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イベント

2025年の大阪万博とIR誘致への筋書き

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2018年11月、2025年の大阪万博が正式に決まりました。大阪万博をきっかけにして、今後関西地方は大きく発展していくことが見込まれます。また同時に、大阪へIRを誘致する筋書きも本格的になったのです。記事では、2025年の大阪万博が決まった経緯やその内容、また大阪万博とIR設立の密接な関係についても解説します。


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2025年 大阪万博決定

2018年11月、2025年の万博開催地が大阪に決まりました。実は、48年前の1970年にも大阪で万博が開催されていたのです。その名も「日本万国博覧会」。1970年といえば高度経済成長の時期であり、日本全体で勢いがあった時代です。

1970年の日本万国博覧会

1970年に開催された日本万国博覧会のテーマは「人類の進歩と調和」。世界77カ国から6400万人の来場者があり、大成功を収めたイベントでした。岡本太郎の「太陽の塔」などは2018年現在でも有名だし、日本万国博覧会をモチーフにした浦沢直樹の漫画「20世紀少年」もヒットしたので、万博が開かれたという事実だけは知っている人も多いのではないでしょうか。
当時は、万博が開かれたことで道路などのインフラが急ピッチで整備されるなど、大阪のみならず日本全体の景気が向上したといいます。

2025年の大阪万博

今回、日本の大阪で2025年に万博が開催されることが決まりました。前回の開催から55年ぶりとなる催しです。2025年の大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」とのこと。大阪の夢洲(ゆめしま)がメインステージとなることも決まっています。その経済波及効果は6兆4000億円にもなるといわれるほどのビックプロジェクトです。
また大阪万博は単発で終わるイベントではなく、インフラ整備やIR誘致も見据えた計画だといわれています。

2025年万博が大阪に決まった経緯

2025年の万博は、最初から大阪で行われることが決まっていたわけではありません。他にも候補地がありました。最終的に争うことになった候補地は、日本の大阪の他に、ロシアのエカテリンブルク、アゼルバイジャンのバクーの3都市です。どのような経緯で決まったのでしょうか。

エカテリンブルクとバクーの万博テーマ

ロシアのエカテリンブルクが掲げた万博テーマは「世界の変革=将来世代のためのイノベーションとより良い生活」です。ロシアはプーチン大統領のイメージが強い国だと言えるでしょう。
アゼルバイジャンのバクーが掲げた万博テーマは「人的資本の発展、よりよい未来の構築」です。あまり聞き慣れない人もいるかも知れませんが、アゼルバイジャンという国は、かなりの親日国です。

投票スタイル

2025年の万博開催地を決める決戦定評は、各国が無記名でおこなう投票スタイルで行われました。通常、全投票数の3分の2を獲得した国に決定するはずだったのに対し、1回目の投票では票が割れたといいます。

【1回目投票結果】
大阪(日本) 85票
エカテリンブルク(ロシア) 48票
バクー(アゼルバイジャン) 23票

この時点で3分の2という条件は、どの国もクリアしていません。そこで上位2カ国である日本とロシアで決選投票が行われます。ポイントはバクー(アゼルバイジャン)に集まった票が、どちらの国に流れるかという点です。

【2回目投票結果】
大阪(日本) 92票
エカテリンブルク(ロシア) 61票

2回目の投票によって日本の大阪が確定しました。投票の内容は公開されていませんが、親日国であるアゼルバイジャンの票の多くが日本に流れたのではないかと言われています。

大阪が掲げる2025年の万博構想

2025年の万博開催が決定した大阪は、どのようなイベントにしようと考えているのでしょうか。項目ごとに解説していきます。以下の情報はこちらを参考にしました。

メインテーマ

いのち輝く未来社会のデザイン
Designing Future Society for Our Lives

2025年の大阪万博のテーマは、抽象的すぎて少しわかりにくいという意見もあります。また、どのような意味にも受け取れるので、自由な発想ができるという意見もありました。

サブテーマ

多様で心身ともに健康な生き方
持続可能な社会・経済システム
・「人」(human lives)にフォーカス。
個々人がポテンシャルを発揮できる生き方と、それを支える社会の在り方を議論。

2025年の大阪万博の大きなテーマには「健康」があるようです。

コンセプト

未来社会の実験場
People’s Living Lab

展示をみるだけでなく、世界80億人がアイデアを交換し、未来社会を「共創」(co-create)。
開催前から、世界中の課題やソリューションを共有できるオンラインプラットフォームを立ち上げ。
人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信。

AIやロボットなど、最先端の技術を媒介として、近未来的な催しが行われることを予感させるコンセプトです。

開催地「大阪」の魅力

日本、大阪・関西で開催する 万博の多彩な魅力

・日本経済及び大阪・関西の地域経済の活性化やビジネス機会の拡大による中小企業の経営強化により、約2兆円の経済波及効果が見込まれる。
・大阪・関西が世界に誇るライフサイエンス、バイオメディカルの集積が、万博のテーマに沿った新たなイノベーションでさらに発展する。
・悠久の歴史・文化を誇る大阪・関西が、異なる文化との交流を通じて、さらに豊かなものとなり、世界における圏域の認知度が向上する。
・日本の様々な分野における次世代の若いクリエーターが、自らの才能を世界に向けて発信できる。
・日本には世界で最も安全な環境、先進的な交通インフラが整備され、大阪・関西は、世界の主要都市のどこからでも容易にアクセスできる。

大阪は、東京都ともに日本が誇る大都市です。インバウンドによって多くの外国人にも知られています。

2025年大阪万博の開催情報

開催予定地:夢洲(ゆめしま)※大阪市西武の人工島で約115ha(東京ドームは約4.7ha)ヘクタール
開催期間:2025年5月3日(土)~同年11月3日(月)【185日間】

一部では負の遺産とも言われていた夢島を活用して、GW時期、夏休み、紅葉の季節の間、2025年大阪万博は開催されます。世界中から旅行者が予想されるだけでなく、日本全国から観光客が訪れるでしょう。

2025年大阪万博の試算

想定来場者数:約2800万人
会場建設費:1200~1300億円
直接的経済波及効果:約1.9兆円(全体では6.4兆円※大阪府試算)

1970年の万博では6400万人が来場したことを考えると、2800万人という予想は、少し弱気な気もします。しかし、経済効果は大いに期待できそうです。
一方気になるのは会場建設費。今後予想を上回って予算を圧迫するのではないかと懸念されています。

2025年大阪万博を開催することで得られるメリット

2025年に大阪で万博を開催することのメリットはなんでしょうか。インフラ整備やIR誘致にどのような影響があるのか注目されています。

交通網の整備

大阪万博の会場となる夢洲のインフラは、2018年現在、陸の孤島と称されるほど十分とは言えません。そのため交通網の整備などが決定・予定されています。
JR西日本では、USJがある桜島線を夢洲まで延伸すると決まりました。大阪メトロでも同様に中央線のコスモスクエア駅から夢洲駅(仮称)まで延伸するとのことです。また、京阪電気鉄道では、中之島線を延伸します。大阪メトロは、中央線との接続を検討中です。
さらに夢舞大橋では、4車線から6車線に拡幅する計画も出ているといいます。

関西地方の交通ハブとなる

インフラ整備がうまく行けば、大阪から夢洲まで30分程度で行き来できるようになり、さらに京都までも行きやすくなると言われています。つまり多くの主要都市と夢洲・舞洲エリアがつながることで、交通のハブ化にも期待が寄せられているのです。
大阪万博が決定した今、会場となる夢洲への交通網の整備は必須事項。そのための再開発が急がれます。インフラが整えば、2025年の大阪万博以降も夢洲エリアが賑わうことになります。大阪万博はもちろん、IR誘致にも良い影響を与えると期待されています。

民間事業者も潤う

また、今回のインフラ事業はすべて税金で賄うわけではありません。民間企業も出資する計画があります。インフラが整えば経済も良くなり、景気も上向きになると予想する声もあるのです。例えば、はじめは何もなかった土地にテレビ局などができて地価が上がった東京のお台場のように、夢洲・舞洲エリアも大きく発展するかもしれません。

かかる費用は3等分

また、大阪万博を開催するためには費用がかかります。今回誘致を決定するために約36億円かかったと言われており、また新たに会場を建設するために1200~1300億円程度の予算が必要になると言われているのです。これらの費用は、「国」「大阪府・大阪市」「関西の民間企業」で3等分する計画があります。例えば会場建設費1200億円を3等分するので、それぞれが400億円程度負担することにあります。

またすでに決まっている地下鉄の延伸事業費として約540億円の費用がかかります。そのうち200億円程度は大阪市が負担することが決まりましたが、残りをIR事業者で負担するかどうかも検討中だといいます(2018年11月現在)。事業者にとっては、資金難で計画が遅れることは、大きなビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。大きなメリットを享受するためには、事前の投資が必要だということです。

大阪万博の次はIR誘致

IRとは統合型リゾートのことです。カジノ施設を筆頭にあらゆる娯楽施設がひとまとめになった施設のことを指します。アメリカのラスベガスのようなイメージをする人も多いでしょう。
大阪は、大阪万博の次にはIR誘致を狙っているのは明らかです。もしIRが誘致されれば、その経済効果は凄まじく、開発までの累計として1兆3300億円、開発後にも年間6300億円の経済効果があると言われています。

しかし夢洲・舞洲エリアへの誘致は、容易ではないという意見が大多数です。一番のネックはインフラが未整備だということ。2025年の大阪万博に向けて交通網が整備される見通しはできましたが、2018年現在、まだ整っていません。そのため大阪万博を成功させるためはもちろん、IR誘致を成功させるためにも交通網の再開発は必須事項なのです。つまり大阪万博とIR誘致には、切っても切り離せない関係があります。

IRは大阪に来るか?

IR(統合型リゾート施設)を設立するための基本法案「IR推進法」や、国内に最大で3箇所までIR施設を作ることが盛り込まれた「IR実施法」はすでに決定しています。この2つの法案を通すためには、大阪維新の会が大きく貢献していると言われており、その貢献度を鑑みると、IR誘致は大阪に有利に働くのではないかという見方が有力です。

IRを大阪で開業するための道

大阪府と大阪市は、2018年7月にIR実施法が成立したことで、大阪にIRを開業することを計画しています。そのためにはIR区域として認定されなければなりません。先述したとおり、大阪維新の会の貢献度は高く、国から選ばれる可能性も高いと言われていますが、油断はできないでしょう。
しかし区域認定されないことには、大阪府・大阪市が事業者と話し合うこともままなりません。そのため大阪府の松井一郎知事は、仮でもいいので認定がほしい旨を国に伝えています。

本格的なIR区域認定は2020年頃だと予定されていますが、2019年にも仮認定がでるかもしれません。仮に大阪が認定されたとすれば、最短でも2024年ごろにはIRを開業する予定としています。2024年といえば、翌年には大阪万博を控えているタイミングです。スケジュール的に詰まっているので、大阪でIRを実現するためには、できるだけ速い区域認定がポイントとなります。

一定数以上の日本企業の参画がIR成功の鍵

日本のIR事業は、外国から見ても魅力的な計画です。アメリカのカジノ業者の中には、1兆円規模で出資するという話も出ているといいます。この際ポイントとなるのは、外国企業をどの程度含むかということです。せっかく日本で行うIR事業であっても、日本企業が少なければ、国として得られる利益がしぼんでしまいます。そのため、実際に企業を選出するまえには、きちんとした制度を設計することが大事なのです。

2025年大阪万博・IR誘致に向けた関西の課題

2025年の大阪万博、それと同時にIR誘致に向けて、大阪を始めとする関西が取り組まなければならない課題があります。陸のインフラ整備の目処はある程度立ちましたが、問題視されているのは空の交通網です。

関西における国際線利用者は関東の半分以下

2017年のデータでは、関西空港の国際線を利用した人の数は約2000万人。関西には他に大阪空港と神戸空港がありますが、この2空港では国際線の受け入れ自体がありません。対する首都圏には2つの空港があります。成田空港の国際線利用者は3000万人超。羽田空港でも1700万人程度です。
関西は関東に比べて、国際便の受け入れが少ないことが目立ちます。大阪万博やIRが本格化すれば、外国からのインバウンド観光客が増えることが予想されるでしょう。対応するためにも国際線の受け入れ増加が望まれています。

台風の教訓を活かす

2018年には台風によって大きな被害を被った関西地方。空の玄関口である関西3空港にも影響が出ました。仮に唯一の国際線を扱う関西空港が受け入れ不可となった場合、外国人が関西へやってくる手段がなくなってしまいます。今後、2025年の大阪万博、2024年予定のIR設置に向けてインバウンド顧客も受け入れていくにあたり、空の玄関口が1つだけでは心もとないのが正直なところでしょう。関西3空港すべてで国際線を受け入れるには、規制緩和などが必要になると言われていますが、検討しなければなりません。

2025年大阪万博とIR誘致は日本の景気向上につながる

2025年大阪万博とIR誘致が実現すれば、大阪をはじめとする関西地方を活性化するでしょう。同時に日本全体の景気向上にも貢献することを期待されています。実際、2025年の大阪万博では、日本各地からコンテンツが集まる計画もあると言われているのです。開催期間も約半年あるので、日本や外国から多くの観光客が訪れるでしょう。

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