住宅ローンの月々支払金額の安全な決め方!年単位で俯瞰するのがポイント

住宅ローンを組む時、最初に考えるのがいくら借りられるのか?ということ。

次に考えるのが、月々の返済額をどれくらいにするかということです。

本ページでは、そのことについて考えていきます。

月々の住宅ローン返済で気をつけたいのは、毎月の支払いが家計を圧迫しすぎないことです。

ギリギリいっぱいの返済計画では、ちょっとしたことで破産に陥ってしまいます。

注意したいのは、今現在賃貸にお住まいの方。

月々の賃料を目安に、住宅ローンの支払を計算することは間違いのもとになります。

月ではなく年単位で計算する

マイホームを購入すると、住宅ローンの支払とは別にいろいろな支払いが発生します。

マンションであれば管理費や修繕積立費などがそれです。

また、固定資産税などの負担も新たに出てきます。

そのため、今までの家賃と同額にして住宅ローンを考えると、住居費の負担がおもったよりも多くなる!という自体に陥ってしまいがちです。

これを回避するには、月単位ではなく年単位で計算することが大切になります。

年単位という大きな視点でみることで、大きな金額的な誤差が少なくなります。

マイホーム購入前の予算と、購入後の予算がイコールになることが理想です。

そのためには、購入後の予算から管理費や駐車場台などの経費をマイナスした残りを、月々の住宅ローン返済分として計算すると、無理のない返済計画を立てやすくなるでしょう。

賞与を当てにしすぎない方が無難

貴方の会社の賞与は、定年まで安定的に支給されますか?

今の不景気な時代、自信を持って肯定できるサラリーマンは少ないのではないでしょうか。

そのため、個人的には賞与を返済計画に組み込むこと自体、あまりよろしくないと思っています。

反面、賞与支払いを想定すると借入額が増えるというメリットがあることも事実。

賞与支払いを検討している方は、熟慮した上で踏み切るようにしましょう。

賞与はいくらまで住宅ローンに充てられるか

賞与を住宅ローンに当てるときには、月々の支払いを考慮して、やはり年単位で考えると良いでしょう。

まず、「毎月の返済額×12か月分+賞与返済額」を「年間の住宅ローン返済額」とします。

次に、この「年間の住宅ローン返済額」が貴方の年収の25%以内に収まるようにすることが一般的とされています。

例えば、年収500万円の方の「年間の住宅ローン返済額」は、500万円の25%は125万円。

月々支払を8万円とすると、8万円×12か月=96万円。

125万円-96万円=29万円なので、賞与は29万円あれば大丈夫、という事になります。

このように、賞与からの支払額を決めるときには、年間の住宅ローン負担率という全体像を、まずは確認することからはじめてはいかがでしょうか。

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