起承転結によるシナリオの書き方フォーマット【執筆スピード2倍増】

2-3)起承転結の承パート:試練の連続が主人公を輝かせる

試練の連続が主人公を輝かせる

承パートは、起承転結の中で一番長いパートとなりがちです。

そのため、承パートが面白ければ作品全体の評価も上がりますが、つまらないと中だるみしてしまいます。

シナリオ(物語)の底上げに繋がる承パートの書き方を、しっかりと身につけましょう。

2-3-1)承の役割は主人公を輝かせること

起承転結の中でも中だるみしやすいのが承パートです。
それは、起パートの続き、転パートまでのつなぎという表層だけしか理解していないことが原因です。
承パートの本質を理解するには、その役割に注目することが大切になります。

承パートの役割は、主人公を輝かせることにあります。
主人公は、物語の顔であり、読者は主人公を追いかけます。
すべての脇役や設定は主人公のために存在すると言っても過言ではありません。

では、どうずれば、主人公が輝くのでしょうか。
次では、起承転結の最初では平凡だった主人公が、最後には魅力的な人物に変化する仕組みを解説します。

2-3-2)試練が主人公を輝かせる

ズバリ、主人公を輝かせるには、試練を与えることです。
一つ一つ困難を解決していくことで、主人公は魅力的に変化します。

起承転結の中で、主人公はいろいろなことを経験します。
承パートでは、いくつかの試練を、徐々にエスカレートするよう配置します。
徐々に膨らます理由は、大きな試練をクリアした後に、小さな試練をクリアしても、読者(視聴者)は拍子抜けしてしまうからです。

試練を経験するエピソードを重ねると、雪だるま式にドンドン難易度が上がります。
すると、作者自身でさえ、すぐに解決方法がわからないほど難しい試練を生み出すこともありますが、それは良い傾向です。

試練は、難しいに越したことはありません。
難解なほど読者が先読み出来ないので、「この先、どうなるんだろう?」という新鮮な興味を引き出すことにつながるからです。

つまり、作者が脂汗をかいて解決する試練ほど、物語に深みが出るのです。

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2-3-3)得るものから逆算して試練を生み出す

試練を乗り越えたら、同時に何か得るものがなければいけません。
得るものとは、結パート(理想)へ到達するために必要な要素です。

たとえ、表面的には何も得ていないようにみえても(むしろ失っていても)、経験値というものを得ているのです。

桃太郎が、結パートで得るものが、『2-1)結パート』でもお伝えした下記になります。

桃太郎のテーマ「平和な世界」を構成する要素

  • 悪の消滅(鬼退治の成功)
  • 裕福な経済(金銀財宝の奪還)
  • 絆で結ばれた仲間(犬、サル、キジ)
  • 強い人間力(桃太郎の成長)

これらの内、一つの要素を得るだけでも、複数の試練を乗り越える場合があります。
例えば「絆で結ばれた仲間(犬、サル、キジ)」を得るためには、犬を仲間にするための試練、サルを仲間にするための試練、キジを仲間にするための試練、と小分けにしたエピソードが存在することになるでしょう。

これは、起承転結の承パートは、結パートで考えた得るものありきで試練の内容が決まることを意味します。
前述した「結と起」の関係同様、「結と承」という関係の方程式が成立するのです。

次ページではいよいよ物語の最も盛り上がる部分とも言われる起承転結の「
転 」について解説します。

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