インデックス数の効果的な増やし方

インデックス数はウェブサイトの運営期間と比例して増えるものです。インデックス数の増加はウェブサイトの成長と捉えても良いでしょう。成長したウェブサイトはGoogleの検索エンジンから高評価を得ることもあり、検索時の掲載順位にも影響すると言われています。
しかしインデックス数を増やしても、思うようにアクセスが伸びないこともあります。一方インデックス数が少なくても、上位表示されるウェブサイトもあるほどです。
実はインデックス数を単純に増やしてもSEO効果は望めません。効果的なインデックス数の増やし方があるのです。

インデックス数を増やすだけでは意味がない

インデックス数がウェブサイトの評価に「直接」関係ないという根拠はどこにあるのでしょうか。ひとつはGoogle検索エンジンのSEO担当者であるマット・カッツ氏による発言です。同氏は「大量のインデックスページを持っているだけでGoogleから高評価を得ることはない」と話しています。

また実際の検索結果から実感することもできます。たとえば芸能ニュース。膨大なインデックスページを保有する新聞社やテレビ局のウェブサイトを押しのけて、即席の個人ブログが上位に躍り出ることも多々あります。

一方、豊富なインデックス数を抱えるウェブサイトが、結果的にSEOが強いというのも事実。「NAVER まとめ」もその一つです。まとめサイトはコピーサイトとしてGoogle検索エンジンから低評価を受けやすいと言われています。しかしNAVERなど一部のまとめサイトは検索上位に食い込むこともよくあるのです。これはひとえにユーザーの役に立っているからだといえるでしょう。

「ユーザーの役に立つ」はウェブページの評価を上げるために忘れてはならないポイントです。Googleはユーザーの満足度を図るアルゴリズムを持っているといわれています。そのアルゴリズムによって価値あるコンテンツだと評価されれば、まとめサイトであっても、即席のニュースブログであっても高評価されるのです。

これはインデックス数ではなく、コンテンツの質が評価対象となることを意味します。

インデックス数はチャンスをつなぐ糸

「量より質だ」とインデックス数を気にするくらいならコンテンツの質に注力したほうが良いと考える人もいるでしょう。作業時間が同じなら、100記事アップするより、1記事を大切に書き上げるべきだと思うかもしれません。しかしインデックス数を増やすことも大切だということを忘れてはいけません。

インデックス数が多いほどチャンスは膨らみます。たとえば「オリンピック 野球」というキーワードで作ったウェブページがあるとします。インデックスは「1」です。月間検索ボリュームが100としたとき、オーガニック検索からの流入では最高で100アクセスです。

ところが「オリンピック サッカー」というキーワードでもウェブページを作ったとします。するとインデックスは「2」に増えるでしょう。こちらの月間検索ボリュームも100と仮定します。

そしてサッカーと野球で60アクセスずつ獲得すると合計120アクセスとなり、「オリンピック 野球」だけに注力した場合より多くのアクセスを得られるかもしれません。さらに野球とサッカーに興味があるユーザーは両方の記事を閲覧する可能性もあり、アクセスが倍々に増えていくこともありえるのです。

インデックスが増えると検索対象キーワードも増えます。これは検索エンジンからユーザーを導くための、ハイパーリンク増加につながるのです。ハイパーリンクが蜘蛛の巣のようにはりめぐらされるほど、多くの記事がユーザーの目に触れます。つまりインデックス数を増やすことは、ウェブページとユーザーをマッチングするチャンスを増やすことです。

コンテンツの質を保ちつつインデックス数を増やす

ユーザーの役に立たないウェブページを量産するのは意味がないし悪影響を及ぼしかねません。しかしわずかなコンテンツに固執しすぎてインデックス数が増えないのも困りものです。ポイントは両者のバランスを取ることにあります。高品質なコンテンツを定期的にアップして着実にインデックスを増やしていく方法がベストです。

企業であれば専任スタッフをあてるべきです。ブログ記事が集客の中心であれば1営業日=1記事アップくらいが望ましいでしょう。その際、役割分担とタスクの締め切りを徹底することが肝心です。
一方個人でブログを運営している場合は山積みのタスクに押しつぶされてしまうかもしれません。そのような場合は、外注に依頼する事もできます。例えば記事コンテンツ制作を専門に行う【サグーワークス】 などがおすすめです。

インデックス数は計画的に

インデックス数が増えることが直接的にサイトの高評価につながることはありません。しかしコンテンツとユーザーをマッチングするという意味では、間接的ですが重要な役割を担っています。
インデックス数を増やすときに重要なのはコンテンツの質を高く保つということ。せっかくユーザーがウェブページにたどり着いても、すぐ「戻るボタン」を押されてはサイトの低評価に繋がりかねません。コンテンツの質に気を配りながらインデックス数を増やすことが大切なのです。作業の人手が足りないときにはアウトソーシングを利用するのもよいでしょう。

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