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供養について知りたい!お盆にはどうすればいい?

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供養について正しい知識をお持ちでしょうか。亡くなった人のために行うという概略は知っていても、詳しく理解している人は少ないかもしれません。7月8月はお盆の時期であり、帰郷してお墓参りをする人もいるでしょう。この機会に供養について正しい知識を身につけてみませんか?

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供養とは? 供養に込められた意味

供養という言葉の由来は、サンスクリット語で「尊敬」にあたります。供養の本来の意味は、仏、菩薩、諸天などに供物を捧げること。ちなみに諸天とは天上界の神仏たちのことであり、供物とは香華、燈明、飲食など。そして、香華(こうげ)とは、お香とお花のことを指します。
また燈明(とうみょう)とは、神仏に供える灯火のことであり、現代ではろうそくや電球を使って代用する場合が多いようです。仏教では、闇を照らす智慧の光として、重要な供物の一つに挙げられれています。
飲食(おんじき)とは、おもてなしのための料理のこと。お盆には、一汁三菜の精進料理の御膳を用意することが、マナーとして守られています。

供養の対象、供養のやり方

供養には、神仏に対するものと、死者や先祖に対するものがあります。後者の認識が一般的であり、死者の冥福を祈るための行為として認知されているでしょう。
無宗教の場合、供養の方法は決まっていません。そのため、親族で集まり食事をすることで、故人に対する供養としている場合が多いようです。
仏教徒の場合、僧侶に読経供養を行ってもらいます。読経供養は、49日や1周忌などのタイミングに、お寺や自宅で行われるのが一般的とされています。

供養の種類

葬儀を終えた後のお骨の扱いも供養の一つ。今までは霊園のお墓に納めることが一般的でした。しかし、最近では墓石ではなく木々を目印としてお骨を埋葬する供養や、お墓の継承の負担を避けて納骨堂や永代供養墓での供養、海洋散骨や山林散骨といった供養などさまざまな方法があります。個人が持つ宗教観や死生観が、供養の方法を多様化させているといえるでしょう。

永代供養(えいだいくよう)とは?

永代供養とは、遺族や子孫に代わり、寺院や霊園が管理を行う供養の方法の一つです。また、身寄りのない人、後継ぎがいない人の供養手段でもあります。現代では墓石を立てられない家庭の選択肢の1つとなっています。
また、永代という名前ですが、遺骨の安置期間は定められていることが一般的です。寺院や霊園によって期間の定め方は変わります。普通は33回忌までが多いと言われていますが、17回忌や50回忌、相談によって決めることもあります。

永代供養の方法

永代供養の供養方法は、大きく2つ。遺骨を個別に供養する分骨型と、他の人と一緒に供養する合祀(ごうし)があります。さらに分骨型は、単独墓と集合墓に分けられます。

単独墓と集合墓

単独墓は、通常のお墓と同様に、個別の墓石を立てること。集合墓は、遺骨は分けられているけれど、複数の人の遺骨と一緒に一つのお墓に納める方法です。
合祀は、遺骨を分けず、他の人と混ぜて一緒に納骨する永代供養の方法です。費用が安いというメリットがある反面、後から遺骨を取り出すことができないなどのデメリットもあるので気をつけましょう。

永代供養の契約期間終了後は?

契約期間の終了後の扱いは、他の遺骨と一緒に供養されることが一般的です。ただし、遺骨の埋葬方法などに決まりはなくさまざまなので、気になる方は事前に確認すると良いでしょう。
費用は、納骨方法や管理期間など内容によってさまざま。数万円から数百万円と幅があります。

供養と法事の違いは?

仏教において亡くなった人は、7日おきに閻魔大王による裁きが実施されるといいます。そうして、49日目に極楽浄土へ旅立つ資格があるか判定がくだされるのです。それまでの期間を忌中といいます。
遺族は、忌中のあいだ7日ごとに法事を行うことで、亡くなった方の冥福を祈ります。最初の法事を初七日といい、読経や焼香などをおこないます。現在では葬儀当日に続けて初七日を行うことが増えています。
その後は7日ごとに、二七日(ふたなぬか)、三七日(みなぬか)と法事を重ねることになります。いづれも身内で行うことが一般的でしょう。そして49日目に七七日(なななぬか)を迎えると、僧侶による読経や友人知人による焼香などが行われます。
この日を忌明けとし、お墓などへの納骨も行うことが一般的です。
法事は法要とも呼ばれ、故人の冥福を祈る供養の一つとされています。親類縁者が集まる法事は、故人を通して人とのつながりを実感することができる機会でもあります。そのため遺族にとっては、故人を亡くした悲しみから立ち直るきっかけにもなるでしょう。

お盆におこなう供養とは

お盆とは、先祖や亡くなった人たちが、あの世から家族の元へ帰ってくるとされる時期のことです。供養が行為を表すのに対し、お盆とは行事が行われている期間をさします。

新盆と旧盆の違いは?

お盆には、新のお盆と旧のお盆があります。新のお盆は、主に東京などで呼ばれており7月に行われています。対する旧のお盆は、地方で呼ばれることが多く8月に行われることが多いようです。
お盆の認識が地域によっているのは、明治初期に日本の暦が変わったり、土地ごとのルールを優先したり、いろいろな理由によるからといわれています。そしてお盆とされる期間は、古くからの風習などに基づいて、13日~16日とされているのです。

お盆のスケジュール-お盆入り

お盆入りと呼ばれる13日には、先祖の霊を呼ぶために迎え火を焚きます。
迎え火は、家や門の出入り口で、焙烙(ほうろく)と呼ばれる平皿に乗せたオガラに火をつけることを指します。オガラとは皮を剥いだ麻のことで、お盆の時期のホームセンターなどで売っています。また提灯やろうそくなどを用いる場合もあるでしょう。

お盆のスケジュール-期間中

お盆の期間中には、ナスやきゅうりを飾る風習があります。しかし、この風習は主に関東、東北、北陸など東日本で見られる風習であり、西日本では何も飾らない地域が多いといいます。
ナスやきゅうりは、牛や馬に似せて飾られ、精霊牛(しょうりょううし)、精霊馬(しょうりょうま)と呼ばれています。
牛と馬に似せる理由は、早くご先祖様を迎えに行くために馬を、ゆっくりと丁寧に帰ってもらうために牛を形どっていると言われていますが、正反対の意味を持つ地域もあります。

お盆のスケジュール-最終日

お盆の最終日である16日には送り火を焚きます。送り火は迎え火と同様にオガラなどを燃やすことです。送り火は、地域によっては伝統行事として催されることもあります。
京都にある五山の送り火は、山でかがり火を焚く行事です。5つの山で火がつけられます。なかでも大文字山の送り火は有名です。また、長崎などではご先祖様の霊を送る精霊流しという行事が有名です。

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