住宅ローンの利息を下げる、たった1つの大切なポイント

住宅ローンを返済する時に気になるのは利息です。

利息は、借り入れた金額そのもの(元金)とは別に、金融機関へ支払うお金のことを言います。

元金と利息を合わせたものを、総返済額といいます。

住宅ローンは借入額が多くなるため、数パーセントの金利でも、多額の利息を負担することになります。

今回は、住宅ローンの利息の増え方について基本事項を確認します。

利息を決める3つの要素

住宅ローンの利息を決めるためには、以下の3つの要素が関係します。

  • 借入額
  • 金利
  • 返済期間

借入額は、その名の通り、金融機関から借りた金額です。

金利は、借入額に対してかかるもので、利息を導き出すために必要な数字です。

返済期間は、借入額と利息を合わせた総返済額を返済するために定める期間のことです。

利息は数パーセントの金利で大きく変わる

利息を決める金利は、数字だけみると数%と微々たるものです。

しかし、住宅ローンの場合は、かかる借入額が大金となることから、数%の金利でも、利息の額は大きくなります。

その利息の額は数百万から数千万にまでなることも。

また、金利が少し変化するだけでも利息に対する影響は甚大です。

例えば1千万程度の借入額の場合、金利が1%変わるだけで、総返済額が100万円以上変わってくることもあるほどです。

マイホームを購入する時の常套句として「賃貸は、家賃を払うだけで資産が残らない。家賃など馬鹿馬鹿しい」というものがあります。

しかし、賃貸派からしてみれば、マイホームの利息を払うほうが馬鹿馬鹿しいとなるのです。

利息を少なくする返済期間

金利は国や金融機関などによって決められます。

自分がいくら頑張っても変えられるものではありません。

しかし、返済期間は自分で設定することができます。

住宅ローンの利息を少なくするためには、この返済期間を調整するのが一番手っ取り早いでしょう。

同じ借入額と金利から導き出した利息でも、返済期間が25年と35年では数百万円も違ってくる場合があります。

返済期間は短いほうが利息支払い分が少なくなるので、総支払額も少なくなるということです。

つまり、利息を少なくしたい人は1年でも短く返済期間を組むとよいでしょう。

金銭感覚を正常に保つよう心がける

マイホームを購入する時は、数千万円単位でお金のことを考えるので、金銭感覚が麻痺してしまいます。

すると、数百万円なんて端数、はした金、と考えてしまいがちに。

実際には、数百万円の貯金をしようとしたら、毎月のお小遣いから少しずつ貯金にまわして、苦労をして、何年もかけて貯める金額です。

この感覚が麻痺してしまわないように気をつけましょう。

金銭感覚が正常なら、少しでも利息が少なく済むように、住宅ローンのプランを考える事ができると思います。

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