子供が喜ぶ子供浴衣を通販で簡単に見つける4つのポイント

家族でレジャーに出かける機会が多い夏。
浴衣に着替えるとテンションが上がるのは大人も子供も一緒です。
特に子供は、浴衣を着た夏を忘れないものです。

しかし、はじめて子供浴衣を買うときはいろいろと迷うもの。
身長から選べばいいのか? 浴衣は何歳から着れるのか? 子供浴衣とはいえ流行の色や柄はあるのか?などなど、疑問がたくさんあるでしょう。

「わが子にぴったりな浴衣を買ってあげることができるのか不安。。。」
そんな不安を少しでも解消できればと思い、子供浴衣を買う時に注意してチェックした方が良い項目をまとめました。

また、子供を連れてのお出かけ&ショッピングは何かと大変。。。という方も多いと思うので、通販を想定しています。

本記事を参考にして、ぜひお子さんにぴったりの子供浴衣を通販で見つけてください!

 

そもそも浴衣は何歳から着るもの?

七五三などと違い、浴衣に年齢制限はありません。
着ようと思えば0歳からでも着れます。

しかし、あまり小さいサイズは通販ではあまり売っていません。
多くの通販ショップが、3歳くらいを想定して子供浴衣を販売しているようです。

女の子の場合、3歳の平均身長は約92cm~98cmくらいということで、通販ショップでは、90サイズからの取り扱いが主流です。

男の子の場合も3歳からで、サイズも約100サイズくらいが主流です。

これらのサイズよりも小さいお子様の場合、通販で子供浴衣を探すのはちょっと大変かもしれません。
そんな時は発想を変えて、甚平という選択肢も候補に入れてみてはいかがでしょうか。

甚平は浴衣と違ってズボンタイプなので、動き回るお子様でも脱げてしまうことがありません。
今は男の子用、女の子用と種類も豊富です。
小さいお子様にはむしろ甚平のほうが適しているかもしれません。
男の子であれば、お父さんとおそろいの甚平なんていうのもかわいいですね。

子供浴衣のサイズの測り方は?

子供浴衣の通販ショップでのサイズは、上述したように90サイズや100サイズという表記です。
ここで注意していただきたいのが、「90サイズ」と書いてあるからと言って、身長が90cmの子供だけが対象の浴衣、というわけではないということです。

例えば、通販サイトに「90サイズ」と書いてあれば、大体前後5cmは許容していると考えていいと思います。
つまり、この場合は、身長85cm~95cmの子供が対象ということになりますね。

逆に98cmのお子さんの場合、「90サイズ」ではなく「100サイズ」を選択することになります。

ただし、この身長の許容幅は通販ショップが独自に設定するものなので、詳しくはその通販ショップのサイトや問合せでご確認ください。

次に、浴衣独自のサイズ表記である、「身丈」「裄丈」「袖丈」についてご説明します。

 

身丈(みたけ)

身丈は、みたけと読みます。
浴衣の丈の事、つまり浴衣の長さの事です。
対応身長とは違うのでご注意ください。

通販サイトでは、身丈のサイズが2つ明記されていることがあります。
これは、全く何も手を加えていない浴衣の長さと、腰あげをした時の浴衣の長さを示しています。
腰あげとは、浴衣の丈を短くして、縫い合わせることです。身揚げともいいます。

腰あげをすることで、子供の成長に合わせて浴衣の丈を少しずつ伸ばすことができるので、一つの浴衣を大きくなっても着ることができます。

逆に表記が1つの場合は、腰あげされていない浴衣の可能性があります。子供に対して浴衣が大きければ、ご自分で腰あげする必要が出てくるので、事前に通販ショップへ確認した方がいいです。

ちなみに、似た言葉で着丈(きたけ)がありますが、意味が違います。
着丈は、着る人の首の付け根から足のくるぶしまでの長さのことです。
※ただし、通販ショップには身丈と着丈の意味を混合して表記しているショップもあります。疑問に思うことがあれば、直接お問合わせすることをお勧めします。

 

裄丈(ゆきたけ)

裄は、ゆきと読みます。
首の後ろから手首までの長さのことです。

実際にお子様の裄丈サイズを測るときは、首の後ろから手首までの直線距離ではないということに注意してください。
きちんと首の後ろ~肩~手首までを這うように測る必要があります。

一直線の定規より、対象に這わせて測れるメジャーの方が測りやすいでしょう。
コツは、腕を地面と水平にあげて、首、肩、手首を一直線にすると正確なサイズを測ることができます。
お試しください。

また、身丈に対する腰あげと同じように、裄丈にも肩上げがされている場合があります。
子供浴衣と大人の浴衣の違いは、腰あげや肩上げがされているかどうかがポイントになります。
腰あげや肩上げは、もちろんサイズ調整という機能的な意味がありますが、それとは別に、子供らしさを演出する昔ながらの手法でもあります。

親御さんにとってはひと手間かかってしまいますが、腰あげや肩上げはしてあげた方が良いでしょう。

 

袖丈(そでたけ)

袖丈は、そでたけと読みます。
袖というのは、腕下にたれる浴衣のふくらみの部分の事です。
袖丈とは、その袖の長さになります。
成人式の振袖の袖は長く、結婚式などに参列するときに着る訪問着の袖は短いというと、どの部位かイメージしやすいでしょうか。

子供浴衣の袖丈に関しては、概ね同じくらいの長さとなっています。
また、購入に当たり、特別にお子さんのサイズを図る必要はありません。

子供浴衣の2015年の流行は?

2015年の大人の浴衣の流行は、「レトロモダン」といわれています。
レトロには「古きを懐かしむ」という意味があり、モダンには「現代的な」という意味があります。
古き良き日本伝統の柄などは取り入れつつ、現代的な発色の良い帯などを合わせるスタイルが、流行りました。

さて、子供浴衣の2015年の流行はどうでしょうか?

 

女の子の浴衣

毎年のことですが、キラキラ系のガーリーな浴衣と、藍染めに古典柄などに代表されるベーシックな浴衣に二分されるようです。

ガーリー浴衣はとにかくトロピカルな色合いの着物や兵児帯で、見た目にもキラキラした雰囲気が特徴です。
ラメ素材の浴衣などもあり、女の子っぽい性格のお子様にはピッタリではないでしょうか。

対するベーシックなタイプは、昔ながらの素朴で可愛らしい色合いや柄の浴衣です。
日本独自の風情を醸し出すデザインが多く、おしとやかなお子様に似合います。

お母さんとしては、せっかく浴衣を着るのだから、兵児帯を足したり、花のコサージュやかんざしをつけたりと、いろいろ可愛く着飾りたいと思いますが、やり過ぎは禁物です。
子供は、基本的に動きたがるものなので、あまりゴテゴテつけてしまうと動きにくく、また重ね着によって暑くなり、汗がだらだら流れるということにもなりかねません。
小物などで着飾るのは、写真やビデオで撮る時だけにとどめ、遊ぶ時はできるだけ身軽にしてあげましょう。

男の子の浴衣

男の子の浴衣は、地色に関しては大人の浴衣とほとんど変わりません。
違うのはその柄で、少年らしい飛行機やカブトムシなどの柄が、大きくプリントされたものが子供らしくて人気です。

また、男の子用の子供浴衣を取り扱っている通販ショップは数が少なく、人気の浴衣は早い時期に売り切れてしまうことが多いようです。

もし、お目当ての浴衣が見つからない場合は、甚平もお勧めです。
甚平であれば種類も多く、取り扱っている通販ショップも多いので、選択肢の幅が広がるでしょう。

中にはお父さんとおそろいの甚平をセットで販売している通販ショップもあります。

女の子、男の子問わず、子供の浴衣は親の趣味で決めてしまいがちです。
それでもいいとは思うのですが、お子さんの意見も聞きつつ、一緒に選ぶことで、ショッピングの段階から親子で楽しんではいかがでしょうか。

子供浴衣はセット内容で選ぶ

通販ショップで子供浴衣を選ぶと、数千円から一万円以内という価格帯が多いと思います。
中には激安な価格で販売しているショップもあると思いますが、まずはセット内容をチェックしましょう。
子供浴衣の多くはセット販売ですが、中には浴衣単品で販売しているショップもあるので、注意が必要です。

子供浴衣に必要なセットは、大人に比べると少なくて済みます。
基本的には、浴衣本体、浴衣帯または兵児帯、下駄、ひも位でしょう。
女の子であれば、髪飾りや巾着といったところでしょうか。

これらのセット内容をチェックしたうえで、価格を比較すると良いと思います。

また、子供はよく動き回り、汗をかくものです。
吸水性の良いタンクトップなどを着せて、対策をとりましょう。
また、透ける素材でできた浴衣もあり、気にされる方は下着を着せてあげても下さい。

下駄に関しては、セット内容に含まれているに越したことはありませんが、無理に履くと、鼻緒で指の間をすりむいてしまうこともあります。
遊ぶ時には、普段使用しているサンダルなどに履きかえると良いでしょう。

最後に

子供は、身体的にも精神的にも成長のスピードが速く、日々、目を見張るものがあります。
昨日できないことが、今日できるようになっているなんてことも、よくありますよね。
何気ない日常が、本当にキラキラした宝物のようです。
そんな日常の中で浴衣を着るということは、宝物のような思い出を増やすことに他なりません。
お母さんやお父さんにとってはもちろんですが、お子さん自身にとっても、きっと一生の思い出になるでしょう。

今年の夏は、ぜひ家族で浴衣を楽しんでください。

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