甘納豆の作り方のコツと簡単レシピ5選

甘納豆は、あずきや大豆の豆類などを砂糖漬けにした和菓子です。豆類以外にも、サツマイモやクリなどを素材とすることがあります。そして実は、ネバネバした納豆とは関係がありません。
甘納豆は栄養素も豊富で、洋菓子よりダイエットに向いているといわれます。そんな甘納豆は自宅で作ることができるのです。甘納豆の作り方は、コツさえつかめば難しくありません。
記事では、甘納豆の作り方のコツから、簡単に作れるオススメレシピまで紹介します。

 

甘納豆の作り方にはコツがある

甘納豆は自宅で作れます。そして、作り方にはコツがあるのです。自宅で甘納豆を作ると、カロリー調節も簡単なので、ダイエットにも適しています。

基本的な甘納豆の作り方

甘納豆の基本的な作り方は、豆やさつまいも、クリなどを一緒に砂糖と一緒に煮詰めるやり方です。煮詰めて乾燥した豆などに砂糖をまぶして完成です。

甘納豆の作り方のコツ

甘納豆を作るときにはコツがあります。
まず、黒豆など皮の固い豆を使うときには、一晩水につけるとよいでしょう。豆を煮る時に、鉄も一緒に煮ることで色つやが良くなります。豆を煮る際に強火で似すぎてしまうと豆が固くなります。そのため弱火でじっくり煮ると良いでしょう。通常数時間煮ることになりますが、その間、アクをとることも大切です。煮る時間が長くなるほど、豆が柔らかくなります。硬さの好みは人それぞれなので、煮る時間はお好みで調整してください。

甘納豆を自宅で作るとダイエット食になる

甘納豆は自宅で作るとダイエット食になります。砂糖の量を調整してカロリーコントロールができるからです。また、栄養素も豊富に含まれています。

甘納豆の栄養素

甘納豆には炭水化物と食物繊維が豊富に含まれています。脂質は少なめなで、モリブデンと鉄が豊富に含まれている特徴もあるのです。

モリブデン

モリブデンとは、肝臓と腎臓に多く存在するミネラルです。鉄分の働きを助け、血を作る作用があります。

鉄分は赤血球中のヘモグロビンの成分となります。ヘモグロビンは不足すると貧血の原因となることもある栄養素です。そのため、鉄を摂取することは貧血予防となります。

カリウム

カリウムは、利尿作用によるむくむを改善する働きがあります。

甘納豆のカロリー

甘納豆のカロリーは、100グラムで300キロカロリー弱です。10粒だと6グラム程度で20キロカロリーくらいになります。
甘納豆の素材となる豆自体は低カロリーですが、砂糖は高カロリーです。そのため自宅で甘納豆を作るときには、砂糖の量を調整した作り方にするとよいでしょう。

甘納豆がダイエットに向いている理由

甘納豆はダイエットに向いていおり、その理由はいくつかあります。
洋菓子より和菓子の甘納豆の方がダイエットに適しているでしょう。洋菓子には卵やバターなど脂質が多い食材が多く使われる傾向があるからです。また、ケーキなどより歯ごたえがあるので、腹持ちが良い特徴もダイエット向きです。
豆自体は低カロリーであり、食物繊維も豊富な点もダイエット向きだといえます。

ダイエット時の甘納豆の食べ方

ダイエット中には、甘納豆を少量ずつ食べると良いでしょう。甘いものが食べたいときに満足することができます。タイミングは食前か食後数時間後をおすすめします。食前に食べることで、炭水化物であるご飯を食べる量を減らせたり、食物繊維を多く含む豆をとることでお通じも良くなるからです。
また甘納豆の種類は、低カロリーなあずきがベスト。甘納豆は10粒20キロカロリー程度です。
さらに豆乳やお茶と一緒に摂取することで、砂糖によって上がりがちな血糖値を抑える効果もあります。

甘納豆ダイエットの注意点

甘納豆が、いくらダイエットに向いているからと言って、食べすぎには注意しましょう。やはり砂糖がついているので油断はできません。また、食後すぐに甘納豆を食べると、太りやすくなってしまうので注意が必要です。

甘納豆の簡単レシピおすすめ5選

甘納豆を自宅で作るときのおすすめレシピを5つ紹介します。作り方は簡単です。ダイエット中の人は砂糖の量を調整するなどして作るとよいでしょう。

ベーシックでヘルシーな小豆の甘納豆

ヘルシーな甘納豆の作り方ポイントは、砂糖の量を半分くらいにすることです。
材料は、あずき100グラム、砂糖50グラム、グラニュー糖大さじ1杯。
作り方は、水洗いしたあずきをあく抜きのために10分ほど茹でます。その後、新たに400ミリリットル程度の水を張った鍋にあずきを入れて一度沸騰させ、その後は弱火にして1時間くらい煮てください。その間、あく抜きもしましょう。あずきが、指でつぶせるくらいの柔らかさになったら、火を止めてください。
別鍋に砂糖を加えた100ミリリットルの水を沸騰させたらあずきを入れます。水気が無くなるまで煮詰めたら、クッキングシートなどを敷いたバットに広げて乾かします。最後にグラニュー糖をまぶして完成です。

あずきの甘納豆(圧力なべバージョン)

圧力なべを利用して豆を煮る時間を短縮した簡単レシピです。
材料は、あずき100グラム、砂糖100グラム、グラニュー糖大さじ1杯。
作り方は、鍋にあずきと水を入れて一度沸騰させたら、豆をザルにあげてゆで汁は捨てます。再度、圧力なべにあずきを入れ、その3倍程度の水を入れてください。そのまま圧力なべで20分くらい煮ます。自然に圧力が下がるのを待ってください。その後、砂糖を加えて弱火でゆっくり煮詰めます。煮汁がなくなってきたら、クッキングシートを敷いたバットなどに広げて乾燥させてください。豆が乾いたらグラニュー糖をまぶして完成です。

超時短!グリンピース甘納豆

冷凍グリンピースを使うことで、調理時間が時短されるのがポイントです。
材料は、冷凍グリンピース150グラム、砂糖150グラム、グラニュー糖大さじ2杯。
作り方は、鍋にグリンピースと砂糖を入れ、ひたひた程度の水を入れて煮ます。ねばりが出てきたらザルに挙げてください。できるだけ豆同士がつかないよう、バットなどに広げて乾燥させます。目安は半日程度。冷蔵庫に入れてもOKです。
乾燥したグリンピースをビニール袋に入れ、グラニュー糖を加えてふります。

イソフラボン豊富な大豆の甘納豆

イソフラボンが豊富な大豆を利用することで、血糖値が上がりにくい甘納豆を作ります。
材料は乾燥大豆が1カップ、三温糖大さじ1杯、グラニュー糖大さじ1杯。
作り方は、まず乾燥大豆を水に浸して一晩おきます。その後、柔らかくなるまで煮てください。ザルで水を切った大豆に砂糖を混ぜ、冷蔵庫で一晩冷やします。
クッキングシートを敷いた大きめのバットに大豆を広げて水分を乾燥させて下さい。グラニュー糖をまぶして完成です

甘納豆のお赤飯

炭水化物をカットして食物繊維がとれるダイエット向きの甘納豆レシピです。
材料は、もち米2合、普通のお米1合、甘納豆100グラム、食紅適量、塩少々。
作り方は、普通のお米ともち米を一緒にして研ぎます。炊飯器に「おこわ」があれば、3合にセットしてください。水に溶かした食紅を入れてまぜ、炊き始めます。
炊きあがったご飯に、甘納豆を加えて混ぜて出来上がりです。お好みで塩をかけてください。

作れないときはお取り寄せもオススメ

甘納豆の作り方は難しくありません。しかし長時間煮る必要があるなど、少なからず手間がかかることも事実。
そんな時には甘納豆のお取り寄せをおすすめします。甘納豆は、自分で作ることもできるけど、お取り寄せをしてもおいしく食べられるのです。また、自作の甘納豆と食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

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