花火に白色浴衣、ショッピングに紺色浴衣が最適な理由

最近の浴衣は種類も豊富。
色や柄も多種多様すぎて、逆に選びきれないことはないですか?

花火大会、縁日、お祭り、ショッピングにお食事会など、夏のイベントのシーンに合わせて、浴衣を選ぶ方法があります。
昔から言われている選び方なので、外れることがなく、どなたにもオススメです。

とても簡単な理屈なので、ぜひご一読ください。

 

浴衣を選ぶ、その前に

はじめて浴衣を選ぶ方のために、少しだけ予備知識をお伝えしておきます。
ゆかたは、江戸時代から受け継がれている日本の伝統的な衣類です。

主な素材は綿で、昔はお風呂上りに1枚だけで着るスタイルが流行っていました。

現代では、夏の遊び着や街着として着られていますね。

江戸時代と現代では、浴衣を着るシーンが違います。
江戸時代は湯上りに、現代ではお出かけ着として着ています。
そのため、現代では下着を必ず着用します。

ゆかたは、透ける素材の浴衣も多いですからね。
できれば洋風のブラジャーなどではなく、和装下着がおすすめです。

夜は白色、昼は紺色

紺色の浴衣と白色の浴衣が、江戸時代から受け継がれている伝統的な浴衣の色です。
昔から受け継がれているだけあって、現代の日本人にも、紺色と白色の浴衣が一番良く似合うといわれています。

そこで、浴衣の色選びに迷われたら、白か紺かどちらかを選ばれると良いでしょう。

その上で、夜は白色の浴衣、昼間は紺色の浴衣というように、明確に着るシーンを分けることができます。

なぜか?

昼間は太陽の光が降り注いでいるので、濃い地色の浴衣、すなわち紺色の浴衣がすがすがしく映ります。
反対に、夜の闇の中では、白色がさわやかに見えるのです。

つまり、ショッピングや散策など、昼間のお出かけには紺色の浴衣を、花火大会や縁日、お祭りなど夜のお出かけには白い浴衣がおすすめということです。

この習慣は昔の人の美意識から生まれたものですが、現代の美意識にも通じるものがあります。

夏になると、芸能人の方が浴衣を着ることが多くなりますが、彼女たちもここぞという時は紺と白の浴衣を着ていますよ。
※参考:海街diaryで綾瀬はるか・広瀬すず・夏帆・長澤まさみが着た浴衣

白紺浴衣には古典的な伝統模様

白紺浴衣を選んでいると、必然的に古典的な伝統模様が多くなります。
それらは、秋草、朝顔、とんぼ、流水、団扇(うちわ)、歌舞伎柄といった見る人に清涼感を与えたり、江戸の好みを表現したカジュアルな模様です。

これらの柄は、一見古臭く見えるかもしれませんが、昔から伝わっている柄だけあって、日本人になじみやすい柄となっています。

ぜひ、お試しください。

小物にまで涼のおしゃれを

浴衣を着るときは、先にお伝えした和装下着の他にも色々と小物が必要になります。
最近の流行としては、コサージュなどいろいろとプラスしていく方法もあります。
好みにもよるのですが、紺白の浴衣を着るときには、浴衣本来が持つ涼のおしゃれを楽しむことをお勧めします。
すなわち、浴衣を涼しげに着るということですね。

ゆかたや帯には透ける素材のものがありますが、着る人はもちろん、見る人にとっても涼しげに見えるためのものです。

髪は長ければ結んでアップにするとさわやかですし、足元は素足に下駄というスタイルが、浴衣にはとてもよく似合います。

このように小物の一つ一つにまで気を配り、浴衣を楽しんでみてはいかがでしょうか

まとめ

いかがでしたでしょうか。
要点をまとめてみます。

[su_service icon=”icon: check” icon_color=”#ffc821″ size=”18″ title=”本記事の要点”]

  • 昼のお出かけには、紺色のようにはっきりした色の浴衣が良い。
  • 夜のお出かけには、白色のように淡い色の浴衣が良い。
  • 白紺浴衣には、古典柄が良く似合う。
  • 下駄などの小物も涼を感じられるものを。
  • 浴衣を着るときは和装下着を着用ください。

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今年の夏も暑くなると思われますが、お気に入りの浴衣を見つけて、涼しく快適にお過ごしください。

 

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