【タイトルデザイン】質感あるレース文字をphotoshopで簡単に作る方法

レース文字を使ったタイトルデザインの作り方を説明します。

レース風のデザインは結婚式の招待状などでもよく使われており、女子向けデザインの定番の一つとも言えます。
今回は、質感を加えることでリアルに見せており、安っぽい感じにならないようにしました。ぜひ、作り方をマスターして、デザインにお役立てください。

 

1)ベースとなるテキストを入力
【タイトルデザイン:質感あるレース文字】

文字自体にデザインを施すため、ある程度太めのフォントを選択してください。
太めであれば、ゴシック系でも明朝系でもマッチすると思います。

カンパスサイズ横幅860px高さ530px
フォント種類Yu Gothic UI Semibold
フォントサイズ468pt
カラー#000000

2)テキストの境界線をデザインする
【タイトルデザイン:質感あるレース文字】

タイトルをレースっぽく見せるために、テキストの境界線にモコモコしたデザインを施します。
モコモコはブラシを使って描画します。

2-1)ブラシの調整

ブラシツールに切り替えてから、ブラシパネルの切り替えにてボカシのない円ブラシ(例:半径30)を選択してください。その上で、設定を下記にしてください。

直径15px
角度
真円率100%
硬さ100%
間隔84%

2-2)作業用パスの作成

テキストレイヤーを右クリックして作業用パスを作成します。その後、テキストレイヤーは非表示として、新規レイヤーを作成して選択状態にします。

2-3)フチを点線で描画

パスタブに切り替え、作業用パスを選択します。その上でブラシでパスの境界線を描くをクリックします。
再びレイヤータブに切り替えて、先程新規作成したレイヤーにモコモコの境界線が描画されていることを確認します。

3)文字の内側をレース風にする
【タイトルデザイン:質感あるレース文字】

タイトルテキストの内側をレース風に見せるデザインを施します。実際のレースのようにランダムな網目にするのがコツです。

3-1)タイトルテキストの内側を塗りつぶす

パスタブに切り替え、作業用パスCtrl+左クリックして選択範囲を作成します。
レイヤータブに切り替え、メニュー:レイヤー新規塗りつぶしレイヤーベタ塗りから白で塗りつぶします。その後、境界線のレイヤーの下に移動します。

3-2)フィルタ:ステンドグラスでレースのデザインをする

塗りつぶしレイヤーを右クリックしスマートオブジェクトに変換します。その上で、メニュー:フィルターテクスチャステンドグラスを選択し、下記設定を入力します。

セルの大きさ4
境界線の太さ2
明るさの強さ0

3-3)フィルタ:スタンプでランダム処理をする

メニュー:フィルタースケッチスタンプを選択し、下記設定を入力します。

明るさ・暗さのバランス4
滑らかさ6

3-4)余分な空白を削除する

まず、前工程でフィルター処理を施したレイヤーを複製し、元レイヤーを非表示、複製レイヤーを右クリックからレイヤーをラスタライズして、加工できる状態にします。

次に、自動選択ツールを選択し、下記の通り設定します。

許容値10
アンチエイリアスオン
隣接オフ
全レイヤーを対象オフ

レースの穴の部分 をクリックして、すべての穴を選択し、Deleteで削除します。

4)レースの質感を加える
【タイトルデザイン:質感あるレース文字】

ここまできたらあと少しです。
最後に、タイトルテキストに質感を出すデザインを施します。

4-1)レイヤーをまとめる

境界線レイヤーとテキスト内側レイヤーをShift+クリックして選択した状態で、右クリックからレイヤーを結合します。
※念のため、作成したレイヤーを複製して非表示としておくと、作業をやり直すことになった時に楽なのでおすすめです。

4-2)フィルタ:ちりめんじわで布の質感を出す

結合したフィルターを右クリックでスマートオブジェクトに変換します。その後メニュー:フィルタースケッチちりめんじわの設定を下記にします。

密度3
描画レベル0
背景レベル0

4-3)レイヤースタイル:ベベルとエンボスで立体感を出す。

レイヤーの右側をダブルクリックしてレイヤースタイルウィンドウを表示します。そしてベベルとエンボスの設定を下記にします。

スタイルエンボス
テクニック滑らかに
深さ30%
方向上へ
サイズ3px
ソフト0px
角度120°包括光源を使用オン
高度30°
光沢輪郭線形 アンチエイリアス:オフ
ハイライトスクリーン #ffffff(不透明度75%)
シャドウ乗算 #000000(不透明度75%)

完成)質感あるレース文字のタイトルデザイン

以上の手順を踏んで完成したタイトルデザインが下記になります。

テキストだけでなく、幅広いモチーフオブジェクトにも同様のレースデザインを施すことが出来ますので、ぜひご活用ください。

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