起承転結によるシナリオの書き方フォーマット【執筆スピード2倍増】

2-2)起承転結の起パート:シナリオ(物語)の第一印象を決めるパート

シナリオ(物語)の第一印象を決めるパート

起承転結の起パートは、シナリオの冒頭部分になります。
物語の第一印象を決めるパートとなるので、重要です。

しかし、書き方さえ理解できれば、決して難しくありません。
一つずつ確認していきましょう。

2-2-1)共感を得るための現実(リアル)

起承転結の起パートがつまらないと、出だしから躓くことになります。
最悪、それ以上読んでもらえないことも。

逆に、読者の心を掴むことができれば、作者の勝ちです。
そして、心を掴むには、共感を得ることが必要です。

読者は何に対して共感をするのでしょうか?

結論から言うと、読者は、現実(リアル)に共感します。
そのため、起パートではリアルな現実を書くことになります。

2-2-2)現実(リアル)は理想の正反対にある

リアルな現実とはどんなものか?
単純に思いつくまま身の回りのことを書けば良い、というわけではありません。
それではただの日記になってしまいます。

現実は、起承転結の中で最初に考える「結パート」を起点として考えます。
つまり、現実(起パート)は、テーマ(結パート)と関連付けて考えるのです。

テーマは、結パートで一番最初に決めたものです。
そして、作者の理想を込めたものがテーマとなります。

現実とは、理想の正反対に位置するものです。
つまり、起承転結の冒頭で表現する現実(起パート)は、理想(結パート)の正反対の要素が入ります。

このことから、起パートとは、結パートさえ決まれば、ほぼ自動的に決まるものだともいえるのです。

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2-2-3)作者がリアルに感じる現実

起承転結の最初と最後、起パートと結パートは、正反対の意味を持つと説明しました。
これは、細かく分けた要素(=条件)にも当てはまります。

起パートと結パートの関係図(桃太郎の例)

起パート 結パート
悪の繁栄 悪の消滅
貧乏な老夫婦の家庭 裕福な経済
一人で旅立つ 絆で結ばれた仲間
桃から赤ん坊 強い人間力

正反対と一口に言っても、考える人によっては、その内容の程度に差が生じます。

起承転結の結パートで「悪の消滅」という理想を実現するために、正反対の「悪の繁栄」という現実を起パートで表現します。
この場合、悪の定義とは、考える人によって異なる部分でしょう。

単なるこそ泥と考える人もいれば、大泥棒と考える人もいるし、連続殺人犯やDV夫のように考える人もいます。
中には、桃太郎の作者のように、鬼という空想上の怪物を創造する人もいます。

このように、対象のモチーフはどのような形でも良いのですが、作者のあなた自身がリアリティを感じているかどうかが鍵になります。
そのためには、自分にとって身近な存在から発想を膨らませたり、濃密な取材をする必要があります。

作者がリアルに感じられない現実は、読者はすぐに嘘だと見抜きます。
シナリオ(物語)は、読者に嘘だとバレたら、その時点でお終いなので、注意しましょう。

次ページでは、脚本の大部分を占める起承転結の「承」について解説します。

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