『あるいは裏切りという名の犬』と韓国版『ビースト』の違い|リメイク比較【9/25】|9/25 08:00
2026年9月25日(金)午前8時からWOWOWプラスで、フランス映画『あるいは裏切りという名の犬』が放送されます。ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューが、パリ警視庁の次期長官の座を争う2人の警視を演じる犯罪サスペンスです。
キニナルにはすでに本作の「結末・ドニの最期」と「人物相関・原題36・実話ベース」を詳しく扱った記事があります。そこで今回は重複を避け、2019年の韓国リメイク『ビースト』と何が同じで何が違うのかを中心に、9月25日の放送をより楽しむ見方を整理します。
『あるいは裏切りという名の犬』9月25日の放送情報
| 作品 | あるいは裏切りという名の犬 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年9月25日(金)8:00~10:00 |
| 放送 | WOWOWプラス |
| 原題 | 36 Quai des Orfevres |
| 制作 | 2004年・フランス |
| 内容時間 | 111分(WOWOW公式) |
| 監督 | オリヴィエ・マルシャル |
9月25日のWOWOWプラス番組表では8:00~10:00に編成されています。作品情報はWOWOW公式でも確認でき、1980年代にフランスで起きた刑事汚職事件を下敷きに、元警察官のオリヴィエ・マルシャル監督が映画化した作品と紹介されています。
韓国映画『ビースト』は何を受け継いだ?
WOWOW公式は、『あるいは裏切りという名の犬』が2019年に韓国で『ビースト』としてリメイクされたことを明記しています。『ビースト』ではイ・ソンミンとユ・ジェミョンが、かつて相棒だった刑事ハンスとミンテを演じます。
共通する骨格は、実力のある2人の刑事が昇進を懸けて競い、事件解決への焦りから倫理の境界を越えていく点です。フランス版ではレオとドニ、韓国版ではハンスとミンテという別の人物名ですが、「元は近い関係だった2人が組織内の競争で引き裂かれる」という構造が受け継がれています。
大きな違いは事件の形|現金輸送車強奪から猟奇殺人へ
フランス版の中心事件は、パリで相次ぐ現金輸送車強奪事件です。次期長官人事を控え、犯人を先に挙げた側が大きな手柄を得る状況が、レオとドニの対立を加速させます。
一方、韓国版『ビースト』は仁川で起きる猟奇殺人事件が出発点です。ハンスとミンテは別々の捜査班を率い、容疑者の扱いをめぐって対立します。元作品の「警察組織内のライバル」という柱を残しながら、事件そのものを韓国ノワールらしい殺人捜査へ置き換えているのが大きな違いです。
情報屋との取引が2作品をつなぐ重要ポイント
フランス版のレオは、情報屋ユゴー・シリアンから強奪事件の主犯につながる情報を得ます。しかし情報には代償があり、レオ自身が違法行為へ足を踏み入れるきっかけになります。
韓国版でもハンスは、出所した情報屋チュンベから猟奇殺人事件の情報を得る代わりに、別の事件への加担を求められます。つまり単なる「刑事対刑事」の物語ではなく、手柄を急ぐ刑事が情報屋との交換条件で一線を越えるという仕掛けこそ、リメイクで強く残された要素です。
先にフランス版を見るなら注目したい人物関係
フランス版では、レオとドニの対立にカミーユが深く関わります。2人はかつて親友でしたが、同じ女性を愛し、カミーユがレオと結婚したことで友情に決定的な亀裂が入っています。そこへ次期長官争いが重なるため、仕事上の競争と私的な感情が分離できません。
人物関係や原題「36 Quai des Orfèvres」の意味を先に整理したい場合は、『あるいは裏切りという名の犬』人物相関と原題36の意味で詳しくまとめています。結末・ドニの最期まで確認したい方は、結末ネタバレ解説へ進むと、本記事と内容を重ねずに追えます。
キャスト|2大スターの対決が作品の軸
レオ・ヴリンクス役はダニエル・オートゥイユ、ドニ・クラン役はジェラール・ドパルデュー。ほかにロベール・マンシーニ役アンドレ・デュソリエ、カミーユ役ヴァレリア・ゴリノ、ユゴー・シリアン役ロシュディ・ゼムらが出演します。
監督のオリヴィエ・マルシャルは元警察官という経歴を持ち、WOWOW公式もその経験を踏まえた息詰まる警察ドラマとして紹介しています。取調室や捜査会議だけでなく、刑事同士の忠誠、保身、情報屋との関係まで含めて「組織の中で正義を守れるのか」を見ると、本作の苦さが伝わりやすくなります。
よくある質問
『あるいは裏切りという名の犬』は9月25日の何時から?
2026年9月25日(金)午前8時から10時までWOWOWプラスで放送予定です。
韓国映画『ビースト』はリメイクですか?
はい。WOWOW公式は2019年の韓国映画『ビースト』が本作をベースにしたリメイクだと紹介しています。
フランス版と韓国版の大きな違いは?
警察内部で昇進を争う元相棒という骨格は共通しますが、フランス版は現金輸送車強奪、韓国版は猟奇殺人が中心事件です。
まとめ|9月25日は“リメイク元”として見ると新しい発見がある
『あるいは裏切りという名の犬』は、刑事2人の対立と裏切りを描いたフレンチ・ノワールであり、2019年の韓国映画『ビースト』へ受け継がれた原点でもあります。昇進争い、情報屋との危険な取引、元相棒同士の亀裂という骨格が、韓国版で別の事件と人物へ置き換えられています。
すでに結末を知っている方でも、9月25日8時の放送では「どの要素が後の『ビースト』に残ったか」という視点で見ると、単なる再視聴とは違う面白さがあります。

