Excel(エクセル)【8】VBAに関する項目の名称
Excel(エクセル)では、VBA(Visual Basic for Applications)というプログラミング言語を駆使して、マクロを作成できます。VBAの初心者は、わからないことがあれば人に聞いたりネットで調べたりする機会も多いはずです。その際、各項目の名称が不明だと満足に理解できません。まずは、VBAに関する項目の名称を覚えることから始めてください。
VBAの基本はプロジェクトとモジュール
VBAを操作するためには、VBE(Visual Basic Editor)を起動します。Excel(エクセル)の「開発タブ > Visual Basicボタン」もしくは、ショートカットキーの「Alt + F11」で立ち上げてください。
まずプロジェクトが一覧表示されているエリアを見ます。表示されていない場合は、VBE画面の「表示 > プロジェクト エクスプローラー」もしくは、ショートカットキーの「Ctrl + R」で表示してください。
各項目の名称は以下のとおりです。エクセルファイル(ブック)一つに対してプロジェクトも一つ存在します。そのプロジェクトに、複数のモジュールが付帯しているのが基本です。
モジュールはプログラミングする場所
実際にマクロのプログラミングを行う場所は、モジュールです。モジュールにVBAというプログラミングコードを記述します。編集するモジュールをダブルクリックすることでコードが現れます。
プログラミングコードの各名称
Excel(エクセル)マクロのプログラミングコード(VBA)は、決まったフォーマットに則って記述します。それぞれに名称があるので覚えてください。
プロシージャ
プロシージャは「Sub ○○(プロジェクト名)」から「End Sub」までのことを指します。例えば、「マクロの記録」でマクロを作成した際、ひとつのプロシージャ内にすべて収まります。
コメント
コメントは、「’」(アポストロフィーマーク)を打ち込んだ行のことです。行頭に打つと一文すべてコメントにできますが、行の途中に打つとその部分以降がコメントとして処理されます。
コメント処理を行うとプログラムと認識されません。そのため、日本語などでプログラムの動作説明を書いたり、動作させたくないプログラムをコメントアウトしたりできます。
ステートメント
ステートメントは、処理の命令文のことです。基本的に一行単位で記述しますが、読みやすさを重視して複数行にまたがる場合もあります。
まとめ
Excel(エクセル)のVBAを学ぶ際、各部の名称を覚えていると、質問や検索をスムーズに行なえます。そのため初心者は、それぞれの名称を覚えなければなりません。また、操作時に名称を意識することで、知識の定着もスピードアップするはずです。