臨場 第一章「眼前の密室」ネタバレ|犯人は赤塚?カーラーとクワガタが示す密室の真相|10/23 18:00
10月23日(金)18時からBS朝日・BS朝日4Kで放送の「臨場 第一章『眼前の密室』」は、刑事課長の妻が官舎で殺され、事件現場の目の前で新聞記者が張り込んでいたのに犯人の出入りが見えないという不可解な事件です。
結論からいうと、真犯人は新日新聞のキャップ赤塚渉です。倉石義男は、皆川明を犯人に見せかける状況証拠よりも、遺体の髪に残されたカーラー、花園愛を現場から離れさせたガセネタ、そして被害者宅にあったクワガタという小さな違和感を拾い、赤塚へたどり着きます。
10月23日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月23日(金)18:00〜19:00 |
| 放送局 | BS朝日/BS朝日4K |
| 作品 | 臨場 第一章 第4話 |
| サブタイトル | 眼前の密室 |
| 主な出演 | 内野聖陽、松下由樹、渡辺大、伊藤裕子、京野ことみ、金子さやか、橋爪淳、伊武雅刀、高嶋政伸ほか |
BS朝日公式では、工務店社長殺害事件の情報を得ようとする花園愛が、所轄刑事課長・大信田誠の自宅前で張り込み、東都新報の皆川明が家に入るところを目撃した後、大信田の妻・加奈子の遺体が発見される流れが紹介されています。
前回の第3話を振り返りたい方は、「真夜中の調書」あらすじ・キャスト|左利きの犯人像とDNA鑑定を疑う倉石も参考になります。
「眼前の密室」のあらすじを時系列で整理
花園愛が大信田宅を張り込む
発端では、工務店社長が殺害された事件が動いています。倉石たちの見立てで容疑者は逮捕されたものの、取り調べから有力な情報が出ず、新聞記者の花園愛も新しい材料をつかめません。
そこで上司の赤塚は、所轄の刑事課長・大信田誠の自宅前で夜回りをするよう花園に指示します。花園が車内から様子を見ていると、東都新報の記者・皆川明が現れ、大信田宅へ入っていきます。
皆川は取材対象の妻に近づいて情報を得ることでも知られる記者で、大信田の妻・加奈子とも親しくなっていました。ここで視聴者の疑いは、自然に皆川へ向くように作られています。
皆川が帰ったあと、加奈子が遺体で見つかる
やがて皆川は大信田宅を出ます。その後、花園は別の殺傷事件が起きたという情報を受け、一時的に張り込み場所を離れます。
戻ってきた花園は、赤塚から教えられた方法で玄関の出入りを確認します。ドアに挟んでおいた葉が落ちていないため、誰も出入りしていないように見えました。
その後に帰宅した大信田が、妻・加奈子の遺体を発見します。死亡推定時刻と皆川の訪問時間が重なることもあり、皆川への疑いは一気に強まります。
なぜ「密室」に見えたのか?
花園愛が張り込みを続け、さらに玄関の葉まで確認していたため、外から見ると「皆川以外は出入りできない密室」に見えました。実際には、花園を一時的に現場から離れさせることで、その前提が崩されていました。
花園の張り込みが完全な監視に見えた
この事件が難しく見える最大の理由は、花園が家の前にいたことです。誰かが正面から出入りすれば見逃しにくく、さらに葉を使った確認方法まであるため、「犯人は皆川しかいない」という筋書きが成立します。
ところが、その前提には穴がありました。花園を短時間でも現場から離れさせることができれば、その間に犯行は可能になります。
ガセネタは花園を現場から外すための仕掛け
花園が張り込みを離れるきっかけになった殺傷事件の情報は、後にガセだったことが分かります。これは偶然ではなく、花園を官舎前から外すための重要な仕掛けでした。
しかも花園の行動パターンや、記者として情報を受けたら現場へ向かうことを知っている人物でなければ、この誘導は成立しにくいものです。倉石は「密室をどう破ったか」だけでなく、「花園を思い通りに動かせるのは誰か」という視点へ進みます。
カーラーが示した違和感とは?
倉石が遺体を見て注目したのが、加奈子の髪に残ったカーラーです。WEBザテレビジョンの第4話紹介でも、このカーラーが倉石が真犯人へ迫るヒントとして挙げられています。
加奈子は身なりや人からどう見られるかを気にする女性として描かれています。それなのに、遺体は化粧を整えず、髪にはカーラーが残った状態でした。
もし皆川を迎えるために準備していたのであれば、この姿は不自然です。倉石はそこから、皆川がいる時間帯に殺されたという見立てそのものを疑い始めます。
つまりカーラーは、凶器や犯人の遺留品ではありません。死亡時刻と人間関係の前提を崩す生活痕として機能しています。倉石らしい検視のポイントです。
犯人は赤塚渉|花園の上司がなぜ加奈子を殺したのか
真犯人は、新日新聞社会部のキャップ赤塚渉です。
赤塚は花園に張り込みを命じ、彼女の仕事の癖も把握しています。そのためガセネタを使って花園を現場から離れさせ、戻った花園に「誰も出入りしなかった」と思わせる状況を作ることができました。
この構造が分かると、「眼前の密室」という題名の意味も変わります。完全な密室だったのではなく、目撃者である花園自身が犯人によって動かされ、結果として密室に見える状況を証言させられていたのです。
赤塚の動機は息子へのいじめと加奈子への恨み
赤塚の犯行動機には、新聞記者としての因縁と家庭の問題が重なっています。
大信田家は、以前の警察不祥事を報じた新日新聞に強い反感を抱いていました。加奈子は新聞記者を敵視し、赤塚とも激しく対立します。
さらに決定的だったのが、子ども同士の問題です。赤塚の息子・和夫は学校でいじめを受け、不登校になっていました。そのいじめの中心にいたのが、大信田夫妻の息子・豊です。
和夫が大切にしていたクワガタも取り上げられ、精神的に追い込まれていきます。赤塚は、加奈子の言動が豊にも影響し、自分の息子と家庭まで壊したと考えるようになりました。
クワガタが犯人につながる決定的な伏線
倉石は大信田宅にあったクワガタにも違和感を持ちます。虫かごの中は丁寧に整えられているのに、置き場所が飼育に適していないため、現在の家族が大切に世話してきた虫ではない可能性を考えます。
そこから「誰かから取り上げたのではないか」という推理が生まれ、赤塚の息子・和夫と大信田の息子・豊の関係へつながります。
このクワガタは、単に犯人を示す証拠というより、事件の動機を可視化する存在です。加奈子本人だけでなく、親同士の対立が子どもへ波及し、その結果が赤塚の殺意にまでつながったことを示します。
そばの出前とガセネタは何のため?
事件当日、大信田宅には頼んでいないそばの出前が届いていました。これも単独では犯人を決める証拠になりませんが、「誰かが家の反応や在宅状況を確認していたのではないか」という疑いを生みます。
さらに花園を離れさせたガセネタ、皆川の訪問、葉を使った出入り確認が重なることで、犯人は皆川に疑いが集中するよう状況を組み立てています。
一つ一つは些細な出来事ですが、倉石はそれらを別々に扱わず、「誰がこの状況を作ることができたか」という一本の線にまとめます。
花園愛はなぜ利用された?
赤塚にとって花園は、犯行を隠すための重要な証人でした。真面目に張り込みをする人物だからこそ、彼女の「誰も出入りしていない」という証言には重みがあります。
しかも赤塚は上司として花園から信頼されていました。その信頼関係を利用し、花園自身に密室の証明役をさせたことが、この事件の苦い部分です。
犯行が明らかになった後、花園は赤塚をただ憎むのではなく、自分に記者の仕事を教えてくれた人物として複雑な感情を抱きます。そして、自分も利用された事件について記事を書くことになります。
「眼前の密室」は17年前の事件にもつながる
第4話では、単発事件とは別に、倉石と立原真澄の過去につながる重要な情報も出てきます。17年前、警察官の妻が通り魔事件で殺害されており、その被害者が倉石の妻・雪絵だったことがシリーズの縦軸として浮かび始めます。
赤塚逮捕の場面で花園は、「警察官の妻が殺されたから厳しく追うのか」と倉石に問いかけます。しかし倉石は被害者の立場で扱いを変えず、死者から拾えるものをすべて拾うという姿勢を崩しません。
このやり取りは、倉石がなぜ検視にそこまで執着するのかを示す場面でもあります。第4話は密室殺人の謎だけでなく、後の展開に続く倉石自身の過去を強く意識させる回です。
前回第3話との違い
前回「真夜中の調書」は、供述やDNA鑑定など、捜査側が信じかけた筋書きに倉石が疑問を投げかける回でした。
第4話ではさらに一歩進み、目撃証言そのものが犯人に利用されます。花園は嘘をついているわけではないのに、彼女が見た事実だけでは真相へ届きません。
シリーズ第1話から見直したい方は、「鉢植えの女」あらすじ・キャスト|倉石が自殺と見抜く理由もあわせてどうぞ。
参考にした情報
よくある質問
「眼前の密室」の犯人は誰ですか?
犯人は新日新聞のキャップ赤塚渉です。花園愛をガセネタで張り込み現場から離れさせ、皆川明に疑いが向く状況を作りました。
赤塚の犯行動機は何ですか?
大信田家との長年の確執に加え、赤塚の息子・和夫が大信田家の息子・豊からいじめを受け、不登校になるほど追い込まれたことが大きな動機です。
カーラーはなぜ重要なのですか?
加奈子が髪にカーラーを残し、化粧も整えていない状態だったことから、皆川を迎える最中に殺されたという前提に矛盾が生じます。倉石が死亡時刻と犯人像を見直すきっかけになります。
クワガタは事件とどう関係していますか?
大信田宅にあったクワガタは、もともと赤塚の息子・和夫が大切にしていたものとつながります。子ども同士のいじめが赤塚の家庭を壊し、犯行動機へつながっていたことを示す重要な伏線です。
まとめ
「臨場 第一章」第4話「眼前の密室」の犯人は赤塚渉です。皆川が訪問した時間、花園愛の張り込み、葉を使った出入り確認によって完全な密室に見えますが、実際には赤塚が花園をガセネタで現場から離れさせ、その信頼と証言を利用していました。
倉石が真相へ進む鍵は、髪のカーラー、頼んでいない出前、ガセネタ、クワガタなどの小さな違和感です。なかでもクワガタは、赤塚の息子が受けたいじめと大信田家への恨みを結びつけます。密室トリックだけでなく、記者の信頼関係が犯罪に利用される苦さと、倉石の17年前の過去が動き始める点まで含めて重要な第4話です。

