佐藤英夫『バス通り裏』及川五郎役とは?5年間1395回の人気ドラマと“五郎ちゃん”
俳優・佐藤英夫さんを語るうえで欠かせない作品が、NHKのテレビドラマ『バス通り裏』です。佐藤さんは及川五郎を演じ、この役をきっかけに広く知られるようになりました。
テレビ草創期の長期ドラマとして放送された『バス通り裏』は、日常生活を描くホームドラマとして多くの視聴者に親しまれました。佐藤英夫さんには、役名から「五郎ちゃん」という呼び名が定着したと伝えられています。
佐藤英夫は『バス通り裏』で及川五郎を演じた
佐藤英夫さんが出演した『バス通り裏』は1958年に始まったNHKのテレビドラマです。人物事典では、この作品の及川五郎役で人気を集めたことが、佐藤さんの経歴上の大きな転機として紹介されています。
佐藤さんはそれ以前から舞台俳優として活動していましたが、テレビが家庭へ急速に普及していく時期に放送された本作への出演によって、舞台中心の俳優から全国の視聴者に顔を知られる俳優へと存在感を広げました。
『バス通り裏』はどんなドラマだった?
関連資料では、『バス通り裏』は東京の美容院の家族と高校教師の家族を中心に描いたホームドラマとされています。大きな事件を前面に出す作品ではなく、身近な暮らしや家族、人間関係を描くことで支持を集めました。
後に活躍する十朱幸代さん、岩下志麻さん、荒木一郎さんらも出演しており、若い俳優たちが知られるきっかけになった作品の一つでもあります。その中で佐藤英夫さんの及川五郎も、視聴者の記憶に残る人物となりました。
約5年間・1395回続いた長期ドラマ
放送史に関する資料では、『バス通り裏』は1958年4月から1963年3月まで約5年間、1395回にわたり放送されたとされています。夕方の15分ドラマとして、日常的にテレビを見る家庭に浸透していきました。
これだけ長い期間、同じ役として視聴者の前に登場したことは、佐藤英夫さん本人のイメージ形成にも大きく関わりました。古いテレビ関係者が佐藤さんを「五郎ちゃん」と呼んだというエピソードは、役と俳優の距離が非常に近かったことをうかがわせます。
及川五郎役が佐藤英夫の俳優イメージに与えたもの
演出家・鴨下信一さんの回想を紹介した資料では、佐藤英夫さんについて、誠実で温厚な「五郎ちゃん」のイメージが定着したと語られています。佐藤さんはその後も、頼りがいのある人物や家庭的な役、穏やかな脇役で存在感を発揮しました。
『バス通り裏』の及川五郎は、単なる一出演作ではなく、俳優・佐藤英夫のパブリックイメージを形づくった代表役といえます。その後の『七人の刑事』や家庭ドラマ、CMで見せた誠実な雰囲気も、この時期の印象と重なります。
佐藤英夫と『バス通り裏』のFAQ
佐藤英夫は『バス通り裏』で何役でしたか?
及川五郎役です。この役で人気を集め、関係者からも「五郎ちゃん」と呼ばれるほど印象の強い代表役になりました。
『バス通り裏』は何年放送されましたか?
関連資料では1958年4月から1963年3月まで約5年間、1395回放送されたとされています。
『バス通り裏』は佐藤英夫の代表作ですか?
はい。人物事典でも、及川五郎役で人気を集めた作品として位置づけられています。
まとめ
佐藤英夫さんはNHK『バス通り裏』で及川五郎を演じ、この役によって広く知られる俳優になりました。作品は約5年間にわたって放送され、放送回数は1395回とされる長期シリーズです。
「五郎ちゃん」という呼び名が残ったことからも、及川五郎が佐藤英夫さんの俳優人生を象徴する役だったことが分かります。後年の誠実で温厚な役柄のイメージをたどる際にも、『バス通り裏』は最初に押さえておきたい代表作です。

