フジテレビとネット配信はどう競争する?清水社長がSTARTOカウコン・F1・サッカーを例に語ったこと
フジテレビの清水賢治社長は2026年9月25日の社長会見で、ネット配信サービスの存在感が高まる現状について「競争になるので致し方ない」との認識を示しました。発言のきっかけの一つが、STARTO ENTERTAINMENTの年末カウントダウンコンサートがNetflixで世界独占ライブ配信されることです。
一方で清水社長は、配信へ移ったコンテンツを再びフジテレビへ持ってきた例としてF1やサッカー中継にも言及しました。テレビ対ネットという単純な二者択一ではなく、人気コンテンツをどのメディアがどのような形で視聴者へ届けるかという競争として捉えていることが分かります。
清水賢治社長はネット配信との競争をどう語った?
清水社長は、メディアが多様化する段階では競争になるのは致し方ないという趣旨を説明しました。さらに、それぞれが競争することでどう強くしていくかという「生存競争」にも触れ、フジテレビとしてできることを精一杯やっていく考えを示しています。
ここで重要なのは、Netflixなどの配信サービスを敵視する発言ではないことです。視聴者にどのような環境で届けることができるか、なるべく見やすい環境で届けられる方がよいという考えも語っています。
STARTOカウコンがNetflix独占になったことをどう受け止めた?
「COUNTDOWN CONCERT 2026-2027 STARTO to WORLD」は12月31日にNetflixで世界190以上の国と地域へ独占ライブ配信されます。フジテレビは1998年から2022年まで長年カウントダウンライブを生中継してきました。
その歴史を踏まえ、清水社長は今回が配信になったことについて個人的には残念という趣旨を述べました。ただし、具体的な契約交渉や放送に至らなかった経緯は明らかにしていません。
カウコンの地上波放送の有無を知りたい人は「STARTOカウコンはなぜフジテレビで放送なし?」も確認してください。
F1やサッカー中継を例に出した意味
清水社長は、配信へ行ったコンテンツを再びフジテレビへ持ってきたこともあるとして、F1やサッカー中継を例に挙げました。この発言からは、一度ネット配信中心になったコンテンツでも、テレビ放送へ戻る可能性を含め、放映・配信権をめぐる状況は固定的ではないという認識が読み取れます。
ただし、今回の会見発言だけから、STARTOカウコンが今後フジテレビへ戻ると予告されたわけではありません。F1やサッカーは競争環境を説明するための例であり、カウコンの将来の放送予定とは分けて考える必要があります。
テレビと配信は何を競っている?
今回の発言を整理すると、競争の対象は単なる視聴率だけではありません。人気スポーツや音楽ライブなどのコンテンツを確保できるか、リアルタイムで届けられるか、見逃しやアーカイブを用意できるか、国内外へどこまで届けられるかといった視聴体験そのものが競争領域になっています。
STARTOカウコンではNetflixが世界190以上の国と地域への同時ライブ配信とアーカイブを打ち出しました。従来の地上波全国放送とは異なる強みで、海外ファンも同じタイミングで参加できる点が特徴です。
フジテレビにとってネット配信は脅威だけなの?
清水社長の発言は、競争の厳しさを認めつつ、視聴者にとって見やすい環境を重視する内容でした。つまり、テレビ放送だけを守ることが目的というより、コンテンツをどう届けるかという観点が前面に出ています。
放送局自身も配信サービスを展開し、番組の見逃しやライブ配信を組み合わせる時代です。今回の会見は、地上波とネットを完全に切り離すのではなく、コンテンツごとに競争と共存が起きている現状を示す発言として捉えると分かりやすいでしょう。
STARTOカウコンは世界配信で何が変わる?
Netflix公式によると、2026-2027年のカウントダウンコンサートが世界190以上の国と地域へ同時ライブ配信されるのは初めてです。さらに、Netflixにとって日本発の音楽ライブと年末年始カウントダウンを世界同時ライブ配信するのも初の試みです。
国内のテレビ番組として長く親しまれたコンテンツが、世界同時ライブへ形を変えることは、清水社長が語ったメディア競争を具体的に示す出来事でもあります。
Netflixでの配信内容は「STARTOカウコン2026-2027はNetflixでどう見る?」で詳しく解説しています。
視聴者にとってのメリットと注意点
配信のメリットは、地域を越えて同じコンテンツを届けやすいことや、アーカイブによってリアルタイム以外の視聴機会を作りやすいことです。一方、特定サービスの契約が必要になる場合や、従来の地上波で気軽に見ていた人にとって視聴環境が変わる点は注意が必要です。
清水社長が「なるべく見やすい環境で届けられるほうが良い」と述べたのは、こうした視聴者側の変化を意識した発言と考えられます。どの媒体が優れているかを一律に決めるのではなく、コンテンツごとに視聴方法を確認する時代になっています。
FAQ
フジテレビ社長はNetflixを批判したのですか?
ネット配信との競争は致し方ないとの認識を示しましたが、配信サービスそのものを否定したわけではありません。視聴者に見やすい環境で届けることが大事とも述べています。
STARTOカウコンは今後フジテレビに戻りますか?
将来のフジテレビ放送は発表されていません。清水社長はF1やサッカーで配信からテレビへ戻った例を挙げましたが、カウコンの将来を予告した発言ではありません。
2026年末のカウコンはどこで見られますか?
2026年12月31日にNetflixで世界独占ライブ配信されます。Netflix公式はアーカイブありと案内しています。
まとめ
フジテレビの清水賢治社長は、STARTOカウコンがNetflix独占ライブ配信になることを長年の放送局として個人的に残念としながら、ネット配信との競争自体は避けられないとの認識を示しました。F1やサッカー中継を例に、コンテンツが配信とテレビの間を移ることもあると説明しています。
2026年のカウコンはNetflixで世界190以上の国と地域へ届けられます。今回のニュースは、テレビか配信かという単純な対立よりも、人気コンテンツをどの環境で視聴者へ届けるかを各メディアが競う時代になっていることを示しています。

