美の壺「高貴な輝き 絹」10月26日|生糸・生絹・真綿・絵絹の見どころ|10/26 5:55
2026年10月26日(月)午前5時55分からNHK Eテレで放送される「美の壺 選『高貴な輝き 絹』」は、絹が生まれる工程から、着物、真綿、日本画までを一つの流れでたどる回です。
今回の中心は、蚕の繭から作られる生糸、生糸だけで仕立てる生絹、儀式にも使われる真綿、そして日本画を支える絵絹です。絹の美しさを「布」だけでなく、素材、工芸、儀礼、美術の4方向から味わえる内容になっています。
10月26日の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月26日(月)5:55〜6:25 |
| 放送局 | NHK Eテレ1東京 |
| 番組名 | 美の壺 選「高貴な輝き 絹」 |
| 出演 | 草刈正雄、大金晶子、宮廻正明、京都絵美 |
| 語り | 木村多江 |
番組情報では、今回の回はFile606として案内されています。早朝30分の放送ですが、生糸から日本画まで扱う範囲が広く、絹という素材が日本文化の中でどのように姿を変えてきたのかをまとめて見られる構成です。
今回の見どころは?
今回の見どころは、生糸、生絹、真綿、絵絹という4つの姿を通して、絹が工芸・儀礼・美術へ広がる過程を見られることです。
蚕の繭から生まれる生糸と「塩蔵した繭」
最初の見どころは、蚕の繭から作られる生糸です。番組情報では、長野の工房が繭を塩蔵して扱う様子が紹介されるとされています。
絹製品を見るときは完成した布の光沢に目が向きがちですが、その輝きは最初から完成品に備わっているものではありません。繭をどのように扱い、どのように糸へとつなげるかという工程の積み重ねが、最終的な質感につながります。
今回の放送では、絹を「高価な布」として見るだけでなく、一本の糸になる前の段階から追える点が大きな特徴です。素材の美しさが、職人の工程によって引き出されていく過程に注目すると見やすいでしょう。
生糸だけで作る「生絹」の着物
続いて紹介されるのが、生糸だけで作る生絹の着物です。番組案内では、極上の風合いが見どころとして挙げられています。
一般的な着物という大きなくくりではなく、糸そのものの状態や織り上がりの質感に焦点が当たるため、同じ絹でも加工の違いによって見え方や触感が変わることが分かります。
映像で見る際は、光が当たったときの反射、布が動いたときのやわらかさ、表面のしなやかさに注目すると、番組タイトルの「高貴な輝き」という言葉が何を指しているのか理解しやすくなります。
真綿は布団だけではない?春日大社の「真綿の禄」
今回の中でも特に文化的な背景が深いのが真綿です。真綿は布団などに使われる素材として知られていますが、番組では繭を押し広げて真綿を作る職人技も紹介されます。
さらに、春日大社の春日祭で天皇の勅使に贈られる「真綿の禄」が取り上げられます。番組情報では勅祭を特別撮影したとされており、生活用品としての真綿とはまったく異なる、儀礼の中での役割を見ることができます。
この場面では、絹が単なる衣料素材ではなく、歴史ある儀礼や格式と結びついてきたことが伝わってきます。なぜ真綿が贈り物として用いられるのか、その背景を意識して見ると印象に残りやすいでしょう。
絵絹と裏彩色、日本画の表情はどう生まれる?
後半の注目は、日本画に使われる絵絹です。紙とは違う絹の支持体に絵を描くことで、独特の透明感や奥行きが生まれます。
番組では、日本画家・福田平八郎が絹に描いた「牡丹」の秘密が取り上げられます。さらに、絹ならではの技法である裏彩色にも焦点が当たります。
裏彩色は、表から色を重ねるだけではなく、絹の裏側から色を入れることで表情を作る技法です。絹の透過性を生かすため、紙とは違う発色や深みが生まれる点が見どころです。
今回の放送は、生糸、生絹、真綿、絵絹という同じ絹由来の素材が、それぞれ全く違う用途と美しさを持つことを見せてくれます。
出演者は誰?
番組の案内では、案内役として草刈正雄さんが出演します。さらに、テキスタイル造形作家の大金晶子さん、日本画家の宮廻正明さん、京都絵美さんが登場し、語りは木村多江さんが担当します。
「美の壺」は、専門家の解説だけで押し切るのではなく、案内役と語りを通じて作品や工芸を見せていく番組です。今回も素材としての絹と、美術・工芸の世界を行き来しながら進むため、専門知識がなくても見やすい構成です。
再放送で見るならここをチェック
この回は10月18日にも放送されており、10月26日は早朝の再放送です。前回見逃した方は、生糸→生絹→真綿→絵絹という順番を意識すると、絹の用途が広がっていく流れを追いやすくなります。
特に、春日大社の「真綿の禄」と、福田平八郎の「牡丹」、裏彩色の場面は、絹が生活用品と美術品の両方に深く関わっていることが分かるポイントです。
参考にした情報
よくある質問
美の壺「高貴な輝き 絹」は何時から放送ですか?
2026年10月26日(月)午前5時55分から午前6時25分まで、NHK Eテレ1東京で放送予定です。
今回は何が紹介されますか?
蚕の繭から作る生糸、生糸だけで作る生絹の着物、真綿作り、春日大社の「真綿の禄」、絵絹、日本画の裏彩色などが紹介されます。
福田平八郎の作品も登場しますか?
はい。番組情報では、福田平八郎が絹に描いた「牡丹」が取り上げられ、その表現の秘密が紹介されます。
まとめ
10月26日の「美の壺 選『高貴な輝き 絹』」は、絹を生糸、生絹、真綿、絵絹という4つの姿から味わう回です。
春日大社の儀礼から福田平八郎の日本画まで、一本の糸が工芸、信仰、美術へと広がっていく様子を見られるのが最大の見どころです。絹の光沢だけでなく、その美しさを支える技と文化に注目すると、30分の内容をより深く楽しめます。

