クラシック倶楽部10月9日クァルテット・エクスプローチェの曲目は?4人のチェリストと収録情報|10/9 5:00
10月9日(金)午前5時からNHK BSで放送される「クラシック倶楽部」は、4人のチェリストの対話 クァルテット・エクスプローチェです。
出演するのは、市寛也さん、髙木慶太さん、辻本玲さん、森山涼介さんの4人。ポッパー、ピアソラ、ブラームス、ジョンゲン、J.S.バッハと、作曲時代も性格も異なる作品をチェロ四重奏で聴けるプログラムです。
放送前に知っておきたい曲目、出演者、収録場所、チェロ4本ならではの聴きどころをまとめました。
10月9日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月9日(金)5:00〜5:55 |
| 放送局 | NHK BS |
| 番組 | クラシック倶楽部 4人のチェリストの対話 クァルテット・エクスプローチェ |
| 演奏 | クァルテット・エクスプローチェ |
| メンバー | 市寛也、髙木慶太、辻本玲、森山涼介 |
| 収録 | 2024年11月15日 NHK名古屋放送局 T1スタジオ |
番組表では、チェロ四重奏団「クァルテット・エクスプローチェ」の演奏をNHK名古屋のスタジオで収録し、大判センサーカメラによる映像で届ける回と案内されています。
演奏そのものだけでなく、4人が互いの呼吸や弓の動きを合わせる様子、低音から高音までを4本のチェロだけで組み立てる過程も映像で味わえる回になりそうです。
クァルテット・エクスプローチェの曲目は?
10月9日放送で案内されている曲目は5作品です。チェロの華やかな技巧を前面に出す作品から、原曲がピアノやヴァイオリンの作品まで幅があり、同じ4本のチェロでも曲ごとに響きの役割が大きく変わります。
- ポッパー:演奏会用ポロネーズ(エック編曲)
- ピアソラ:フーガと神秘(小林幸太郎編曲)
- ブラームス:間奏曲 作品118 第2(小林幸太郎編曲)
- ジョンゲン:4本のチェロのための2つの小品
- J.S.バッハ:シャコンヌ(ヴァルガ編曲)
ポッパー「演奏会用ポロネーズ」
ポッパーはチェロの名手として知られ、チェロ奏者にとって重要な作曲家のひとりです。今回演奏される「演奏会用ポロネーズ」は、華やかな舞曲の性格とチェロの技巧的な魅力が結びついた作品です。
4本に編曲されることで、ひとりが旋律を担う場面だけでなく、複数の奏者が呼応しながら厚い響きを作る場面にも注目できます。番組タイトルにある「4人のチェリストの対話」を実感しやすい曲のひとつです。
ピアソラ「フーガと神秘」
ピアソラ作品では、リズムの鋭さと哀愁を帯びた旋律の両方が魅力になります。「フーガと神秘」は小林幸太郎さんの編曲で演奏されます。
チェロは低音楽器という印象が強い一方、実際には高音域まで豊かな表情を持ちます。4人の音色が重なりながら、タンゴ特有の緊張感がどのように立ち上がるかが聴きどころです。
ブラームス「間奏曲 作品118 第2」
ブラームスの「間奏曲 作品118 第2」は、本来はピアノのために書かれた作品です。静かで内省的な旋律が印象的で、チェロ四重奏への編曲によって人の声に近い歌い回しがより前面に出ます。
勢いのある曲だけでなく、息の長い旋律や音の重なりをじっくり聴けるため、4人の音色の違いを感じたい方にも注目しやすい作品です。
ジョンゲン「4本のチェロのための2つの小品」
ジョンゲンの作品は、曲名の通り4本のチェロのための作品です。編曲作品が並ぶ中で、もともと同じ編成を想定して書かれた曲が入ることで、チェロ四重奏そのものの響きを比較できます。
4人が同じ楽器を使いながら、低音の土台、内声、旋律、対旋律と役割を分担する点に耳を向けると、オーケストラとは違う密度の高いアンサンブルを楽しめます。
J.S.バッハ「シャコンヌ」
最後に案内されているのが、J.S.バッハの「シャコンヌ」です。原曲は無伴奏ヴァイオリンのための作品として知られていますが、今回はヴァルガ編曲によるチェロ四重奏版です。
辻本玲さんの公式ディスコグラフィーによると、クァルテット・エクスプローチェは2016年のアルバムでも「シャコンヌ」を収録しています。グループにとって長く取り組んできたレパートリーのひとつと考えられ、4人の蓄積が表れやすい曲です。
クァルテット・エクスプローチェの4人は誰?
クァルテット・エクスプローチェは、市寛也さん、髙木慶太さん、辻本玲さん、森山涼介さんによるチェロ四重奏団です。
4人ともそれぞれソロ、室内楽、オーケストラなどの現場で活動する奏者で、同じチェロだけの編成だからこそ、個々の音色やフレージングの違いがそのままアンサンブルの個性になります。
辻本玲
辻本玲さんはソロでも幅広く活動するチェリストです。公式サイトでは自身の録音とともに、クァルテット・エクスプローチェのアルバム「響炎する4本のチェロ」も紹介されています。
その収録曲には今回の「シャコンヌ」「演奏会用ポロネーズ」も含まれており、今回の放送はグループが長く磨いてきたレパートリーを映像で確かめられる機会でもあります。
森山涼介
東京都交響楽団の公演情報では、森山涼介さんは東京藝術大学と同大学院を修了し、2010年から都響のチェロ奏者として活動していると紹介されています。
クァルテット・エクスプローチェのほか、複数の室内楽・アンサンブルでも演奏しており、オーケストラで培った低音の支えと室内楽での細かな応答の両方に注目したい奏者です。
市寛也・髙木慶太
市寛也さんと髙木慶太さんも、クァルテット・エクスプローチェの核となるメンバーです。4人は2026年のツアーでも継続して活動しており、東京都交響楽団の公演ページでも同じ4人による東京定期が案内されています。
長く同じ顔ぶれで活動する四重奏だからこそ、誰かが主旋律に回った瞬間に残る3人がどう支えるか、役割交代がどれだけ滑らかかという点も聴きどころです。
4本のチェロだけで何が違って聞こえる?
チェロは一般に低音を支える楽器と思われがちですが、音域が広く、歌うような高音から深い低音まで1本で扱えます。4本集まると、弦楽四重奏でヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが分担する役割の一部を、すべてチェロで組み替えることができます。
今回のプログラムでは、原曲の編成も作風も異なる作品が並ぶため、その違いが分かりやすい構成です。ブラームスでは柔らかく重なる響き、ピアソラでは切れ味のあるリズム、バッハでは複数の声部が積み重なる構造に耳を向けると、同じ楽器4本でここまで表情が変わるのかという面白さがあります。
また、スタジオ収録ではコンサートホールより演奏者の手元や表情を近く映せることがあります。弓の速度、弦を押さえる左手、合図の視線など、音だけでは分かりにくいアンサンブルの仕組みを映像で追えるのもテレビ放送ならではです。
収録はNHK名古屋放送局T1スタジオ
番組表では、今回の演奏は2024年11月15日にNHK名古屋放送局T1スタジオで収録されたと案内されています。
コンサートの中継ではなくスタジオ収録である点も特徴です。番組紹介では大判センサーカメラによる美しい映像を掲げており、演奏者の動きや楽器の質感も含めて見せる意図がうかがえます。
特にチェロ四重奏は、4人が横並びや半円状で向き合いながら演奏するため、誰がどの旋律を受け渡しているのかを画面で確認しやすい編成です。「対話」というサブタイトルは、音だけでなく視線や呼吸のやりとりを見ることで、より実感しやすくなります。
2026年も4人でツアーを継続
クァルテット・エクスプローチェは今回の収録後も活動を続けています。東京都交響楽団の案内では、2026年11月9日にヤマハホールで東京定期が予定され、市寛也、辻本玲、髙木慶太、森山涼介の4人が出演します。
そこでもバッハ「シャコンヌ」がプログラムに入り、ドビュッシー、クレンゲル、バルトークなど幅広い作品をチェロ四重奏で取り上げます。放送で興味を持った方は、4人が現在も同じ編成でレパートリーを広げていることを知ると、今回の演奏を単発の企画ではなく継続する活動の一場面として楽しめます。
参考にした情報
- Gガイド「クラシック倶楽部 4人のチェリストの対話 クァルテット・エクスプローチェ」
- 辻本玲オフィシャルサイト ディスコグラフィー
- 東京都交響楽団「クァルテット・エクスプローチェ Quartet Explloce -Tour2026- 東京定期」
よくある質問
クラシック倶楽部のクァルテット・エクスプローチェ回はいつ放送?
2026年10月9日(金)午前5時から5時55分までNHK BSで放送予定です。
クァルテット・エクスプローチェのメンバーは誰?
市寛也さん、髙木慶太さん、辻本玲さん、森山涼介さんの4人です。全員がチェロを演奏します。
10月9日の曲目は?
ポッパー「演奏会用ポロネーズ」、ピアソラ「フーガと神秘」、ブラームス「間奏曲 作品118 第2」、ジョンゲン「4本のチェロのための2つの小品」、J.S.バッハ「シャコンヌ」が案内されています。
どこで収録された演奏?
2024年11月15日にNHK名古屋放送局T1スタジオで収録された演奏です。
まとめ
10月9日の「クラシック倶楽部」は、クァルテット・エクスプローチェの4人によるチェロ四重奏を55分にわたって楽しめる回です。
ポッパーからピアソラ、ブラームス、ジョンゲン、バッハまで5作品が並び、編曲作品とチェロ四重奏のための作品を聴き比べられます。特に「シャコンヌ」と「演奏会用ポロネーズ」はグループの録音にも含まれるレパートリーで、4人が長く磨いてきた響きに注目です。
早朝の放送ですが、音だけでなく手元や視線のやりとりまで見ながら、4本のチェロがひとつの大きな楽器のように響く瞬間を楽しめる内容です。

