三越銀座ゆかたガーデン2015★浴衣の販売価格やデザインまとめ

6月になり日ごとに暑さが増してきました。
梅雨が明ければ初夏となり、待ち遠しい浴衣の季節となります。

銀座三越に「ゆかたガーデン2015」という浴衣販売エリアができたそうです。
銀座と言えば、一度は浴衣で歩いてみたいオシャレな街のひとつ。

いったいどんな浴衣が扱われているのか。
その価格やデザインはどうなのか、調べてみました。

三越銀座「ゆかたガーデン2015」の浴衣は、きもの風ゆかた

三越銀座店で展開する「ゆかたガーデン2015」では、「ゆかたクラシコ」をテーマにして、きもの風のゆかたを提案しています。

クラシコとは、「最高水準の」「高雅な」「模範的な」などの意味をもつイタリア語です。
ファッション業界では、クラシカルでエレガントな、という意味として使われる言葉ですね。
まさに、銀座の雰囲気にピッタリなテーマではないでしょうか。

浴衣と言えば、花火大会やお祭りなど限られたシーンでしか着る機会が思いつきませんが、三越銀座「ゆかたガーデン2015」が提案する浴衣の着こなしとは、休日のショッピングや、ちょっとしたディナーにも着ていける、ある程度きちんとしたお召し物という意味があるようです。

浴衣以上、小紋未満という感じでしょうか。
浴衣の手軽さと、着物の奥ゆかしさがうまくマッチするという意味で、「きもの風のゆかた」と銘打っているのでしょうね。

デザインは今年流行の、古典柄の浴衣に、明るい色の帯を合わせたものを、カラフルになるように取り揃えているとのことです。
三越銀座店のオープニングセレモニーで「Mガールズ」なる女性店員10人で結成された方々が、着ていた浴衣になるのでしょうか。(ところでMガールズのMとはMitsukoshiのM?)

私たちの生活に浴衣を浸透させようという趣旨も含まれているようで、ただ単に売っておしまいではなく、店舗でイベントやセミナーを開催することで、浴衣の着こなしなども伝えていくとのことです。

具体的にどういった催しが予定されているかは、まだ公開されていないようですが、興味がありますね。
情報が入り次第お伝えしたいと思います。

 

三越銀座「ゆかたガーデン2015」の販売価格は客層にマッチしているか?

銀座には、セレブなイメージがあります。
そのため、三越銀座「ゆかたガーデン2015」で扱う浴衣もお高いのではないか? とちょっと躊躇してしまう方もいるでしょう。
浴衣に何万も使えないというのが本音ではないでしょうか。。。

三越銀座「ゆかたガーデン2015」がオープンした2015年6月3日には、近隣のOLが大勢来店されたそうです。
とはいえ、銀座にある会社すべてが順風満帆な上場企業というわけでもなく、ゆえに銀座のOLがみなさんセレブというわけでもないと思います。

そんな彼女たちをターゲットにした三越銀座「ゆかたガーデン2015」の浴衣の販売価格はどれほどに設定されているのでしょうか。

浴衣に限らず、着物業界の価格設定はピンキリで、あってないようなものだと思います。
そこで今回は、三越伊勢丹がオリジナルで作っているゆかたを基準としてみました。
その販売価格は、婦人浴衣が35,640円、紳士用浴衣が30,240円とのこと。
セットではなく単品価格だと思われます。

いかがでしょうか?
少し高い印象ですかね。

イオンなど庶民派デパートでの浴衣の多くが1万円以下ということと比べると、確かに少しお高いようです。

では、その価格の違いはどこから来るのでしょうか。

 

三越伊勢丹のオリジナルゆかたは、手捺染(てなっせん)で染めているようですね。
捺染(なっせん)とは、布に柄を染めるとき、1柄ずつ版を作って、1色ずつ染めていく染め方の事です。
1色増えるごとに、版も一つ増えるため、手間と時間がかかります。
さらに、その染め作業を、職人さんが手作業で行う染め方を、手捺染(てなっせん)といいます。
そうしてできた柄は、発色が良く、色が重なった部分にも独特の風合いが出て、きれいに仕上がります。

このように手間をかけて、いろいろな意味で銀座らしい高級な浴衣となっているようです。
多少値は張りますが、本物志向で最新のファッションに関心が高い方なら、喜んでお求めになるかもしれません。

小物選びも楽しめる!外国人のお土産としても◎

三越銀座「ゆかたガーデン2015」には、浴衣の他に髪留め、帯留めなど小物も充実しているとのこと。
浴衣を上手に楽しんで着るには、小物で遊ぶとよいのですが、種類も豊富に揃っているので、見ているだけでも楽しそうですね。

これらの小物は、日本ならではの和柄が多く揃っています。
なぜかというと、訪日外国人をターゲットにしている向きがあるのだとか。
中国人旅行客の爆買い騒動や、2020年の東京オリンピックなど、いま東京には外国人がたくさんいます。
そんな彼らに喜ばれる品ぞろえを考えているようですね。

中でも、目玉商品なのが、対丈(ついたけ)の江戸小袖「ラ・小袖」。

対丈とは、身の丈にぴったり合わせたもののことで、おはしょりのない着物のことです。
外国人旅行者は、家の中でガウンのように着るのだとか。
帯も簡単に結びやすい紐タイプということで、私たちが旅館で着るあの浴衣のようなものですね。

柄は、桜の刺しゅうが入っており、いかにもメイドインジャパンという感じです。
袖丈も短く丸みがある「江戸小袖」なので、部屋でも邪魔になりません。

ただ、これで外出は難しいでしょうね。あくまで部屋着扱いなのでしょう。

まとめ

今、浴衣業界全体が、右肩上がりで成長しているのだとか。
ある調査によると、15~35歳の女性の内、8割もの方が浴衣を所持しているというデータもあり、浴衣を着る習慣というのが徐々に浸透してきたのでしょう。
ある意味コスプレ感覚に近いものもあるとも思いますが、若い方が浴衣をどんどん着てくれることは、とても良いことだと思います。

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