笑って生きる一生〜私が活きる場所〜10月26日SBS|ALS患者・清しお子さんとケアサポート志保|10/26 0:50
10月26日(月)0時50分からSBS1で放送予定の「笑って生きる一生〜私が活きる場所〜」は、難病ALSと向き合う清しお子さんと、清さんが静岡県富士宮市に立ち上げたグループホーム「ケアサポート志保」を追ったドキュメンタリーです。
清さんが大切にしているのは、ただ「生きる」だけではなく、自分らしく「活きる」人でありたいという考え方。医療的ケアが必要になっても、本人や家族が安心して暮らせる場所を自らつくろうと動いた姿と、その場所で生まれる人とのつながりが描かれます。
10月26日の放送日時と番組概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 笑って生きる一生〜私が活きる場所〜 |
| 放送日時 | 2026年10月26日(月)0:50〜 |
| 放送局 | SBS1(静岡放送) |
| 主な人物 | 清しお子 |
| 主な舞台 | ケアサポート志保(静岡県富士宮市) |
| ジャンル | ドキュメンタリー・教養 |
SBSの公式発表では、この作品は2025年に制作・放送されたドキュメンタリーで、清しお子さんとグループホームを長期的に見つめた内容です。2025年日本民間放送連盟賞ではテレビ教養番組部門の優秀賞を受賞し、さらに2026年には国際的な映像賞でも評価されています。
今回の10月26日放送は、これまで高く評価されてきた作品をあらためて見る機会です。病気そのものを説明するだけではなく、清さんがどんな選択をし、周囲の人とどんな関係を築きながら暮らしているのかが重要な軸になります。
清しお子さんはどんな人?
清しお子さんは、静岡県富士宮市で「ケアサポート志保」を運営する株式会社志保の代表です。施設公式サイトによると、清さんは2016年にALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されました。
その後、自分自身が医療的ケアを必要とするようになる可能性を見据えながら、同じような状況にある人が安心して暮らせる場所を探します。しかし、24時間の医療的ケアに対応できる住まいが限られている現実に直面し、「ないなら自分でつくろう」と行動に移しました。
施設公式サイトの代表あいさつでは、2018年12月に株式会社志保を立ち上げ、2019年8月に訪問看護事業所として「ケアサポート志保」を開設した経緯が紹介されています。さらに2021年には、医療的ケアに特化したグループホームを開業しました。
病気を抱えている本人が、自分の将来だけでなく、同じように暮らしの場を必要とする人のために施設を形にしたところが、清さんの歩みの大きな特徴です。
「ケアサポート志保」はどんな施設?
ケアサポート志保は、静岡県富士宮市にある医療的ケアに特化したグループホームです。公式サイトでは、訪問介護、訪問看護、グループホームを運営していることが案内されています。
厚生労働省の介護サービス情報公表システムでも、ケアサポート志保は富士宮市の事業所として登録され、神経難病などに関わる医療的ケアを特色とすることが確認できます。
医療的ケアが必要でも暮らせる「居場所」
施設公式サイトが掲げているのは、医療的ケアを必要としても安心して暮らせる世の中を目指し、心穏やかに笑って生きる「居場所」をつくるという考えです。
グループホームは単に介護や看護のサービスを受ける場所ではなく、生活する場所でもあります。清さん自身が当事者として感じた「自分らしく暮らせる場所が少ない」という課題から生まれているため、施設の存在そのものが番組の中心テーマにつながっています。
訪問介護と訪問看護を組み合わせた支援
公式施設案内では、ケアサポート志保の事業内容として訪問介護、訪問看護、グループホームが示されています。医療的な支援が必要な人にとって、日常生活の介助だけでなく、看護とつながった体制は大きな意味を持ちます。
公的な介護情報でも、ALSなど神経難病に関わる医療的ケアを特色としていることが記載されています。清さんが目指したのは、病気のために生活そのものをあきらめるのではなく、必要な支援を受けながらその人らしく暮らせる環境です。
番組タイトルの「活きる」に込められた意味
番組名には、「生きる」ではなく「活きる」という言葉が使われています。SBSの番組紹介や受賞発表では、清さんが「生きる人ではなく、活きる人になりたい」という思いを持っていることが伝えられています。
この違いは、作品を見るうえで重要です。「生きる」が生命を保つことを表す言葉だとすれば、「活きる」には、自分の意思で人と関わり、役割を持ち、日々を自分らしく使うというニュアンスが重なります。
清さんは、施設を必要とする側でありながら、施設をつくり、スタッフを育て、入居者や家族に声をかける側でもあります。支えられるだけではなく、誰かを支える存在でもあるところに、タイトルの「活きる」がよく表れています。
入居者や家族との関わりも見どころ
この作品は、清さん一人の闘病記だけではありません。グループホームで暮らす人たち、その家族、支えるスタッフとの関係が描かれることで、「暮らす場所」とは何かを考えさせる内容になっています。
SBSの紹介では、身体や表情を動かすことが難しい入居者も、清さんとのやり取りでは豊かに意思を示し、家族の表情にも変化が生まれていく様子が伝えられています。
医療や介護の現場というと、どうしても「できないこと」に目が向きがちです。しかしこの番組では、残されている力や本人の意思をどう受け取り、日々の生活につなげるかに目が向けられています。
清さんが、自分と同じ病気の人や別の難病を抱える人に向き合う姿は、施設の理念を言葉だけでなく日常の場面として見せてくれる部分です。
2025年日本民間放送連盟賞で評価
SBS公式発表によると、「笑って生きる一生〜私が活きる場所〜」は、2025年日本民間放送連盟賞のテレビ教養番組部門で優秀賞を受賞しました。
その前段階となる関東・甲信越・静岡地区審査会では、テレビ教養番組部門の1位に選ばれています。SBSが制作した番組として、地域に根ざした取材を重ねながら、医療・介護・生き方という普遍的なテーマまで広げた点が評価された作品です。
放送日はSBS公式発表で2025年5月30日とされています。今回の2026年10月26日放送では、受賞作をあらためて視聴できる形になります。
2026年には国際アワードで金賞
静岡放送のプレスリリースによると、この作品はUS International Awards 2026のドキュメンタリー&リポート部門で金賞を受賞しました。
この賞は世界各国の映像作品を対象にする国際的なアワードで、地域の一人の女性と一つのグループホームを追った作品が、海外でも評価されたことになります。
作品の題材は静岡県富士宮市という具体的な地域に根ざしていますが、「病気があってもどう生きたいか」「家族の負担と本人の希望をどう両立するか」「暮らす場所をどうつくるか」という問いは地域を超えて伝わるものです。
今回の放送を見る際は、清さん個人の人生だけでなく、なぜこの作品が国内外で評価されたのかという視点を持つと、番組の奥行きがより見えやすくなります。
前回の2022年「日本のチカラ」から続く取材
清さんを追ったSBSの作品は、今回が最初ではありません。2022年には「日本のチカラ 笑って生きる一生〜ALS患者がつくるグループホーム〜」が放送されています。
SBS公式の受賞発表によると、この2022年作品も、ALSと向き合いながらグループホーム建設を進める清さんに密着したドキュメンタリーでした。その作品は第64回科学技術映像祭の教育・教養部門で優秀賞を受賞しています。
つまり「笑って生きる一生〜私が活きる場所〜」は、施設をつくる決断だけを切り取ったものではなく、その後に清さんがどのように暮らし、入居者やスタッフとどう関わってきたのかを見つめる続編的な位置づけでもあります。
施設が完成したら物語が終わるのではなく、そこで始まった生活を追い続けている点が、このシリーズの大きな特徴です。
清さんの「笑って生きる」という選択
清さんの言葉として広く紹介されているのが、「泣いて生きるも一生、笑って生きるも一生」という考え方です。これは病気の苦しさを軽く扱う言葉ではなく、厳しい現実を知ったうえで、どう日々を過ごすかを自分で選ぶ姿勢として番組の核になっています。
ALSは進行に伴って身体を動かすことが難しくなる病気です。清さんはその現実に直面しながらも、施設をつくり、仲間と暮らし、ほかの人が安心できる場所を残そうとしています。
番組を見るときは、「前向きであること」を単純に美談として受け取るのではなく、その選択を可能にする支援や住まい、人とのつながりがどれほど重要なのかにも注目したいところです。
今回の放送で注目したい3つのポイント
まず注目したいのは、清さん自身が当事者でありながら施設の運営者でもあることです。必要とする側と提供する側の両方の立場を知っているからこそ、施設づくりの考え方に独自の説得力があります。
次に、グループホームを「治療の場」だけではなく「暮らしの場」として描いている点です。医療的ケアが必要でも、笑う、話す、人と関わる、役割を持つといった日常は続きます。
そして3つ目は、長い取材の中で見える変化です。2022年の作品から2025年の作品へと時間が進むことで、清さん自身、施設、入居者や家族の関係がどう変わったのかが見えてきます。
参考にした情報
- 静岡新聞SBS「2025年日本民間放送連盟賞 関東・甲信越・静岡地区審査会」
- 静岡新聞SBS「SBSテレビのドキュメンタリー番組が第64回科学技術映像祭 部門優秀賞受賞」
- ケアサポート志保 公式サイト「ケアサポート志保とは」
- ケアサポート志保 公式サイト「施設案内」
- 厚生労働省 介護サービス情報公表システム「ケアサポート志保」
- 静岡放送「US International Awards 2026 金賞受賞」プレスリリース
よくある質問
「笑って生きる一生〜私が活きる場所〜」は何時から放送?
2026年10月26日(月)0:50からSBS1で放送予定です。清しお子さんとケアサポート志保を追ったドキュメンタリーです。
清しお子さんとはどんな人ですか?
ALSと向き合いながら、静岡県富士宮市で医療的ケアに特化したグループホーム「ケアサポート志保」を立ち上げた人物です。株式会社志保の代表として施設運営にも関わっています。
ケアサポート志保はどんな施設ですか?
訪問介護、訪問看護、医療的ケアに特化したグループホームを運営する施設です。ALSなど神経難病で医療的ケアが必要な人の生活を支えています。
この番組は受賞していますか?
2025年日本民間放送連盟賞のテレビ教養番組部門で優秀賞を受賞し、2026年にはUS International Awardsのドキュメンタリー&リポート部門で金賞を受賞しています。
まとめ
「笑って生きる一生〜私が活きる場所〜」は、ALS患者の清しお子さんが、自分と同じように医療的ケアを必要とする人のために「ケアサポート志保」を立ち上げ、その後も仲間と暮らし続ける姿を追った作品です。
見どころは、難病と向き合う厳しさだけではありません。支援を受けながら誰かを支え、生活の中に笑顔や役割をつくっていく清さんの「活きる」という考え方が、入居者や家族との関係を通して伝わってきます。
国内の放送賞に加えて国際アワードでも評価された理由を意識しながら見ると、地域のグループホームを舞台にした物語が、医療や介護だけでなく「自分らしく生きるとは何か」という大きな問いにつながっていることが分かる作品です。

