世の中お金で見てみよう【異常気象をお金で見てみよう】10月27日|被害額778億円・ウナギ値上がり・豪雨制御|10/27 23:06
10月27日(火)23時06分からテレ東で放送される「世の中お金で見てみよう」は、異常気象を“お金”の面から見る回です。
今回の柱は、千葉豪雨の社会・経済的な被害額、エルニーニョとウナギ価格の関係、そして科学で豪雨を弱めようとする研究の3つ。天気のニュースを「雨が多い」「暑い」で終わらせず、住宅や車、交通、食卓、将来の防災技術まで、暮らしにどれだけのお金が動くのかを具体化する内容です。
10月27日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年10月27日(火) |
| 放送時間 | 23:06〜23:55 |
| 放送局 | テレ東ほか |
| テーマ | 異常気象をお金で見てみよう |
| MC | 林修 |
| 進行 | 藤井由依(テレビ東京アナウンサー) |
| 解説 | 原田亮介(日本経済新聞 論説フェロー) |
| ゲスト | コカドケンタロウ(ロッチ)、村上佳菜子 |
| ナレーター | 武田祐子 |
テレ東公式では「世の中お金で見てみよう ~火曜ヨルの学べる経済~」を火曜夜11時06分の番組として案内しています。今回も通常の23時06分から49分間の放送です。
MCは林修さんのプロフィール記事でも経歴を紹介している林修さん。数字や仕組みをかみ砕いて見る番組の進行役として、今回は異常気象と経済のつながりを追います。
千葉豪雨の被害額は778億円?何にお金がかかったのか
最初の企画は、異常気象による被害を金額で可視化するウェザーニューズの取り組みです。テレ東公式ページでは、国や県が公表する被害件数、テレビなどのメディア情報、ウェザーニューズのリポート情報を加えて被害額を算出すると説明されています。
番組では、千葉豪雨から1カ月の被害額として778億円という数字が登場します。内訳として、住宅などの被害が268億円、水没した車の被害が263億円、電車の乱れや高速道路の通行止めによる損失が17億円と紹介されています。
ウェザーニュース側の公開値は約779億円
ここは放送を見る前に押さえておきたい点です。ウェザーニュースが2026年9月17日に公開した記事では、千葉県内の大雨による社会・経済的影響を約779億円と試算しています。
同記事では、住民生活への被害約268億円、車両浸水被害約264億円、行政インフラ・地域経済への影響などを積み上げています。番組公式の778億円とは1億円の差がありますが、算定時点や丸め方、更新データの違いで数字が変わった可能性があります。
この記事では放送内容を示す数字としてはテレ東公式の778億円を基準にしつつ、関連資料としてウェザーニュースの公開値約779億円も併記します。どちらにしても、豪雨の影響が住宅修理だけではなく、車、道路、農業、移動時間の損失まで広がることが重要です。
被害額を可視化する意味
災害のニュースでは「何棟が浸水した」「何人が避難した」という件数が中心になりがちです。しかし家が浸水すれば、建物修繕だけでなく家具や家電の買い替え、仮住まい、移動などの負担が出ます。
車が水没すれば、買い替えやレッカー、代車などの費用も生じます。
さらに道路や鉄道が止まれば、物流や通勤にも損失が広がります。番組が被害を金額で示すのは、異常気象が家計と地域経済の両方に影響することを一つの尺度で見せるためと考えると分かりやすいでしょう。
ウェザーニューズは2026年10月に独自開発のAI気象予測モデル「AI-Nowcast」の本格実装も発表しており、短時間の雨雲の発達や移動をより高精度に捉える取り組みを進めています。被害が起きた後の金額把握だけでなく、予測精度を上げて被害そのものを減らす技術にもつながっています。
エルニーニョでウナギが値上がりする?西尾市一色町を取材
2つ目の企画は、エルニーニョがウナギの価格に影響する可能性です。テレ東公式によると、2026年春に発生したエルニーニョが秋から冬にかけてさらに強まる見通しで、取材班は愛知県西尾市一色町を訪れます。
一色町は全国有数のウナギ産地です。愛知県の公式ページでも、三河一色産うなぎは生産量が全国トップクラスで、地域団体商標に認定された特産品と紹介されています。
番組が価格への影響を見る場所として一色町を訪ねるのは、養殖現場で起きる変化を確かめる狙いがあると分かります。
養殖なのに気候の影響を受けるのはなぜ?
「養殖なら天候の影響を受けにくいのでは」と思うかもしれません。しかし、ウナギ養殖は自然から完全に切り離された仕組みではありません。
養殖に使う稚魚の供給、海や川の環境、水温、餌代、電気代など複数の条件がコストに関わります。今回の番組は、その中でエルニーニョがどの経路を通って価格に響く可能性があるのかを現地取材で確かめる構成です。
放送前の公式情報では、具体的に「1尾いくら上がる」といった値上げ幅までは示されていません。したがって、注目点はエルニーニョ→養殖現場→出荷価格や店頭価格というつながりを、番組がどのように説明するかです。
食卓への影響を数字で見る回
異常気象の影響は、災害の復旧費だけではありません。農水産物の生育や漁獲、養殖コストが変われば、最終的にはスーパーや飲食店の価格に表れます。
ウナギはもともと原料価格の変動が注目されやすい食材です。そのため、今回の一色町取材は「異常気象が遠い国の話ではなく、身近な食事代にどう跳ね返るのか」を見る企画として分かりやすい例になりそうです。
科学の力で豪雨を制御できる?千葉大学・小槻峻司教授の研究
3つ目は、豪雨そのものを科学で弱める研究です。テレ東公式では、千葉大学の小槻教授らがドライアイスを使って人工的に雲を作り、豪雨をコントロールする研究を進めていると紹介しています。
千葉大学の研究情報を見ると、小槻峻司教授らは気象予測と制御を組み合わせ、集中豪雨の被害を減らす研究を進めています。単に「雨を降らせない」のではなく、豪雨になる前の段階で介入し、雨の集中を弱めたり、降る場所を分散させたりする考え方です。
ドライアイスをまくと何が起きる?
千葉大学などの共同研究では、発達する雲にドライアイスなどの「雲の種」をまく数値実験が行われています。2026年3月の共同リリースでは、2014年の広島豪雨をモデル上で再現し、一定条件下で豪雨域の3時間雨量が平均11.5%、最大32%減少した結果が示されました。
これは実際の豪雨を完全に止めた結果ではなく、数値計算上で雨の集中を弱める可能性を示した段階です。一方で、ドライアイス量や実施コストまで評価しており、机上のアイデアから実証へ進むための検討が続いています。
小槻教授の研究者紹介には、2026年に富山湾で人工降雨実験を行う動きや、豪雨制御を2050年までに確立する目標に関する報道実績も掲載されています。番組公式では今年12月から小規模実験を始める計画、5年以内に技術獲得を目指すと説明されており、放送では研究の現在地がさらに具体的に紹介されそうです。
豪雨制御が実用化すれば「被害額」にもつながる
今回の3企画は別々に見えて、実は一本につながっています。最初に豪雨被害を778億円という金額で見せ、次に気候変動が食卓の価格へ及ぼす可能性を見せ、最後に被害を減らす技術へ進みます。
つまり、番組全体のポイントは異常気象のコストを知ることと、そのコストを将来どう減らせるかを考えることです。豪雨制御が実用化されれば、住宅や車、インフラの被害額を抑えられる可能性があります。
ただし、気象に人為的に介入する技術には安全性、効果の検証、費用、社会的な合意など多くの課題があります。
放送では技術の期待だけでなく、どこまで実現可能なのか、何にお金がかかるのかという視点にも注目したいところです。
出演者と番組の見どころ
MCは林修さん、進行は藤井由依アナウンサー、解説は日本経済新聞の原田亮介さんです。ゲストにはロッチのコカドケンタロウさんと村上佳菜子さんが出演します。
「世の中お金で見てみよう」は、身近なテーマを価格やコストから見直す番組です。過去の同番組では半導体工場をお金の面から取り上げた回もあり、企業、産業、暮らしを「いくら動くのか」という数字から理解できるのが特徴です。
10月27日は、災害・食・科学という幅広い話題を「異常気象によってどれだけお金が動くのか」でまとめる回です。特に778億円という被害額の中身、ウナギ価格に影響する仕組み、豪雨制御にかかる技術と費用の3点をつなげて見ると、番組の狙いがつかみやすくなります。
前回10月13日は病院のお金を特集
前回として確認できる10月13日放送では、「病院をお金で見てみよう」をテーマに、黒字を続ける病院の経営やコスト削減を取り上げました。
テレ東公式によると、湘南鎌倉総合病院では病床のコントロールによって救急患者を受け入れやすくし、鳥取大学医学部附属病院では電気代や廃棄物処理、医薬品の購入先などを見直して3億5000万円のコスト削減に成功した事例が紹介されました。
前回が医療現場の経営を数字で見せたのに対し、10月27日は自然災害と気候の影響を数字で捉えます。テーマは変わっても、「ニュースで聞く話を家計や企業のお金に置き換える」という番組の見方は共通しています。
見逃し配信はどこで確認する?
テレ東の番組公式ページには「動画配信」の導線があり、番組自体もテレ東のニュース・報道ジャンルで配信対象として案内されています。
ただし、10月27日回の無料配信期間や配信開始時刻について、放送前の公式ページでは具体的な期限まで確認できません。放送後に視聴したい場合は、テレ東公式の番組ページや公式配信サービスの当該回表示を確認するのが確実です。
参考にした情報
- テレビ東京「世の中お金で見てみよう【異常気象をお金で見てみよう】」10月27日放送ページ
- テレビ東京「世の中お金で見てみよう ~火曜ヨルの学べる経済~」公式サイト
- ウェザーニュース「千葉は再び大雨のおそれ、前回の社会・経済的影響は約779億円」
- ウェザーニューズ「独自開発のAI気象予測モデルを本格実装」
- 千葉大学「線状降水帯による集中豪雨を人為的に分散」
- 千葉大学「小槻峻司」研究者紹介
- 愛知県「三河一色うなぎ街道」
- テレビ東京「世の中お金で見てみよう【病院をお金で見てみよう】」10月13日放送ページ
よくある質問
世の中お金で見てみよう10月27日は何時からですか?
2026年10月27日(火)23時06分から23時55分までテレ東で放送予定です。
千葉豪雨の被害額はいくらと紹介されますか?
テレ東公式の10月27日放送ページでは、千葉豪雨から1カ月の被害額として778億円が紹介されています。ウェザーニュースの9月17日公開記事では約779億円と試算されています。
エルニーニョでウナギは値上がりしますか?
番組ではエルニーニョによってウナギの値段が高くなる可能性を取材しますが、放送前の公式情報では具体的な値上げ幅までは示されていません。
豪雨をドライアイスで制御する研究は本当にありますか?
はい。千葉大学などの研究チームは、ドライアイスなどを使ったシーディングで豪雨を分散・弱化させる研究を進めており、数値実験では一定条件下で雨量が減る結果も報告されています。
まとめ
10月27日の「世の中お金で見てみよう」は、異常気象が社会と家計に生むコストを3つの角度から見る回です。千葉豪雨では番組公式で778億円という被害額が示され、住宅や車、交通など幅広い損失が取り上げられます。
さらに、エルニーニョが一色町のウナギ養殖と価格にどう影響するのか、千葉大学が進める豪雨制御研究で被害を減らせる可能性があるのかにも迫ります。災害の金額、食卓の値段、将来の防災技術を一本につなげて見ることで、異常気象が暮らしに与える影響を具体的に理解しやすい放送になりそうです。

