出店メニューでテンションアップ!でもお祭りの食べ物は大丈夫?

お祭りの一番の楽しみに出店を挙げる人も多いでしょう。屋台の定番メニューを眺めているだけでも気分が高まります。しかし、屋台の料理を食べたいと思った時「衛生面は大丈夫なの?」と気になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、お祭りの食べ物の実態や、安心して食べるための対策について紹介します。

お祭り出店の食べ物は比較的安全

焼きそばや、たこ焼き、バナナチョコなど、お祭りの定番のメニューを見ただけでテンションが上がる人も多いでしょう。しかし、お祭りの出店で売られている食べ物を食べたいけど、衛生面が不安で我慢している人もいます。

実は、屋台などの出店を出店するハードルは結構高いもの。適当に食べ物を販売し、食中毒になってしまったら大変なので、臨時的に設けた屋台などの施設で食べ物をお客さんに提供する場合、食品衛生法で定められている営業許可が必要になります。

また、各自治体によって細かく違いがありますが、屋台にはルールがあります。刺身などの生ものが禁止されていたり、提供する前に加熱調理が必要だったりなどです。そのため、お祭りで提供されている食べ物は、一定の安全水準は超えていると言えるでしょう。

お祭りでは出店や調理人の質を見極める

お祭りの出店で出されている食べ物は一定の水準は超えていると言っても、完全に安全かと聞かれたならば、そうとは言えない部分もあります。

実は、露店内では大量の水を使えないため、食材や容器を洗うことが難しくなっています。通し営業をしていて休憩時間がないと、調理用具などを洗う機会も少なくなってしまうでしょう。

また、食べ物の衛生面は、調理人の質も大事なポイントです。調理人の質が高ければ、安全な食べ物を提供するために、衛生面の配慮を欠かせません。しかし、調理人の質が悪い場合、汗が材料や食べ物に垂れている、汚い水を使って食材や自分の手を洗っているということもあります。調理人の質が悪ければ悪いほど、不衛生の可能性が高くなってしまうでしょう。

また、十分に火が通っていないものに当たってしまうとお腹を壊すこともあるので、冷やしきゅうり、たこ焼き、イカ焼きなどの避けるなど、メニュー選びも重要になります。

お祭りで安全な出店を見分ける方法

お祭りの出店の食べ物が安全に食べられるかどうかは、調理人の質にかかっていると言えるでしょう。調理人の質をチェックする時は、バックヤードを確認することが大切です。

出店者の本心や性格は、見えにくい所にこそ出やすくなります。調理場や作業場がピカピカに手入れがされている場合、その人は衛生面に気をつけている可能性が高いでしょう。消毒液を使って調理器具や手をしっかり洗っていると、尚良です。

また、暑い夏の日のお祭りや、高熱の焼き台で調理していると、どうしても調理人は大量の汗をかいてしまいます。汗をこまめに拭いているか、食べ物に垂れていないか確認することも必要です。そして、メニューを見て自分が食べたいものを発見しても、食べてみて変な味がするなと感じたら食べるのを辞めた方がいいでしょう。

お祭りの出店では衛生面に配慮されているか確認しよう

屋台では保健所の定めにより、出店での水の大量使用が禁止されています。そのため、どうしても調理器具や手が洗いにくい環境下にあるのが現状です。お祭りによくある定番のメニューが並んでいたらテンションが上がってしまうかもしれません。しかしお祭りで食べ物を買う時はしっかりと衛生面や調理人の質を確認することが大切です。

このテーマの関連記事はこちら