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駅ロマン「ベルギー アントワープ」10月15日|中央駅はなぜ地下まで4層?終着駅から通過駅への大改造|10/15 14:30

2026年10月15日(木)14時30分からNHK BS8Kで放送予定の「8Kヨーロッパ発 駅ロマン『ベルギー アントワープ』」は、ベルギーの玄関口の一つ、アントワープ中央駅を8K高精細映像と5.1ch音声で味わう約90分の番組です。

この駅は「美しい駅」として知られる一方、現在の姿をよく見ると、古典的な大ドームの下に地上・地下を組み合わせた多層ホームが広がっています。今回は、なぜ歴史的な駅が地下深くまで掘り下げられ、終着駅から列車が通り抜けられる駅へ変わったのかに注目します。

すでにサイト内では、9月5日放送版でアントワープ中央駅の建築美を、9月10日放送版で現在の駅設備や利用方法を紹介しています。10月15日版では、その2本と重ならないように「駅の下で何が起きているのか」を軸に見ていきます。

駅ロマン「ベルギー アントワープ」10月15日の放送情報

項目内容
放送日時2026年10月15日(木)14:30〜15:59
放送局NHK BS8K
番組8Kヨーロッパ発 駅ロマン「ベルギー アントワープ」
主な舞台ベルギー・アントワープ中央駅
映像・音声8K高精細映像/5.1ch音声
語り松尾剛(過去の放送局公式SI番組情報で確認)

放送局公式SI情報を使う番組表では、ヨーロッパ各地の駅舎の魅力を8Kと5.1chで体感するシリーズとして案内され、アントワープ中央駅を「世界でもっとも美しい駅のひとつ」と紹介しています。

駅の豪華さだけでなく、長い歴史の中で増改築され、現代の高速鉄道を受け入れる交通拠点へ変わった姿も、この番組を深く楽しむポイントです。

アントワープ中央駅はなぜ4層構造になった?

答えは、歴史的な駅舎を残したまま、国際列車が市内を通り抜けられるようにするためです。

ベルギー連邦政府の情報サイト「Focus on Belgium」によると、現在のアントワープ中央駅の駅舎は1905年に完成しました。大きなドームや石・ガラス・金属を使った壮麗な建物は「鉄道の大聖堂」とも呼ばれています。

ところが、もともとの中央駅は列車がそこで行き止まりになる頭端式の終着駅でした。列車が到着すると、反対方向へ向かうには折り返す必要があります。

20世紀末になると、ブリュッセルとオランダ方面を結ぶ高速列車をスムーズに通すため、アントワープ市内を南北に貫く鉄道ルートが必要になりました。そこで歴史的な駅舎を壊すのではなく、その下へ新しい線路を通す大規模改造が行われました。

Vlaams Architectuurinstituutの建築資料では、アントワープ中央駅は約3.8kmの都市トンネルによって、列車が折り返す終着駅から通過駅へ転換されたと説明されています。駅の裏側には新しい入口も加わり、地下ホームが増設されました。

地上から地下へ|ホームはどう配置されている?

アントワープ中央駅の面白さは、古い駅舎の外観だけでは分かりません。駅内部に入ると、視線が上下へ大きく抜ける立体的な構成になっています。

オランダ鉄道の国際列車案内では、駅は利用者向けに4つのレベルとして説明されています。地上より上のレベルには1〜6番線、地上階には店舗や案内機能、地下1階には11〜14番線、さらに地下2階には国際列車も使うホームが配置されています。

ベルギー政府の紹介では、北南連絡トンネルは中央駅の地下を通り、高速列車が歴史的なコンコースのかなり下を走る構造になったと説明されています。

上を見れば1905年完成の大ドーム、下を見れば21世紀の国際鉄道を支える地下ホーム。この時間の異なる建築が縦方向に重なっていることが、アントワープ中央駅ならではの魅力です。

地下ホームがあるのに古い駅舎が残っている理由

アントワープ中央駅の改造は、古い建物を新駅へ建て替える方式ではありませんでした。価値の高い歴史的建築を保存しながら、その下と周辺に現代的な交通機能を追加する方法が選ばれています。

Focus on Belgiumは、この駅を歴史遺産の保存と現代技術への適応を両立した例として紹介しています。外から見ると20世紀初頭の宮殿のようですが、内部ではエスカレーターや吹き抜けを通して地下の線路まで一体的につながっています。

番組では正面ファサードやドームだけでなく、ホームを見下ろす場所、エスカレーターで階層を移動する場面、列車が地上階と地下階のどこを走っているかにも注目すると、駅の立体性が分かりやすくなります。

終着駅から通過駅へ変わると何が変わった?

もっとも大きな変化は、アントワープ中央駅で折り返さず、そのまま北や南へ走れる列車が増えたことです。

Vlaams Architectuurinstituutは、都市トンネルによって駅がオランダ方面へつながる通過駅へアップグレードされたとしています。現在のSNCB International公式でも、アントワープ中央駅には国際列車が乗り入れ、オランダやフランス方面への列車が利用できることが案内されています。

つまり、駅舎そのものは「古いヨーロッパの名建築」でも、鉄道機能は現代の国際ネットワークに対応しています。番組タイトルの「駅ロマン」という言葉からはノスタルジックな旅情を想像しやすいですが、この駅では過去と未来が同じ建物の中に共存しています。

北南連絡トンネルはどこを見ると分かりやすい?

8K映像で構造を意識するなら、まず大ホールからホーム側へ視線が抜ける場面を見てみるとよいでしょう。

上層に昔ながらの線路空間があり、その下に新しいホームが掘り込まれているため、一般的な平面型の駅よりも奥行きと高さの情報量があります。吹き抜けを通して別の階の列車や人が見える場面では、単なる地下駅ではなく、既存駅の内部へ新しい層を挿入した構造であることが伝わります。

さらに5.1ch音声では、広いドーム空間の反響音と、地下ホームで聞こえる列車音の違いにも注目です。建築を目で見るだけでなく、空間ごとの音の響き方を比べると、この番組が高精細映像と多チャンネル音声を使う意味がより分かりやすくなります。

現在も現役の国際交通拠点

ベルギー国鉄SNCB/NMBSの公式駅情報では、アントワープ中央駅に券売機、窓口、ロッカー、無料Wi-Fi、エレベーター、エスカレーターなどがあることを確認できます。

SNCB Internationalは、国際列車の発着駅としてアントワープ中央駅を案内しており、鉄道だけでなくトラムやバスとも接続する交通拠点です。

歴史的建造物として保存された駅が、観光施設になって役目を終えたわけではありません。毎日多くの利用者が行き交う「現役の駅」であることも、番組を見るうえで大切な視点です。

既存記事とあわせて見るなら

アントワープ中央駅を初めて知る場合は、まず9月5日版の記事で大ドームや建築の見どころを確認すると、映像の豪華さをつかみやすくなります。

実際に訪れる目線では、9月10日版の記事で駅の場所、ロッカー、Wi-Fi、バリアフリー設備などをまとめています。

今回の記事はその中間ではなく、「なぜこの駅は上下に深いのか」という構造の話に絞っています。3本を合わせると、見た目の美しさ、現在の使いやすさ、そして大改造の理由まで立体的に分かります。

参考にした情報

よくある質問

アントワープ中央駅はなぜ地下までホームがあるのですか?

歴史的な終着駅を保存しながら、北と南を結ぶ列車が駅を通り抜けられるようにするためです。都市トンネルと地下ホームが追加され、国際列車にも対応する通過駅へ変わりました。

アントワープ中央駅は何層になっていますか?

利用者向けの案内では4つのレベルで構成される立体的な駅として説明されています。地上側のホームに加え、地下にも複数のホームがあります。

10月15日の駅ロマンは何時からですか?

2026年10月15日(木)14時30分から15時59分まで、NHK BS8Kで放送予定です。

アントワープ中央駅の建築美を詳しく知る記事はありますか?

はい。サイト内の9月5日放送版では、大ドームや駅舎の建築的な見どころを中心に紹介しています。

まとめ

10月15日14時30分からの「8Kヨーロッパ発 駅ロマン『ベルギー アントワープ』」で注目したいのは、美しい駅舎の下に広がる多層ホームと北南連絡トンネルです。

アントワープ中央駅は、1905年完成の歴史的建築を残しながら、地下に新しい線路を通し、終着駅から国際列車が通過できる駅へ変わりました。古い大ドームと現代の地下鉄道が同じ空間に重なる姿は、この駅が単なる「美しい建物」ではないことを教えてくれます。

8Kでは装飾の細部だけでなく、上下方向へ広がる駅の構造にも注目すると、アントワープ中央駅のもう一つの魅力が見えてきます。

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