キャピキシルはAGAや薄毛に効果があるか?肌への影響も徹底解説
育毛や発毛に興味がある人は「キャピキシル」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。キャピキシルとは、発毛効果があると期待が寄せられている発毛成分のひとつ。本記事では、そんなキャピキシルについて解説しています。ぜひ参考として下さい。
目次
自然由来だから安心できるキャピキシル
キャピキシルとは成長因子と植物エキスが組み合わせて出来た原料の総称のことです。ここでいう成長因子とはアセチルテトラペプチド-3のことを指します。アセチルテトラペプチド-3は高い育毛効果を秘めているとして、大きな期待が寄せられている育毛成分なのです。
アセチルテトラペプチド-3は4種類のアミノ酸から作り出した成長因子です。そもそも髪の毛や爪や皮膚を形成するケラチンは、複数のアミノ酸が結合してできたタンパク質の総称であるため、アセチルテトラペプチド-3は自然由来の成分といえるでしょう。
またキャピキシルには植物エキスも含まれています。自然由来の成分である植物エキスは、化粧水やハンドクリームやフェイスパックなどのスキンケア用品や化粧品によく使われています。植物エキスの種類は豊富で、それに含まれる有効成分も様々。代表的な効果として保湿性、抗炎症、収れん作用、血行促進、殺菌作用、美白効果、アンチエイジング、紫外線防止などが挙げられ、主にスキンケアに効果を発揮する点が共通の特徴です。
キャピキシルに含まれる植物エキスは、アカツメクサ花エキスです。アカツメクサ花エキスは、ビオカニンAというイソフラボンが豊富に含まれている点が大きな特徴といえるでしょう。
イソフラボンとはポリフェノールの一種で、大豆などの豆類に豊富に含まれている成分です。女性ホルモンと似た効果をもつイソフラボンは、体内に摂取することで美と健康を促進するといわれており、その効果に期待が高まっています。逆にイソフラボンが不足すると髪に悪影響をもたらすとも言われるほど大切な要素であり、積極的に体内に取り入れることで脱毛の予防にも一定の効果が期待されます。
肌トラブルを抱えている人にとって、頭皮への強すぎる刺激は痒みや痛みを引き起こす原因となりかねません。キャピキシルに含まれるアセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキスは、ともに自然由来の成分です。そのため副作用や健康に対する悪影響の心配は最小限に抑えられるので安心できます。
抜け毛の予防にも効果が期待できるキャピキシル
育毛に大切な基本的な要素は血行促進、栄養補給、脱毛抑制の3つといわれています。髪の毛を作るのは頭皮の毛母細胞です。毛母細胞には毛細血管が張り巡らされており、頭皮から酸素や栄養を補給しています。
そのため血行不良が起こると補給が行き届かなくなり、細くて貧弱な髪質になったり、抜けやすい髪になってしまうのです。強い髪を育てるために血行促進と栄養補給は必要不可欠な要素だとも言えます。
髪の毛を育てる育毛を成功させるためには血行促進や栄養補給を促進してどんどんたくましく育つように促す必要があると思われがちです。 もちろんそれも必要ですが、守りも同時に行わなければ効果は半減します。
例えばバケツに水をためるために水道から水を出し続けることを攻めの姿勢としても、バケツに穴が開いていてはそこから水が流れてしまい貯めることは難しい。つまりバケツの穴に栓を締めることが必要です。お風呂の栓を締める役目と同じく守りの部分も大切になります。
育毛において守りの部分とは、髪の毛がこれ以上抜けることを予防する脱毛抑制のこと。キャピキシルではこの脱毛抑制に注目して成分を研究してきました。
脱毛を促す5αリダクターゼというホルモンがある。5αリダクターゼはテストステロンという男性ホルモンと結びつくことで、ジヒドロテストステロン(DHT)という更に強力な男性ホルモンへ変化させる特徴があります。ジヒドロテストステロン(DHT)は男性型脱毛症(AGA)の原因とも言われる男性ホルモンとなります。
男性ホルモンは骨格や筋肉を形成したり精子を生成したりするために必要なホルモンではありますが、髪の毛に対してはマイナスの効果が働きます。男性型脱毛症(AGA)の原因はこの5αリダクターゼにあるといわれている。
薄毛に起因する5αリダクターゼの分泌量が多い人は、汗が脂っぽい、ヒゲや体毛が濃いなどの特徴があります。その分泌量は個人差があるけれど遺伝による割合が多いと考えられています。そのため薄毛は遺伝しやすいのです。
脱毛抑制をするにはこの5αリダクターゼを抑制する必要がある。キャピキシルに含まれるアカツメクサ花エキス(ビオカニンA)というイソフラボンが、男性型脱毛症(AGA)の原因とさ5αリダクターゼの働きを抑制する効果があるから。
アカツメクサ花エキスが男性型脱毛症(AGA)による脱毛や抜け毛の改善に高い効果を発揮する。
毛母細胞の活性化を促すとされるキャピキシル
アセチルテトラペプチド-3は、キャピキシルの主成分の一つであり、細胞を修復する働きが期待できます。細胞を修復というと大げさですが、怪我や火傷を負ったときに人体が回復する機能と同じことであり、誰もが備えている能力といえます。
アセチルテトラペプチド-3が作用すると毛乳頭が強くなります。毛乳頭とは毛根の付け根にあり、髪の毛と頭皮を毛細血管でつないでいる部分です。毛髪は毛細血管を通じて頭皮から血液や栄養を受け取るので、その橋渡し的な役割を担う毛乳頭は、育毛において重要な存在といえるでしょう。
アセチルテトラペプチド-3によって毛乳頭が強化されると、周辺の毛母細胞の活性化につながります。毛母細胞は髪の毛が成長するヘアサイクルをつかさどるので、そこが活性化することで頭皮環境の悪化を防ぐことができる。
頭皮ケアとして有効なキャピキシル
成長因子(アセチルテトラペプチド-3)や食物エキス(アカツメクサ花エキス)を主成分としたキャピキシルは、男性型脱毛症(AGA)などの薄毛や抜け毛に効果が期待されていますが、確固たる効果が認められていません。そのため医薬品ではないのでその点を考慮して使用する必要があります。
キャピキシルは頭皮ケア(スカルプケア)の一環として使うのがよいでしょう。スカルプケアとは髪が生える土壌となる頭皮環境を整えること。頭皮の血行を促進させ毛根(毛乳頭)を刺激し毛母細胞を活性化させることが薄毛の予防・改善につながります。
ふけやかゆみ、薄毛や抜け毛などの頭皮トラブルを抱えている方は、まず頭皮ケアから始めるとよいでしょう。髪の毛の健康は頭皮の健康なくしてあり得ないもの。髪にトラブルがあるときは、必ず頭皮に問題があることを忘れないでください。
具体的な頭皮ケアの方法はまずシャンプーを念入りに行うことや頭皮をマッサージしながら行うなどです。頭皮の血行を促進し毛穴に詰まった汚れを取り除くつもりで、時間をかけてもよいので丁寧にやることが大切といえるでしょう。最後にはしっかりすすぐことが大切です。
気を付けるのは頭皮の皮脂を落としすぎないということ。皮脂は皮膚を保湿したり雑菌の繁殖を抑える効果があるのです。そのため1日に何度もシャンプーをするなどしないほうが良いでしょう。
頭皮の状態を健康に保ちつつキャピキシルを使うことで満足いく効果を得られる可能性は高くなるといえます。
薄毛の不安はクリニック相談で安心
薄毛について気になったら一人で悩まずクリニックに相談することも一つの手です。
男性型脱毛症(AGA)や薄毛専門のクリニックでは、頭皮トラブルや発毛の相談や治療を行っている。最初は無料相談を実施しているクリニックも多いので、少しでも興味がある方は気軽に利用することができる。
また、無料カウンセリングを受けることで、納得してから治療をすることができる。納得できる病院を見つけるためにも複数の無料相談をして見極めてもよいでしょう。気を付けておきたいのは皮膚科であってもAGA専門クリニックであっても、AGA治療は『保険適用外』という条件は同じです。
クリニックの選び方のポイント
絶対条件が無料相談を実施しているところ。事前に丁寧な説明を受けることで安心して治療をスタートできるから。できれば3つ以上のクリニックで無料相談をして比較するとよいでしょう。
料金体系に無理がないことも重要。AGA・薄毛治療は長期に及ぶことがほとんど。そのため何か月も先まで治療プランを計算しておいたほうが良い。クリニックではかかる費用については明瞭であることが大切。
クリニックの中には概算で教えてくれることもある。住まいから近いほうが良い。AGAや薄毛治療は他人にはあまり知られたくない心理が働きます。そこで自宅から遠くのクリニックを選ぶ傾向がありますがおすすめできません。
前にも述べましたが治療は長期間におよぶのでできるだけ近くのほうが楽。自宅近くに抵抗があるなら、職場と自宅をつなぐ線上に位置するクリニックを選ぶのもよいでしょう。
クリニックにかかるときの一般的な流れ
まず無料カウンセリングで毛髪の相談をして治療の内容を確認します。このとき治療にかかる費用など気になる点についても質問するとよいでしょう。
クリニックが決まったら次は初診となり専門医師による診察を受けることになります。この時頭部の写真を撮ることもあります。
医師との質疑応答を終えると治療開始となります。効果があるとされる治療薬を処方されることとなります。数か月に1回程度のペースで通院することになります。
まとめ
薄毛が気になったらクリニックへ相談することが不安解決の一番の近道。キャピシキルについて興味がある方も、専門家の意見を聞きながら、自身へ取り入れることができるので安心できるでしょう。
まずはAGA専門のクリニックなどで実施されている、無料カウンセリングへ足を運んでみてはいかがでしょうか。