TV

  • HOME
  • ブログ
  • TV
  • ブレイクスルー宇宙太陽光発電とは?JAXA田中孝治准教授の挑戦|10/24 22:30

ブレイクスルー宇宙太陽光発電とは?JAXA田中孝治准教授の挑戦|10/24 22:30

10月24日(土)22時30分からびわ湖放送で放送される「ブレイクスルー」は、宇宙太陽光発電に挑む研究者を取り上げる回です。宇宙空間で太陽光から電気をつくり、そのエネルギーを無線で地球へ届けようという壮大なプロジェクトに迫ります。

テレビ東京では2026年7月18日に「世界初!宇宙で太陽光発電~地球に電力供給」として放送された回で、公式ページには巨大な太陽光パネルを宇宙に浮かべて発電し、無線で地球へ送る計画が紹介されています。仕組みや研究の課題を知っておくと、番組の内容がより分かりやすくなります。

ブレイクスルー10月24日の放送日時と出演者

項目内容
放送日2026年10月24日(土)
放送時間22:30〜
放送局BBCびわ湖放送
テーマ世界初!宇宙で太陽光発電〜地球に電力供給
出演相場英雄、佐々木明子
ナレーター谷田歩

テレビ東京公式によると、「ブレイクスルー」は作家の相場英雄が研究・開発の現場を取材し、開拓者が見据える未来や不屈の精神に迫る番組です。この宇宙太陽光発電回では、佐々木明子テレビ東京アナウンサーが出演し、谷田歩がナレーターを務めます。

びわ湖放送では10月24日22時30分からの放送予定が番組情報で確認できます。テレビ東京での元放送は7月18日10時30分から11時でした。

宇宙太陽光発電とは?地球へ電力を送る仕組み

JAXAは宇宙太陽光発電システムをSSPS(Space Solar Power Systems)と呼んでいます。宇宙空間で太陽光エネルギーを受け、そのエネルギーをマイクロ波またはレーザー光へ変換して地球に送り、地上で電力として利用する構想です。

地上の太陽光発電とは違い、宇宙空間に発電設備を置くという発想が最大の特徴です。テレビ東京公式も、この回を「宇宙に浮かべた巨大な太陽光パネルで発電し、無線で地球に電力を供給する」プロジェクトとして紹介しています。

番組で扱われた内容では、上空約3万6000kmの宇宙空間に人工衛星を配置し、発電した電力をマイクロ波へ変換して地上へ送り、再び電気として利用する構想が説明されました。電線でつなげられない宇宙と地球の間を無線で結ぶため、送電技術が重要になります。

開拓者はJAXA田中孝治准教授

番組で中心となる開拓者は、JAXAの田中孝治准教授です。宇宙で大規模な太陽光発電を行い、地球へエネルギーを送る研究に取り組んでいます。

JAXAの宇宙太陽光発電研究では、無線エネルギー伝送だけでなく、大型宇宙構造物を組み立てる技術、宇宙用太陽電池、宇宙ごみを増やさないための技術なども研究対象に挙げられています。発電できれば終わりではなく、巨大な設備を宇宙へ運び、広げ、安全に運用し、狙った場所へエネルギーを送るところまで含めたシステムです。

2026年に電子情報通信学会論文誌Bで公開された田中准教授らの論文では、宇宙太陽光発電システムのロードマップや、マイクロ波ビーム制御、電力増幅器、無線送電実証衛星プロジェクト「OHISAMA」の計画と進捗が紹介されています。番組で描かれる研究は、単なる未来予想ではなく、段階を踏んで実証を重ねる研究開発として進められています。

実現に向けて何が難しい?注目したい課題

宇宙太陽光発電の大きな課題のひとつが軽量化です。宇宙へ物を運ぶにはロケットが必要で、設備が重く大きくなるほど輸送の難しさとコストが増します。

番組内容では、巨大な発電設備を実現するため、フィルム状の太陽電池を使うアイデアや、発電と送電の機能を一体化する研究が紹介されました。発電能力を確保しながら重量を抑えることが、宇宙に大規模な設備をつくるうえで重要になります。

もうひとつの難しさが、遠距離へ正確に電力を届けることです。宇宙から送るマイクロ波は、地球の自転や衛星との位置関係がある中で、受信側へ正確に向ける必要があります。JAXAもマイクロ波やレーザー光による無線エネルギー伝送技術を主要な研究項目に位置づけています。

「世界初」とは何が世界初なのか

テレビ東京公式のタイトルには「世界初!宇宙で太陽光発電~地球に電力供給」とあります。番組で焦点になったのは、宇宙で発電した電力を地球へ送り、利用につなげる実証への挑戦です。

一方で、宇宙太陽光発電そのものがすでに商用化されているわけではありません。JAXAのFAQでは、実現時期について現在は21世紀後半以降を目指して研究開発を進めていると説明しています。以前想定されていた2030年代の大規模システム実現は難しいことが分かり、研究計画を見直しているとも記されています。

そのため番組を見るときは、「すぐに家庭へ宇宙発電の電気が届く」という段階ではなく、将来の大規模システムにつながる技術を一つずつ確かめている段階として見ると理解しやすいです。

エネルギー問題の切り札になる?JAXAの考え方

宇宙太陽光発電は、天候や昼夜の影響を受けにくい発電方法として期待されますが、JAXAはこれだけで人類のエネルギー問題や二酸化炭素排出の問題をすべて解決できるとは説明していません。

JAXAのFAQでは、省エネルギー技術、ほかの再生可能エネルギー、二酸化炭素回収技術などと組み合わせて複合的に取り組む必要があるとしています。番組の「巨大な発電所」というインパクトだけでなく、どのような役割を担う電源として研究されているのかを見るのもポイントです。

「ブレイクスルー」の別テーマにも興味がある方は、10月17日放送の光技術・シンクロア綾部華織社長の記事も参考にしてください。番組がさまざまな分野の開拓者を追っていることが分かります。

視聴方法

びわ湖放送では2026年10月24日(土)22時30分から放送予定です。元になったテレビ東京の放送は2026年7月18日でした。

テレビ東京系の「ブレイクスルー」は、公式の動画配信案内でネットもテレ東などが案内されています。ただし、配信されるエピソードや公開期間は変わるため、宇宙太陽光発電回を配信で見たい場合は各サービスの番組ページで現在の配信対象を確認してください。

参考にした情報

よくある質問

宇宙太陽光発電とは何ですか?

宇宙空間で太陽光エネルギーを利用して発電し、そのエネルギーをマイクロ波またはレーザー光で地球へ伝送して電力として使うシステムです。JAXAではSSPSと呼んで研究しています。

10月24日のブレイクスルーに登場する開拓者は誰ですか?

宇宙太陽光発電の研究に取り組むJAXAの田中孝治准教授が中心です。番組では発電設備の軽量化や無線送電など、実現へ向けた技術的な課題にも迫ります。

宇宙太陽光発電はいつ実用化されますか?

JAXAのFAQでは、現在は21世紀後半以降の実現を目指して研究開発を進めているとしています。研究や宇宙輸送、無線エネルギー伝送などの進展に応じて見直される可能性があります。

まとめ

10月24日22時30分からびわ湖放送の「ブレイクスルー」は、宇宙で太陽光発電を行い、そのエネルギーを地球へ無線で届ける研究に迫る回です。

開拓者はJAXAの田中孝治准教授。巨大な発電設備を宇宙へ運ぶための軽量化、遠距離へ正確に電力を送る無線送電など、実現までに越えるべき技術の壁と、それでも研究を前へ進める開拓者の姿が大きな見どころです。

このテーマの関連記事はこちら