北海道道「北大の広すぎる研究所」|短角牛グラスフェッドと静内研究牧場を解説|9/23 10:31
2026年9月23日(水)10時31分からNHK総合・北海道で再放送される北海道道「探検!北大の“広すぎる研究所”」は、北海道大学の静内研究牧場を舞台に、食と地球環境につながるフィールド研究を紹介する回です。MCの鈴井貴之さん、多田萌加さんが現地へ入り、研究牧場ならではの発見をたどります。
番組で特に検索されそうなのは「ヘルシーな肉牛は何?」「グラスフェッドとは?」「どさんこが荒れた山を豊かにするって本当?」という点。北海道大学公式の研究資料も合わせると、番組の中心となる日本短角種と、牧草中心で育てる研究の意味が見えてきます。
9月23日の北海道道|北大静内研究牧場を鈴井貴之・多田萌加が探検
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送 | 2026年9月23日(水)10:31〜10:56/NHK総合・北海道 |
| 番組 | 北海道道「探検!北大の“広すぎる研究所”」 |
| MC | 鈴井貴之 |
| サブMC | 多田萌加 |
| ゲスト | 河合正人(北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 静内研究牧場 准教授) |
| 主なテーマ | 日本短角種、グラスフェッド、どさんこの放牧、環境研究 |
今回の放送は再放送です。番組情報では、北海道大学の静内研究牧場で「安くてヘルシーな牛ステーキをたらふく食べたい」という願いにつながる研究を紹介。河合正人准教授が育てる日本短角種と、牧草を主体にした飼育が中心になります。
「北海道道」では9月18日に北大山岳部を扱った回もあり、北海道大学山岳部100年の歴史を紹介した記事があります。今回の記事は同じ北大でも、大学の広大なフィールド研究施設と畜産・環境の研究に焦点を移しています。
ヘルシーな肉牛は日本短角種|草を生かすグラスフェッド研究
静内研究牧場で飼育されている肉用牛は日本短角種です。北海道大学公式の北方生物圏フィールド科学センターによると、日本短角種は粗飼料の利用性と放牧適性が高く、穀物に大きく頼らず草で飼いやすい品種とされています。
一般に「グラスフェッド」は、牧草など草を中心に育てる飼育を指します。番組では「輸入穀物飼料に頼らず牧草だけで育てる方法」として紹介され、牛肉本来の味や環境面へのメリットが語られます。
北大の公式資料では、静内研究牧場の日本短角種は春から秋まで放牧を基本とし、冬も場内で収穫した牧乾草や飼料用トウモロコシのサイレージを中心に与え、濃厚飼料を一般的な肉用牛より大幅に減らしていると説明されています。霜降りを最大化する飼育とは違い、草を人が食べられる肉へ変える牛の能力を生かす研究です。
なぜ地球環境にやさしい?輸入穀物への依存を減らす発想
牛の飼育が環境と結びつく理由の一つが「飼料」です。北海道大学公式資料では、一般的な肥育で多く使われる濃厚飼料は穀物などを原料とし、海外からの輸入に依存する部分が大きいと解説されています。そこで、地域で生産できる草を活用できれば、食料生産の選択肢を増やすことにつながります。
ただし、草中心で育てれば何でも優れているという単純な話ではありません。成長に時間がかかる、肉質や脂肪の色が一般的な評価基準で不利になることがあるなど、別の課題もあります。番組の面白さは「未来の選択肢を増やす研究」として、従来の高級霜降り牛肉とは異なる価値を示すところです。
北海道大学には札幌キャンパスだけでなく、森林・牧場・水産実験所など道内各地にフィールド研究施設があります。大学の“広さ”はキャンパス面積だけでなく、北海道全体を研究の現場にしていることでも実感できます。
どさんこの放牧で荒れた山が豊かになる?研究牧場ならではの視点
番組では牛だけでなく、北海道和種馬、いわゆる「どさんこ」の放牧も紹介されます。予告では、どさんこが荒れた山の環境を豊かに取り戻す能力を持つという研究が取り上げられます。
大型の草食動物が草を食べ、歩き、ふんを落とすことは、植生や土壌の状態を変える要因になります。放牧が常に環境改善になるわけではなく、頭数や土地条件によって管理が必要ですが、研究牧場では実際のフィールドで動物と植生の関係を確かめられる点に大きな強みがあります。
北大の研究をもっと身近な切り口で知りたい場合は、北大の「無敵ゲル」「心を読むAI」を紹介した記事もあります。今回は最先端材料やAIではなく、牛・馬・草地という一見素朴な現場から未来の食と環境を考える回です。
よくある質問(FAQ)
北海道道「探検!北大の広すぎる研究所」の放送時間は?
2026年9月23日(水)10時31分から10時56分まで、NHK総合の北海道向け放送で再放送予定です。
番組で紹介される肉牛は何ですか?
北海道大学静内研究牧場で飼育・研究されている日本短角種です。草を活用しやすく、放牧適性が高い品種です。
グラスフェッドとは何ですか?
牧草など草を中心に家畜を育てる飼育方法です。番組では輸入穀物飼料への依存を減らす研究として紹介されます。
まとめ|北大の「広さ」は食と環境を現場で研究できる強さ
北海道道「探検!北大の“広すぎる研究所”」は、静内研究牧場の日本短角種やどさんこの放牧を通して、北海道大学のフィールド研究のスケールを体感する回です。特に日本短角種を草中心で育てる取り組みは、牛肉の味や健康イメージだけでなく、輸入飼料、食料生産、土地利用までつながるテーマです。
「ヘルシーな牛肉」という入口から見始めても、最後には地域の草をどう食料へ変えるか、動物の力をどう環境管理へ生かすかという大きな問いに広がります。9月23日の再放送は、北大の研究施設がなぜ道内各地にあるのかを知るうえでも分かりやすい一本です。

