ルーブル美術館500年(3)10月20日10時|革命からナポレオン美術館まで時系列で見る見どころ|10/20 10:00
2026年10月20日(火)10時からNHK BS8Kで放送予定の「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(3)革命とナポレオンのルーブル」は、フランス革命からナポレオン時代にかけて、王宮だったルーブルが世界的な美術館へ変わっていく過程をたどる回です。
同じ第3集はこれまでも複数回放送されており、今回も「カナの婚礼」や「ナポレオンの戴冠」といった巨大作品を8K映像で味わいながら、作品がルーブルへ集まった背景まで見られるのが大きなポイントです。
10月20日の放送日時と番組情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月20日(火) |
| 放送開始 | 10:00 |
| 放送局 | NHK BS8K |
| 番組 | ルーブル美術館 美の殿堂の500年(3)革命とナポレオンのルーブル |
| シリーズ | 全4集 |
| 主な時代 | 18世紀末〜19世紀初頭 |
第3集の中心になるのは、1789年のフランス革命からナポレオンの第一帝政へ続く激動の時代です。ルーブル美術館公式資料では、革命期の1791年にルーブルを美術館にする方針が定まり、1793年に「中央美術館」として開館した流れが紹介されています。
番組表の過去放送情報では、この第3集について、革命によって王宮ルーブルが初めて美術館となり、ナポレオンの時代に世界的な美術館へ変貌していく物語だと説明されています。
第3集は何を描く?革命からナポレオンまでを時系列で整理
王の宮殿だったルーブルが「みんなの美術館」へ
現在のルーブルは世界有数の美術館として知られていますが、もともとは王の権力と深く結びついた宮殿でした。フランス革命は政治体制だけでなく、美術品を誰が見ることができるのかという考え方にも大きな変化を与えます。
ルーブル美術館公式プレスによると、革命中の1791年にルーブルを芸術の美術館にすることが決まり、1793年に開館しました。王侯の所有物だったコレクションが、公共の場で公開される方向へ移ったことは、第3集を見るうえで重要な転換点です。
この流れを知っておくと、番組タイトルにある「革命とナポレオン」が単に歴史上の人物や事件を並べたものではなく、ルーブルそのものの役割が変わった時代を指していることが分かります。
ナポレオン時代には「ナポレオン美術館」と呼ばれた
第一帝政期にはルーブルは「ナポレオン美術館」と呼ばれ、ヨーロッパ各地から集められた作品によって規模を拡大しました。ルーブル美術館公式の解説では、ナポレオン時代にグランド・ギャラリーが整備され、建築面でも展示空間としての威容が強められたことが紹介されています。
ただし、この時代の収集には戦争と接収が深く関わっています。番組が面白いのは、単に「名作が増えた」という成功物語だけではなく、なぜその作品がパリに来たのかという歴史までたどる点です。
すでに公開している10月12日放送回の記事では、革命で王宮が美術館へ変わった背景を中心に整理しています。今回の記事では、その変化を時系列で追いながら、ナポレオン美術館へつながる流れに重点を置いています。
「カナの婚礼」はなぜルーブルにある?
第3集を象徴する作品の一つが、ヴェロネーゼの「カナの婚礼」です。ルーブル美術館公式サイトによると、この作品は高さ6メートルを超え、幅はほぼ10メートルに及ぶルーブル最大の絵画です。
もともとはヴェネツィアのサン・ジョルジョ・マッジョーレ修道院の食堂を飾るために制作されました。1797年にナポレオン軍によって接収され、巨大なキャンバスを巻いてパリへ運んだとルーブル公式が説明しています。
ナポレオン失脚後には接収作品の多くが返還されましたが、「カナの婚礼」は巨大さゆえに移送による損傷が懸念され、別作品との交換によってルーブルに残りました。現在は「モナ・リザ」と向かい合うように展示されています。
この作品については、10月13日放送回の記事で、ナポレオンの戴冠やエジプト美術とあわせて詳しく整理しています。
「ナポレオンの戴冠」は何がすごい?
ジャック=ルイ・ダヴィッドの「ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」は、ナポレオンの権力を象徴する巨大な歴史画です。ルーブル美術館公式は、作品が高さ約6メートル、幅約10メートルに及び、鑑賞者が式典の場に立ち会っているような感覚を生む大作だと紹介しています。
第3集では、こうした大画面の作品と、ナポレオンが美術館を国家の威信と結びつけていった歴史が重なります。人物だけを見るよりも、作品のサイズ、展示空間、政治的な意味を一緒に見ると、8K映像の強みが分かりやすくなります。
エジプト遠征とルーブルの古代エジプト美術
番組表の紹介では、ナポレオンのエジプト遠征が、古代エジプトの至宝がルーブルにもたらされる端緒を開いたことも取り上げられています。
ここで大切なのは、エジプト遠征の成果がそのまま現在のルーブル所蔵品になった、と単純化しないことです。戦争、研究、外交、収集の歴史は複雑で、第3集はその入口として「ナポレオンの時代に古代エジプトへの関心が大きく高まった」流れを見せる回として捉えると分かりやすいでしょう。
全4集の中で第3集はどんな位置づけ?
「ルーブル美術館 美の殿堂の500年」は全4集です。第1集はレオナルド・ダ・ヴィンチとフランソワ1世、第2集はルイ14世とフランス美術、第3集が革命とナポレオン、第4集が19〜20世紀のルーブルを扱います。
つまり第3集は、王が集める美術から、市民へ開かれた美術館へ移る大転換点です。第1集・第2集で積み上げられた王室コレクションが、革命を経て公共の美術館へ移り、さらにナポレオン時代に巨大化していく流れをつなぐ回になっています。
前後の時代と合わせて見ると、ルーブルが単なる「名画の保管場所」ではなく、フランスの政治と社会の変化を映す場所でもあったことが見えてきます。
前回までの第3集放送で確認できる内容
2026年10月13日のBSP4K放送では、同じ第3集が14時30分から放送されました。番組表では、革命で王宮ルーブルが美術館になり、ナポレオンが「カナの婚礼」を戦利品として持ち帰ったこと、自らの姿を「ナポレオンの戴冠」に描かせたこと、エジプト遠征が古代エジプト美術の収集につながる端緒になったことが紹介されています。
そのため10月20日放送を見る際も、作品名だけを覚えるより、革命→公共美術館の誕生→ナポレオン美術館→巨大コレクション形成という順番を意識すると、約1時間の内容を追いやすくなります。
参考にした情報
- NHK・NTTインターコミュニケーション・センター「8Kだから見えてくる ルーブル美術館」報道資料
- 番組表.Gガイド「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(3)」
- ルーブル美術館公式「From the Mona Lisa to The Wedding Feast at Cana」
- ルーブル美術館公式プレス「The Musée du Louvre at a glance」
- NHK出版「『NHK8Kルーブル美術館』の愉しみ方・再び!」
よくある質問
10月20日の「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(3)」は何時から?
2026年10月20日(火)10時から、NHK BS8Kで放送予定です。
第3集はどの時代を扱いますか?
18世紀末から19世紀初頭を中心に、フランス革命で王宮ルーブルが公共の美術館へ変わり、ナポレオン時代に大規模な美術館へ発展する流れを扱います。
「カナの婚礼」はなぜルーブルにあるのですか?
ヴェネツィアの修道院のために描かれた作品ですが、1797年にナポレオン軍が接収してパリへ運びました。帝政崩壊後も、巨大な作品の返送による損傷が懸念され、交換によってルーブルに残りました。
まとめ
10月20日10時放送の「ルーブル美術館 美の殿堂の500年(3)」は、フランス革命とナポレオンの時代を通して、王宮ルーブルが公共の美術館となり、やがて世界的なコレクションを持つ場所へ変わる過程を描く回です。
「カナの婚礼」や「ナポレオンの戴冠」を8Kで見る迫力だけでなく、その作品がなぜルーブルにあるのかまで意識すると、第3集のテーマがより立体的に見えてきます。

