメラマン・狩矢和美(藤谷美紀)です。和美は恋人の新聞記者・夏目利彦(原田龍二)とともに、芸能事務所社長の橘優子(菊池麻衣子)とタレントの如月ユリカ(東風万智子)の取材に同行します。
狩矢父娘シリーズの別作品については、狩矢父娘シリーズ第2作の結末記事もあります。第19作では動物園と謎解き風の予告状が事件の入口になっている点が大きな特徴です。
京都市動物園で何が起きた?事件の始まりを時系列で整理
1. 和美がユリカと優子の取材に同行する
和美が取材するのは、かつて人気デュオとして活動していた如月ユリカと橘優子です。現在はユリカがタレント、優子が芸能事務所社長という関係で、表向きは長年支え合ってきた二人として紹介されます。
ところが和美が実際に接すると、優子はスタッフに強く当たる場面もあり、仲の良い元デュオという表面だけでは説明できない緊張感が見えてきます。この「昔からの関係」が、後に7年前の事故へつながっていきます。
2. 「ゴリラ」から殺害予告が届く
ロケ中、メイク担当の吉崎塔子は、ファンを名乗る男性から優子宛ての奇妙な手紙を預かります。そこには優子を「人殺し」と責め、殺害を予告する内容と、動物の並びを使ったナゾナゾが記されていました。
差出人は「ゴリラ」。動物園という舞台に合わせたような名前ですが、この時点では誰を指すのか分かりません。和美たちにとっては、この手紙が最初の大きな手掛かりになります。
3. 手作りジュースを飲んだ優子が死亡する
京都市動物園での休憩中、ユリカのポットから注がれた手作りジュースを飲んだ優子が苦しみ出し、そのまま死亡します。ユリカや別の関係者も体調を崩したため、誰かがポットに毒物を入れた可能性が浮上します。
ここで難しいのは、本当の標的が優子だったのか、それともユリカだったのかという点です。ユリカ自身も被害者のように見えるため、初見では犯人候補から外れやすい構造になっています。
怪しいゴリラ研究者・星田晃は犯人なのか?
星田晃は真犯人ではありません。 和美が動物園で撮影した写真に、ユリカを見つめる怪しいヒゲの男が写っており、その人物が星田だと分かります。
星田を演じるのは林泰文さんです。出演歴などは林泰文さんのプロフィール記事でも紹介しています。
星田が疑われる理由
星田はゴリラの研究に関係する人物で、見た目も手紙の差出人「ゴリラ」を連想させます。しかもユリカの周辺を追うような行動を取っていたため、和美たちから見れば十分に怪しい存在でした。
しかし、星田にはユリカと過去に深い関係がありました。二人はかつて愛し合い、星田はユリカにプロポーズしていた人物です。星田がユリカを追っていたのは、殺害計画を進めるためではなく、帰国後のユリカの行動に不審を抱き、真相を確かめようとしていたためでした。
つまり、「ゴリラ研究者だからゴリラ名義の脅迫状を書いた」という分かりやすい疑いそのものが、視聴者と捜査側を別方向へ向けるミスリードになっています。
犯人は誰?橘優子を殺したのはユリカと塔子
橘優子を殺した実行側の中心は如月ユリカで、吉崎塔子が協力していました。 塔子が扱うジュースに毒を仕込める状況を利用し、ユリカ自身も被害を受けたように見せることで、疑いを外へ向ける計画でした。
ここで重要なのは、単純な金銭目的や芸能界での争いではないことです。二人には、それぞれ7年前の出来事に結びつく強い復讐理由がありました。
ユリカの動機は7年前に失った子ども
7年前、ユリカは星田との子どもを妊娠していました。星田について行こうとしたユリカを優子たちが追い、道路上でもみ合うような状況になります。その中でユリカは車と接触し、けがを負ったうえに流産します。
事故後のユリカには記憶障害があり、当時の出来事を十分に覚えていませんでした。その後、別の交通事故をきっかけに過去の記憶を取り戻し、自分が優子に突き飛ばされたことや、子どもを失ったことを思い出します。
ユリカにとって優子は、長年自分を支えてくれた存在であると同時に、失った子どもにつながる過去の当事者でもありました。この相反する関係が、事件を単純な善悪では割り切れないものにしています。
塔子の動機は娘・佑美の死
一方の吉崎塔子にも、同じ7年前の出来事につながる悲しみがありました。塔子の娘・佑美は妊娠中で、ユリカが巻き込まれた事故に関係した後、切迫流産を経て亡くなったとされます。
塔子は後にユリカの専属メイク担当となり、ユリカが事故の記憶を取り戻したことを知ります。そこで二人の怒りが同じ過去へ向かい、優子への復讐を実行する関係になります。
二人の共犯関係を理解すると、塔子が都合よく事件現場の飲み物を扱える立場だった理由、ユリカ自身まで体調を崩して被害者のように見せた理由がつながります。
「ゴリラ」の予告状は何のためだった?
予告状は、優子に恐怖を与えると同時に、事件の本当の構図を見えにくくする役割を持っていました。そこに動物のナゾナゾを入れ、さらに星田という「ゴリラ」を連想させる人物が現れることで、捜査の目を星田へ向けやすくしています。
ただし、予告状にはユリカの感情も強く表れています。優子を「人殺し」と責める表現は、7年前の出来事を忘れたまま生きる優子に対して、自分が何をしたのか思い出させたいという復讐心の表れでもあります。
和美が事件を解くうえでは、予告状の表面的なナゾナゾだけでなく、「誰が誰を人殺しだと思っているのか」という感情の線をたどることが重要になります。
もう一人の犠牲者と口封じが真相を近づける
事件は優子の死だけでは終わりません。過去の事情を知る人物が新たに狙われ、和美は複数の出来事が7年前につながっていると気づいていきます。
詳細な放送記録では、優子の死に続き、過去を知る山岡も毒殺されます。星田はユリカを追う中でこの動きを目撃し、結果的に真相へ近づく重要人物となります。
和美も塔子の動きを追って危険な状況に陥ります。塔子は真相を知られたことで和美を排除しようとしますが、ユリカがそれを止めます。この場面は、ユリカが復讐の共犯でありながら、完全に冷酷な殺人者として描かれているわけではないことを示しています。
結末はどうなる?ユリカが7年前の真実を告白
終盤、ユリカは7年前に起きたこと、自分が記憶を失っていたこと、記憶を取り戻してから塔子と復讐を誓ったことを明かします。
星田も、かつて愛したユリカが事件に関与していると知りながら、その行動を追っていました。ユリカが自ら命を絶とうとする場面では星田が止め、二人の過去が最も切実な形で突きつけられます。
事件の真相は、優子に恨みを持つユリカと、娘を失った塔子が手を組んだ復讐でした。ゴリラ研究者・星田を疑わせる材料、ユリカ自身も毒を受けたように見せる偽装、優子が長年ユリカを支えてきたという表向きの関係が重なり、犯人像が見えにくくなっていたのです。
伏線と証拠はどこにあった?
伏線は、ユリカが被害者に見える構図、塔子が飲み物を扱う立場、星田が目立ちすぎる容疑者であること、優子とユリカの関係への違和感の4点に集約できます。
ユリカが「被害者側」に見えること自体が最大の仕掛け
優子と同じ飲み物でユリカも倒れるため、普通ならユリカは狙われた側に見えます。しかし犯人が自分自身を軽く傷つけることで容疑から外れようとする可能性を考えると、事件の見え方が変わります。
塔子が飲み物を扱う立場だった
ポットを日常的に扱っていた塔子は、毒を混入させる機会を持つ人物でした。事件直後から提示される情報ですが、ユリカとの共犯関係が見えない段階では「怪しいけれど決め手がない人物」にとどまります。
星田は目立ちすぎる容疑者だった
ヒゲの男、ゴリラ研究者、ユリカを尾行する不審な行動と、星田には疑わせる材料がそろいすぎています。サスペンスでは、あまりにも一直線に犯人へ見える人物が、むしろ過去を知る証人や追跡者であることがあります。本作でも星田はその役割を担っています。
優子とユリカの「美しい絆」に違和感がある
取材テーマは二人の絆ですが、和美が目にした優子の態度や周囲との関係には引っかかりがあります。後に明らかになる7年前の事故を踏まえると、ユリカが優子のそばに居続けたこと自体が、失われた記憶と複雑な依存関係を表していたと読み取れます。
ウェブの声で多いポイント
この作品については、再放送のたびに「ゴリラが犯人だと思った」「星田が怪しすぎて逆に違うと思った」「ユリカと塔子の共犯が重い」といった反応が見られやすい作品です。
特に、単なる謎解きだけでなく、子どもを失った二人の女性が復讐に向かう構造と、長年一緒にいた優子とユリカの関係が反転する点が印象に残るところです。犯人が分かった後に見返すと、ユリカの言動や塔子の立ち位置が違って見えてきます。
参考にした情報
- テレビ朝日「日曜ワイド」旧公式ページ(現在は本文取得不可)
- 番組表.Gガイド「山村美紗サスペンス 京都・どうぶつツアー殺人事件」
- WEBザテレビジョン「狩矢父娘シリーズ(19)」
- 2時間テレビドラマ「狩矢父娘19 京都・どうぶつツアー殺人事件」
よくある質問
狩矢父娘19「京都・どうぶつツアー殺人事件」の犯人は誰ですか?
中心となる犯人は如月ユリカで、メイク担当の吉崎塔子が協力する共犯関係です。二人は7年前の出来事によって大切な子どもを失った過去を抱え、橘優子への復讐を実行しました。
ゴリラ研究者の星田晃は犯人ですか?
星田晃は真犯人ではありません。ユリカの元恋人で、怪しい行動から疑われますが、実際にはユリカの動きを追い、事件の真相に近づく側の人物です。
「ゴリラ」の予告状にはどんな意味がありますか?
優子への復讐を予告し、恐怖を与えるとともに、ゴリラを連想させる星田へ疑いを向ける効果があります。予告状の「人殺し」という言葉は、7年前の事故への怒りとも結びついています。
事件の発端になった7年前の出来事は何ですか?
ユリカが星田との子を妊娠していた時期に、優子たちとの口論から交通事故に巻き込まれ、流産と記憶障害を負ったことが大きな発端です。同じ出来事は塔子の娘・佑美の死にもつながり、二人の復讐動機になりました。
まとめ
『狩矢父娘(19)京都・どうぶつツアー殺人事件』の犯人は、如月ユリカと吉崎塔子です。橘優子を狙った毒殺は、7年前に子どもを失った二人の復讐として計画されていました。
「ゴリラ」の予告状やゴリラ研究者・星田晃は、犯人を惑わせる大きな仕掛けです。しかし真相をたどる鍵は、動物のナゾナゾ以上に、優子、ユリカ、塔子、星田が7年前から抱えてきた感情と関係にあります。
放送では、最初からユリカと塔子の動きを意識して見ると、被害者に見える人物が実は計画の中心にいるというサスペンスならではの構造をより楽しめます。

