世の中お金で見てみよう10月26日|レアアース価格高騰と南鳥島の国産化はどうなる?|10/26 10:25
10月26日(月)10時25分からQAB琉球朝日放送で放送される「世の中お金で見てみよう」は、ハイテク機器に欠かせないレアアースの価格を取り上げる回です。
スマートフォンやEVのモーターに少量でも欠かせないレアアースは、なぜ価格が上がりやすいのでしょうか。番組では中国への輸入依存、ネオジム磁石を作る町工場の負担、リサイクル技術、脱レアアースのモーター、さらに南鳥島沖の国産資源まで追います。
世の中お金で見てみよう10月26日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月26日(月)10:25〜 |
| 放送局 | QAB琉球朝日放送 |
| テーマ | ハイテク機器に欠かせない“レアアース”を価格解剖 |
| MC | 林修 |
| 進行 | 藤井由依(テレビ東京アナウンサー) |
| 解説 | 池谷亨(テレビ東京チーフコメンテーター) |
| ゲスト | 高畑淳子、ふかわりょう |
| ナレーター | 武田祐子 |
テレビ東京公式の元放送ページでは、今回のテーマを「生活に欠かせない素材『レアアースをお金で見てみよう』」として紹介しています。スマホやEVモーターなど現代のハイテク機器に不可欠で、日本が輸入の6割以上を中国に頼る状況と、価格高騰が製造現場に与える影響が中心です。
MCの林修さんのプロフィールや、ゲストのふかわりょうさんのプロフィールも別記事で紹介しています。経済番組ですが、専門家だけでなくタレントが疑問を投げかけながら進むため、素材名だけでは分かりにくいレアアースを生活とのつながりから理解しやすい構成です。
レアアースはなぜスマホやEVに欠かせない?
レアアースは17元素の総称で、スマートフォンの振動モーターやスピーカー、ディスプレイ周辺、EVの駆動モーターなど、さまざまな部品に使われます。番組公式では、特にネオジムを使った強力な磁石に注目し、兵庫県姫路市の製造現場を取材しています。
ネオジム磁石は、小型でも非常に強い磁力を持つことが特徴です。EVではモーターを高効率に回すために重要な部品となり、スマホの中でも振動や音に関わる部分でレアアースが使われています。
つまり、1台の製品に使われる量が少なくても、機能の中核を担うため「なくてもよい材料」ではありません。供給が不安定になれば、磁石やモーター、最終製品のコストにも影響しやすい点が、レアアース問題の難しさです。
なぜ中国依存が問題になるの?
テレビ東京公式ページでは、日本がレアアース輸入の6割以上を中国に頼っていると説明しています。番組が注目するのは、単純に海外から買っていることではなく、供給の大きな部分が特定の国に偏っていることです。
レアアースは採掘した鉱石から目的の元素を分離・精製する工程が難しく、環境対策にも費用がかかります。価格だけでなく、採掘、精錬、物流まで含めた供給網をどう持つかが重要になります。
中国側の規制や国際情勢で輸出が絞られれば、日本の製造企業は短期間で代替調達先を見つけにくくなります。番組では「規制による価格高騰で製造現場から悲鳴」と予告しており、資源価格が工場の仕入れに直結する現実を見せています。
ネオジム磁石の製造現場で何が起きている?
番組では、兵庫県姫路市の小さな工場で、レアアースの一つであるネオジムを使った強力磁石の製造現場を取材しています。公式ページでは、レアアースのポテンシャルと価格を実際の現場で見る企画だと紹介されています。
放送内容を記録した番組情報では、ネオジムの仕入れ価格が前年より大きく上昇し、製造側が負担を感じている様子も扱われました。材料費が上がってもすぐに製品価格へ転嫁できるとは限らないため、町工場ほど影響を受けやすい問題です。
レアアースのニュースは「中国依存」や「経済安全保障」という大きな言葉で語られがちですが、番組は磁石を作る現場まで降りて、値上がりが誰に響くのかを見せます。ここが今回の「価格解剖」というテーマの分かりやすい部分です。
使用済みEVから98%回収するリサイクル技術
テレビ東京公式では、早稲田大学が自動車メーカーとの共同研究で、使用済みEVのモーターから98%の割合でレアアースを回収できるリサイクル法を開発したと紹介しています。
輸入量を減らす方法は、国内で新しく採掘するだけではありません。すでに国内へ入っているレアアースを廃棄せず、使用済み製品から回収してもう一度使う「循環」も重要な選択肢です。
特にEVが普及すると、将来は大量の使用済みモーターが発生します。そこで高い回収率と低いコストを両立できれば、海外から調達する量を抑える助けになります。番組では、資源を買うだけでなく、都市の中にある使用済み製品を資源として見直す考え方も分かります。
脱レアアースの次世代モーターとは?
もう一つの方向が、そもそもレアアースを使わないモーターです。テレビ東京公式では、別のEVメーカーで脱レアアースの次世代モーター実用化に向けた開発が進んでいると紹介しています。
放送内容では、強力なネオジム磁石の代わりにフェライト磁石を工夫して使う開発が取り上げられました。材料そのものの性能差を、設計や積層方法などの技術で補う発想です。
資源問題への対応は、輸入先を増やす、国内採掘を進める、リサイクルする、使わない技術を作るという複数の方法があります。今回の番組はその選択肢を一度に見ることができるため、「中国から買えなくなったら終わり」という単純な構図ではないことが分かります。
南鳥島沖の国産レアアースはどうなった?
番組の元放送では、2026年2月に南鳥島沖の深海からレアアース泥を引き上げた話が大きく扱われました。その後、JAMSTECは2026年7月24日に接続試験の詳しい結果を公表しています。
JAMSTECによると、地球深部探査船「ちきゅう」を使った試験で、パイプ長5,569メートルの海底下からレアアース泥を連続して船上へ揚げることに成功しました。3日間の揚泥試験で3か所のレアアース層から回収し、海水を除いた泥の量は約50トンと算定されています。
さらに、回収した泥に含まれるレアアース総量の約54%が、イットリウム、ガドリニウム、ジスプロシウムなどの中重レアアースだったと発表されました。EVの駆動モーターなどに重要な元素を含むため、単に「泥が取れた」だけでなく、資源としての中身も注目されます。
JAMSTECは2027年2月から約1か月にわたる本格的な採鉱試験を予定し、2028年3月までに国産レアアースの産業化に向けた経済性評価を行う計画を示しています。4月の番組放送時点より、技術実証は一段進んでいます。
国産化の課題は「取れるか」から「採算が合うか」へ
南鳥島沖のレアアース泥は、日本の資源安全保障にとって期待が大きい一方、深海から大量に引き上げるには高いコストがかかります。
2026年9月のテレビ朝日ニュースでは、事業化には1日1000トン以上の引き上げが必要との指摘が政府内にある一方、これまでの「ちきゅう」では1日最大500トンほどが限界とみられ、新たな船の導入も検討されていると報じられました。
ここから分かるのは、議論の焦点が「日本周辺にレアアースが存在するか」から、「安定して大量に回収し、民間が使える価格で供給できるか」へ移っていることです。技術的に回収できても、海外から買うより極端に高ければ産業として広がりません。
既存記事の世の中お金で見てみよう・レアアース価格とネオジム磁石のまとめでは、番組内で紹介された価格や98%回収技術を中心に整理しています。今回はその内容に加え、7月と9月に明らかになった南鳥島開発の進展まで見ることで、放送後に状況がどう動いたかをつかめます。
レアアース回で押さえたい3つのポイント
今回の放送で押さえておきたいのは、第一にレアアースがスマホやEVなど身近な製品の重要部品に使われていること、第二に日本の輸入が中国へ大きく依存していること、第三に国内ではリサイクル・代替技術・海底資源開発の三方向で対策が進んでいることです。
価格高騰だけを見ると「材料費が上がった」という話に見えますが、背景には供給網、外交、環境負荷、研究開発、海洋資源開発がつながっています。番組タイトルの「お金で見てみよう」は、価格を入口にして産業全体の仕組みを理解する構成になっています。
参考にした情報
- テレビ東京「世の中お金で見てみよう ハイテク機器に欠かせない“レアアース”を価格解剖」公式ページ
- テレビ大阪「世の中お金で見てみよう レアアースを価格解剖」公式ページ
- JAMSTEC「南鳥島EEZ海域でのレアアース泥採鉱システム接続試験の結果について」
- テレビ朝日ニュース「南鳥島レアアース開発 民間と新プロジェクト」
よくある質問
10月26日の「世の中お金で見てみよう」は何を特集しますか?
スマホやEVに欠かせないレアアースを特集し、中国依存と価格高騰、ネオジム磁石の製造現場、リサイクル、脱レアアース技術、南鳥島沖の国産資源を取り上げます。
日本はレアアースをどれくらい中国に頼っていますか?
テレビ東京公式の番組説明では、日本はレアアース輸入の6割以上を中国に依存しているとされています。そのため、供給規制や価格変動が国内製造業へ影響しやすいことが問題になります。
南鳥島のレアアースは実用化されますか?
2026年の試験では深海からの連続揚泥に成功しましたが、事業化には大量回収とコスト低減が必要です。JAMSTECは2027年に本格的な採鉱試験を予定し、2028年3月までに経済性を含む総合評価を行う計画です。
まとめ
10月26日(月)のQAB「世の中お金で見てみよう」は、レアアースの価格高騰を入口に、スマホやEVを支える素材の重要性と中国依存のリスクを掘り下げる回です。
番組ではネオジム磁石の製造現場、98%回収を目指すリサイクル、脱レアアースの次世代モーター、南鳥島沖の国産資源まで紹介されます。さらに2026年夏以降、南鳥島では連続揚泥の成功や次の本格試験計画が公表され、国産化は「取れるか」から「採算を合わせられるか」という段階へ進んでいます。
レアアースの値段だけでなく、日本の製造業がこれから重要素材をどう確保するのかまで見えるのが、今回の放送の大きなポイントです。

