浴衣通販を賢く利用するセット小物の選び方【初心者も簡単】
浴衣の通販では、よく小物がセット特典としてついてきます。
しかし、浴衣初心者は、小物セットの使い方や使う意味などわからないですよね。
さらに、通販ショップ毎にセット内容が違うこともあるので、余計混乱してしまうでしょう。
本記事では、浴衣を着るために必要な小物について解説します。
これを知れば、お得な浴衣セット特典を利用して、必要な小物だけを無駄なく揃えることができるようになります。
浴衣の着付けに小物セットが必要な理由
浴衣をはじめ、着物・和服全般に言えることですが、着崩れや締め付けが苦しいということで、敬遠されがちです。
着崩れや締め付けは、上手い着付けることで軽減できます。そして、上手い着付には、小物が不可欠なのです。
初心者ほど、小物を駆使して着付けをする必要があるでしょう。
ネット通販で販売される小物セットの内容は、お店によって過不足があります。
大切な小物が不足していたり、浴衣には大げさで不要な小物が含まれていたりするので、本当に必要な小物だけを見分ける必要があるのです。
見分けができないと不要なセットを買ってしまい、損をしてしまうことにもなります。
下記では、浴衣を着付ける際に最低限必要な小物を一つずつ紹介・解説していきます。
物によっては買わなくても代用できるものもあるので、それらもチェックしていただき、通販で購入する際には、必要なものだけを賢くそろえてください。
浴衣用の下着
まずは、浴衣用の下着が必要になります。
名称は「和装スリップ」「浴衣スリップ」「浴衣下」など様々ありますが、どれも用途は同じです。
上下で分かれているものと、ワンピースのようにつながっているものがあります。
白色で通気性と吸水性に優れており、浴衣を涼しく着るために必要です。
もしくは、自前のキャミソールとペチコートがあれば代用できます。
タオル
1枚~2枚程度は必要です。
みぞおち(バストの下)のあたりに1枚と、腰の後ろに1枚を当てます。
浴衣を含む着物は、凹凸の無い身体(いわゆる寸胴体型)の方が、きれいに着こなせます。
バストやヒップの出っ張りを無くすために、タオルで凹みを補正して平らにするイメージなので、胸が大きい場合は、さらに1枚タオルを増やしてください。
タオルは通販ショップの浴衣セットにはほとんど含まれていなので、自前で用意する必要があります。
ひも
ひもは2本必要です。何の変哲もないひもです。
縛る場所によって腰ひもと胸ひもと名称が変わることもありますが、同じものになります。
まず、腰ひもは浴衣を着た後、着る人の丈に合わせて、仮止めするときに使います。
胸ひもは、前で合わせた浴衣がはだけないように押さえつけるためのものです。
コーリンベルト(着物ベルトともいう)という小物も、着物がはだけないようにするためのものですが、用途は胸ひもと同じです。どちらかがあれば事足りるでしょう。
ひもは比較的、通販ショップの浴衣セットに含まれていますが、本数が足りない場合もあるので、チェックしてください。
伊達締め
ひもそのものと、ひもで縛ったことで余った浴衣の布のたわみを押さえつけて、平らにする役目を持ちます。
最終的には、反幅帯(浴衣帯)に隠れて見えなくなってしまうのですが、その下地作りという意味合いを持つものです。
伊達締めがないと、反幅帯(浴衣帯)をきれいに結ぶことができません。
マジックテープ式のものだと、初心者でも扱いやすいです。
反幅帯(浴衣帯)
ゆかたや小紋など普段使いの着物で使われる帯です。
浴衣(着物)の単品販売でもない限り、反幅帯(浴衣帯)が含まれないことはあり得ません。
ワンタッチの造り帯であれば、初心者でも簡単に取り付けることができます。
自分で結ぶタイプの帯であっても、浴衣であればそれほど難しくありません。
帯板
帯は縛って結ぶのでどうしても、たわみ(しわ)ができてしまいます。
ある程度は仕方ないのですが、余計なたわみ(しわ)を平らして綺麗に見せるために、帯の中に板を入れます。これを帯板といいます。
帯の結びが崩れにくくする効果もあります。
下駄
浴衣を着ると履物は下駄になります。
ほとんどの通販ショップで、浴衣セットに含まれている小物です。
初めての方は、歩きづらいと思うのですが、きれいに歩くコツは、小股でちょこちょこ歩く方法です。ぜひ、お試しください。
巾着(かごバッグ)
浴衣で出かけるときには、できるだけ身軽にしたいところですが、携帯や財布などの最低限のものは持ち歩く必要があります。
その時、バッグ代わりになるのが、巾着やかごバックです。
巾着(かごバッグ)も比較的、浴衣セットに含まれやすいですが、種類はあまり選べないかもしれません。必要なら、好みのものを単品で購入してもよいでしょう。
必須の小物ではありません。
髪飾り
ヘアースタイルは、アップにするなどしてまとめた方が、浴衣などの着物・和服には似合います。
その時のワンポイントとして髪飾りがあると、とても印象深くなります。
浴衣を着るときにはネックレスやブレスレット、腕時計などの装飾品は身につけないので、髪飾りが数少ない装飾品となるからです。
必須の小物ではありません。
まとめ
小物一つとってもそれぞれ重要な意味があることがわかっていただけたでしょうか。
通販では店頭販売と違い、その場で小物の使い方などを聞くことができません。
そのため、小物の要不要の判断がつかず、やみくもにセット点数が多いものを選びがちになってしまいます。
浴衣を通販で購入する前には、セット小物の内容をよく吟味して、後々後悔しないようにしましょう。