20代女性の育毛剤の選び方5つのコツ

髪の毛の悩みを抱えている女性は多くいます。たとえば20代の女性であっても薄毛や抜け毛などに悩むことがあるのです。薄毛や抜け毛の悩みがある女性には、育毛剤が効果的な場合があります。しかし20代から育毛剤を使うことに、抵抗を感じる女性も多いでしょう。
20代だから育毛剤の使用が早すぎるということはありません。「育毛剤は本当に効果があるのか」「20代の女性に効果的な育毛剤の選び方はあるのか」など、育毛剤の使用を初めて検討している女性に役立つ情報を解説します。


 

20代女性が抱える毛髪の悩み

20代の女性に多い髪の悩みは、「つむじが目立つようになった」「生え際が薄くなった」「髪のボリュームが減った」など、薄毛や抜け毛に関することが一般的です。
毛髪の量は、加齢とともに減少する傾向があります。減少するペースには個人差があるため、20代から毛髪の減少が加速する人もいるでしょう。
髪の毛が少ないとヘアースタイルに制限が出ることがあります。また同年代の女性と比べてしまい、落ち込むこともあるかもしれません。

女性の薄毛の種類

女性の薄毛の症状には、いくつかのパターンがあります。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は、多くの女性が経験しているヘアトラブルです。一部分の髪の毛が薄くなるのではなく、全体的に薄毛や抜け毛の症状があり、髪の毛の全体ボリュームが減少します。
「分娩(ぶんべん)後脱毛症」は、女性特有の薄毛症状のひとつです。名称に「分娩後」とある通り、女性の妊娠出産の後に起きるヘアトラブルを指します。赤ちゃんがお腹にいる間に、母体の栄養の多くを吸収されてしまうことが一因です。

ひこう性脱毛症

ひこう性脱毛症は、頭皮環境の悪化が原因として起きる、薄毛や抜け毛の症状です。頭皮にフケが残ってしまい、毛穴を圧迫することで、毛髪が健康的に成長できなくなります。「生活習慣の悪化」や「あわないシャンプーの使用」などが主な原因です。またフケを気にして、入浴時に頭を強く洗ってしまうと逆効果になることがあります。適度に優しく洗ってください。また異常にフケの量が多い場合は、皮膚病である可能性もあります。気になる場合は、専門医に相談してください。

円形脱毛症

円形脱毛症は、文字通り円形に脱毛する症状です。このヘアトラブルは、突然発生することがあります。ある日なんの前触れもなく、頭皮の一箇所または複数箇所の髪の毛が、円形に抜けてしまうので、驚く人も多い症状です。過度なストレスや、アレルギーなどにより引き起こされると言われています。症状に気づいた段階で、病院へ相談してください。

けんいん性脱毛症

けんいん性脱毛症も女性に多い脱毛症です。女性が髪の毛をまとめるときに、つい髪の毛を引っ張るようにすることがあります。ポニーテールなどのヘアースタイルがそうです。長い時間、頭皮が引っ張られることになり、薄毛や脱毛の原因となります。けんいん性脱毛症の場合、頭皮に負担がかからないヘアースタイルに変えるなどの対策をしてください。また、頭皮をマッサージすることも効果的です。

しろう性脱毛

しろう性脱毛は、頭皮の皮脂が多過ぎることで起こる脱毛症だといわれています。十分に頭髪を洗えていなかったり、シャンプーがマッチしていなかったりすることが、皮脂が多くなる原因です。とくに、洗剤の洗い残しは良くないので、入浴時には念入りに流すようにしてください。

20代女性のヘアートラブルの原因

20代の女性が抱える髪の悩みは、いろいろな原因が考えられます。
自分の家系を振り返ったとき、薄毛の人がいれば遺伝が関係しているかもしれません。自分自身の体質が原因となっている可能性もあります。また個人差はあっても、加齢による薄毛は誰にでも起こり得るものです。
ホルモンバランスの乱れが原因になることもあります。髪に直接ダメージを与える可能性として、カラーリングやパーマも要因となるのです。
その他、過度のストレスや生活習慣の乱れも、髪トラブルの原因といわれています。

育毛剤とは

育毛剤は、効き目の強さなどによって「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のどれかに分けられます。発毛剤は、医薬品です。毛髪が生えていないところから、新しく毛を増やす効果があります。育毛剤は、医薬部外品です。現状、生えている髪の毛を強く太くすることで、毛髪が生えやすくなります。養毛剤は、化粧品です。養毛剤の効果は、頭皮のコンディションを整える程度にとどまります。
医薬品である発毛剤と、医薬部外品の育毛剤は、使い分けることで効果がアップするでしょう。

育毛剤の選び方のコツ

20代の女性は、どのような育毛剤を選ぶとよいのでしょうか。効果的な育毛剤の選び方にはコツがあります。

女性の育毛剤選びのコツ1_血行促進と保湿力が鍵

20代の女性のなかには、仕事やプライベートが充実している人も多いでしょう。しかし、不規則な生活や乱れた食生活が原因で髪に悪影響を与えている可能性もあります。過度なダイエットによるホルモンバランスの崩れも心配要素のひとつ。そんな20代の女子へのオススメは、血行促進をうながし、保湿力が優れた育毛剤です。

女性の育毛剤選びのコツ2_有効成分の含有量チェック

有効成分が入っているか、またどの程度入っているのかを確認してください。大切なポイントです。さらに毛根を活性化する効果があれば、尚良いでしょう。また、女性にとって大切なホルモンバランスを整えてくれるかどうかもチェックしてください。

女性の育毛剤選びのコツ3_低刺激であること

どれだけ評判が良い育毛剤であっても、強すぎる刺激は逆効果になることがあります。そのため刺激のレベルが自分にあっているかどうかも、注意深く確認しておくべきです。

女性の育毛剤選びのコツ4_自分に合っているか

育毛剤を選ぶ際には、注意したほうが良いことがあります。第一に自分が抱える髪の悩みにマッチした育毛剤を選ぶこと。育毛剤の効能をよく理解してから利用しなければなりません。
また、肌が弱い人の場合は、低刺激の育毛剤を選んでください。効果が高いからといって、刺激の強い育毛剤を選ぶと、かえって髪に良くないことがあります。

女性の育毛剤選びのコツ5_女性用が基本

男性用の育毛剤より、女性用の商品を選ぶほうが無難です。男女の育毛剤の違いは、有効成分にあらわれます。
男性の方が皮脂の分泌量が多くなるのが一般的です。そのため男性用の育毛剤は、皮脂に効く有効成分が多く配合されています。女性がこれを使用すると、頭皮に炎症を起こしたり、かぶれを引き起こしたりする可能性があるため、気をつけてください。
女性用の育毛剤には、女性ホルモンを正常に保つイソフラボンなどが多く含まれる傾向があります。繊細な女性の肌に合わせた配合がされている育毛剤も多いので、自分にあったものを選ばなければなりません。
また男性用の育毛剤には、授乳中や妊娠中の女性に悪影響を与える成分が含まれているケースもあります。注意が必要です。

髪に優しい生活を

髪の悩みを解決するには、育毛剤が効果的です。また規則正しい日常生活を身につけても効果があります。
まず生活習慣を整えること。食事の時間や睡眠時間など、毎日バラバラでは体内のバランスが崩れてしまいます。仕事やプライベートが忙しい時期でも、できるだけ意識して調整してください。
十分な睡眠をとることは、ヘアトラブルを避けるためには大切なことです。ひとによって必要な睡眠時間は異なりますが、毎日6~8時間程度を目安に眠るようにしてください。
ストレスを発散することも、髪の毛にはプラスに働きます。運動や趣味に没頭するなど、心身ともにリフレッシュするよう心がけてください。
栄養バランスのいい食事をとることも大切です。髪の毛はタンパク質やアミノ酸で構成されています。過度なダイエットによって、これらの成分が不足すると、健康的な髪の毛は生えてこない可能性があるでしょう。そのため、髪の悩みを解決したいのならきちんとご飯を食べることが大切です。

 

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