あらすじの書き方で迷わないためのちょっとしたコツ

この記事は 2023年10月24日 に更新されました。

あらすじの書き方で迷うことがあります。脚本自体は完成しているのに、あらすじが書けないのです。そんな時には、いくつかのコツを押さえると迷わないで執筆できます。記事では、あらすじを書くコツについて解説するので参考としてください。

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あらすじとは

あらすじは、本文を要約した文章です。できるだけコンパクトに圧縮する必要があります。しかし、短くしすぎて本文の魅力が伝わらなくなってしまうと本末転倒です。あくまでも、作品の魅力を伝えるために存在することを忘れないように書きます。

あらすじの文字数

脚本や小説のコンクールにはあらすじの添付が義務付けられており、その文字数も800文字程度と指定されています。一方、商業的なあらすじの文字数はもっと少ないです。以下には各メディアコンテンツのあらすじ文字数を明記しました。一例として参考にしてください。

  • 脚本などコンクールのあらすじ:約800文字
  • 映画(Amazonプライムビデオ)のあらすじ:約200文字
  • 文庫小説の裏表紙のあらすじ:約150文字
  • YouTubeの概要欄のあらすじ:約100文字
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あらすじの書き方のコツ

あらすじの書き方にはコツがあります。迷った時の参考にしてください。

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あらすじを書くコツ1_削るように書く

映画一本分の脚本の文字数は、およそ5万字です。これを数百文字に要約してあらすじが完成します。まずは、ストーリーの始まりから終わりまで要所を抜き出すつもりで書いてください。この時、文字数を意識しなくても結構です。次に、優先度の低いエピソードなどを削除します。さらに言い回しなども簡素化してください。少しずつ削るように文章を圧縮すると、やがてあらすじの文字数におさまります。

あらすじを書くコツ2_ラスト(オチ)を含めて書く

コンクールに応募する際に添付するあらすじは、脚本本文の内容を正確に伝える役割を担っています。そのため、物語のラスト(オチ)まで、省略せずに書かなければなりません。これはコンクールによっては必須条件です。

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あらすじを書くコツ3_天地人を書く

あらすじに必要な情報は、いわゆる「天地人」です。いつの時代、どこを舞台とした物語なのか。また主人公は誰なのかを書いてください。ストーリーは主人公を中心に展開するものです。そのため主人公を中心に考えると、あらすじは破綻しません。

あらすじを書くコツ4_不要な登場人物を省く

物語を盛り上げるには魅力的なライバルや脇役が不可欠です。メインストーリーにかかわる場合は、もちろんあらすじに書きます。しかし、サブストーリーを盛り上げるだけの存在であれば、省いたほうがスッキリすることもあるのです。

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番外編_商業的なあらすじの書き方

商業的なコンテンツのあらすじを書く際は、読者の興味をひきつける仕掛けをします。例えば結末をぼかす手法です。起承転結の「転」であらすじを終えると、「結」への興味が高まります。結を知るには本文を読まなければならないからです。

あらすじの書き方を身につける練習法

あらすじを上手に書くには、ストーリーの要所を理解することが重要です。自分自身の作品はもちろん、お気に入りの映画や小説、漫画などを題材にしてあらすじを書く練習を積むと、物語の要点をつかむ力が身につきます。あらすじの書き方で迷ってしまう方は、ぜひ試してください。

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