kindle本『リフォームするなら最低限これくらいの知識は持っておこう!』を読みました
中古住宅を購入する場合、ついて回るのがリフォームの問題。
リフォームはしている物件か、どこまでリフォームしているのか、また、自分でリフォームする必要があるのかどうか。
リフォームについて何も知識がなかったので、kindle本『リフォームするなら最低限これくらいの知識は持っておこう!』を読みました。
リフォームは、見かけをキレイにおしゃれにしたいという表面的なことではなく、より安全で資産価値を残したいという内面的な要望が強いようです。
根底にあるのは、東日本大震災の記憶ではないでしょうか。
被災者でなくても、日本人であれば脳裏に刷り込まれているトラウマだと思います。
地震があったときにつぶれない家にしたい、というのは最低限の願いではないでしょうか。
しかし、リフォーム業者に対するイメージは良くありません。
夕方のテレビのニュースでリフォーム詐欺の特集をよく放送している影響だと思いますが、どうすればまともなリフォーム業者に巡り合えるのか、その方法から知りたいと思っていました。
本書では、リフォーム業者の良し悪しについて、大きな格差があることは事実として、良い業者を見つけ出すポイントなどを解説しています。
たとえば、やたらと打ち合わせが多いなどの段取りが悪いリフォーム業者は、何か問題を抱えている可能性があるといいます。
数が少なくてもスムーズに打ち合わせできる業者との付き合いを大切にした方が良く、良し悪しは担当者ベースで変わってくるといいます。
知識と経験がある担当者と巡り合うことは運もあるので、多くの業者にコンタクトをとるほうが良いと教えてくれます。
また、中古住宅を購入する前にリフォームの見積もりを取る必要性については、言われて始めて気が付きました。
確かに、リフォームだけでも数百万円かかるのであれば、最初から予算に組み込んでおかないと、あとあと住宅ローンの返済も滞ってしまうでしょう。
この時、大手のリフォーム業者へ見積もりを依頼することが、ホームインスペクションという住宅診断の代わりになることも勉強になりました。
中古住宅を購入する際には、ホームインスペクションが必須だとは思っていたのですが、費用が掛かることも引っかかっていました。
が、大手リフォーム会社への見積もりで解消できるのであれば、一石二鳥ですので、ぜひ実践してみたいと思います。
また、ホームインスペクションや耐震調査のタイミングもつかみあぐねていたので、そこがわかったのも参考になりました。
『リフォームするなら最低限これくらいの知識は持っておこう!』では、様々なリフォームパターンを想定してアドバイスをしてくれます。
二世帯住宅にする際のリフォームから、トイレの位置をどこにするかという細かい点まで解説しているので、どれかは思い当たることもあり参考になるでしょう。
ただ、専門用語や言い回しが多数出てくるので、ゆっくり調べながら読むことをおススメします。何度も読むことで身になる本でしょう。