幼稚園や保育園で行われる父の日のイベントについて
幼稚園や保育園では、時期毎に様々なイベントが行われていますが、父の日に関してはどうでしょうか?また一般的に幼稚園と保育園では、行事の回数なども異なりますが、父の日に関しては扱い方に違いがあるのかなどについて調べてみます。
幼稚園で行われる父の日について
多くの幼稚園では、父の日に向けて子供たちが似顔絵を描いたり、お父さんの好きなものを製作したりする時間を設けています。制作するだけでなく、お父さんに関わる歌を練習したりする幼稚園もあります。また運動会を開いて、お父さんに積極的に参加してもらえるように働きかける幼稚園もあります。
運動会では、親子で参加できる競技や体操などを行います。普段お母さんが送り迎えをすることが多いため、お父さんと触れ合う機会を作るという意味でも家族参加型の行事を企画する幼稚園は多いです。保育園は、幼稚園に比べると行事が少ないため、父の日に関しても何も行わない園も多いようです。保育園で父の日を扱う場合は、幼稚園と同様に似顔絵などを製作してプレゼントすることが多いです。
幼稚園と保育園の父の日に対する姿勢の違いとは?
幼稚園、保育園関係なく、父の日や母の日などの家族イベントを廃止した方がよいのでは、という考え方もあります。特に保育園では、両親が働いていることが前提となりますので、行事は両親の負担を減らすためにも最小限に抑える傾向にあります。
また、幼稚園はどちらかというと教育をするところであり、一方で保育園には、両親に代わり子供を生活させる場所であるという意味合いがあります。そのため幼稚園では、季節ごとの行事をもれなく行い、父の日に関しては製作などを通して感謝の気持ちを伝えることを学びます。
お父さんへありがとうの感謝の気持ちを持って行う似顔絵などの制作は、自分の気持ちを表現することを学ぶために必要な過程となります。
父の日におけるシングルの家庭への配慮は?
幼稚園でも保育園でも、父の日などの家族イベントを廃止する傾向にあると触れましたが、廃止の理由の一つにシングルの家庭への配慮という点が挙げられます。幼稚園でも保育園でも、シングルマザーやシングルファザーなど、保護者の在り方は様々です。
父の日のプレゼントになる似顔絵を描くときは、子供達はお父さんの顔を思い浮かべて描くため、お父さんがいない場合誰の顔を描けばよいのか子供にとっては大問題です。そのため、あらかじめ父の日を廃止してしまうか、制作などを行う場合も子供が戸惑わないように配慮する園が多いです。
例えば、似顔絵を制作する時も、父の日だからと言ってお父さんの顔を描こう、と限定せずに好きな家族の顔を描こうと子供達に促したりしているようです。
父の日の行事は園毎に様々
幼稚園や保育園での父の日の行事は、行うか行わないかも含めて園毎に様々です。全体的に、家族イベントを廃止する傾向にありますが、教育機関という意味合いが強い幼稚園では、感謝の気持ちを表現することを学ぶ上でも父の日を行っているところは多いようです。