BIOS(バイオス)とは?簡単に理解するために擬人化してみた

BIOS(バイオス)は、コンピューターの専門家でなければ理解が難しいかもしれません。しかし、パソコンを使っていると、まれに耳にする言葉でもあります。そのためザックリと簡単に理解したい人もいるでしょう。
記事では、BIOS(バイオス)やパソコンを、家族として擬人化することで簡単に解説します。「BIOS(バイオス)とはなにか」と初めて知りたくなった人は、参考にしてください。

 

BIOS(バイオス)とは、早起きの育メンパパ

専門家でもない人に、いきなり「BIOS(バイオス)とは」と説明しても頭に入らないかもしれません。できるだけイメージしやすいよう、家族に擬人化して説明します。

パソコンを家、そこで暮らす家族をプログラムとしたときに、BIOS(バイオス)は、早起きの育メンパパだと想像してください。パパは毎朝、新聞がポストに投函される音で目を覚まします。新聞の投函が、パソコンのスイッチを入れる行為だと考えてください。
家族の中で一番に目を覚ましたパパは、朝ごはんの下ごしらえをしたり、洗濯を干したりといった基本的なルーティン作業をします。その後、ママや子供たちを起こすのです。
共働きとして働くママは、パソコンの中でも重要なOSです。OSとは「Windows」や「Mac」といったソフトのこと。子供たちは、キーボードやマウスといったデバイスに例えられます。
家族を起こすところまでが、パパ(BIOS)の重要な役割です。ママ(OS)が起きたら仕事を引き継ぎます。子供たち(各デバイス)は、パパよりママになついているからです。そのためママが、子供にご飯を食べさせたり、着替えさせたりして、保育園に連れていく用意をします。

「最初に動き、作業を引き継ぐ」がBIOS(バイオス)の特徴

BIOS(バイオス)を理解するときのポイントは、パソコンが起動するために最初に動き、OSが立ち上がったら作業を引きつぐ点にあります。多くの人は、パソコンの電源が入るとWindowsやMacといったOSがスタートすると勘違いをしているのです。正しくは、電源スイッチを押すとマザーボードに電気が送られ、そこに接続されたBIOS(バイオス)が起動。その後BIOS(バイオス)が、OSをスタートさせたり、キーボードやマウス、ハードディスクなどのデバイスを一部起動させます。

「一部」だけ起動させるとあるのは、OSに作業を引き継ぐからです。なぜならキーボードやマウス、ハードディスクは、基本的にOSで制御するように作られています。そのためOSに作業を引き継いだ方がよいのです。

BIOS(バイオス)の設定画面

BIOS(バイオス)はパソコンを起動するときに、最初に動くプログラムです。逆に考えると、BIOS(バイオス)を操作すれば、パソコンを起動させることもできます。

ちなみに BIOS(バイオス) を利用したPCの自動起動する方法をまとめた記事は下記です。ご興味がある方は御覧ください。

BIOS(バイオス)を操作するには設定画面を出さなくてはなりません。パソコンのスイッチを入れて、ロゴが表示されたタイミングで、呼び出しキーを押すことで、BIOS(バイオス)の設定画面を表示できます。
呼び出しキーはパソコンメーカーによって異なりますが、多くの場合は「F2」、まれに「ESC」や「F1」キーを使うのです。

BIOS(バイオス)の設定画面では、基本的にマウス操作ができません。キーボードの矢印キーを利用します。そのため慣れない人は戸惑ってしまいがちです。しかし、落ち着いてゆっくり操作すれば問題ないでしょう。

BIOS(バイオス)をザックリ理解してパソコンに親しむ

普通にパソコンを使っているだけでは、BIOS(バイオス)を意識することはあまりありません。しかし無意識でも、実際にはBIOS(バイオス)を使っているのです。パソコンに対する見方を少し変えるだけで、今までより親近感を感じることができるでしょう。

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